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知事記者会見(平成24年1月17日)

印刷用ページを表示する掲載日2012年1月17日

記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 
会見日:平成24年1
月17日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/2 2/2

(発表項目)

過疎地域の未来創造支援事業について
 
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/2]をご覧ください。

(質問項目)

大河ドラマ「平清盛」に係る兵庫県知事の発言について
広島刑務所からの脱走について
社会保障と税の一体改革について
 
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/2]をご覧ください。

広島刑務所からの脱走について
阪神・淡路大震災17年について
 
※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/2]をご覧ください。

【会見録】

 (幹事社:広島テレビ)
 それでは,定例会見,始めます。
 湯崎知事,お願いします。

○ 過疎地域の未来創造支援事業について

(知事)
 はい。私からはですね,「過疎地域の未来創造支援事業」について,一言だけ,申し上げます。11時から別途,別の会場でですね,「過疎地域の未来創造支援事業」について発表させていただきます。
 これは,ご承知のとおり,中山間地域において地域に若者が定着できるように,そういう市町の計画的な取組を支援するものであります。
 昨年度は,庄原(市)と世羅(町)の2市町を採択いたしまして,仕事づくりを中心として,地域に新しい活力が芽生え始めているというところであります。
 今年度は,新たに7件でありまして,本日は,該当いたします7つの市長,町長にもお越しいただいて,具体的な内容を披露したいと思っておりますので,またよろしくお願いいたします。
 私からは,以上であります。

(幹事社:広島テレビ)
 じゃあ,今日は,代表質問はありませんので,質問ある各社さん,よろしくお願いします。

 

○ 大河ドラマ「平清盛」に係る兵庫県知事の発言について

(読売新聞)
 読売新聞の矢澤です。
 今年からNHKの大河で,清盛,始まりましてですね,各種タイアップしたキャンペーンなどにもいろいろ取り組んでおられるんですが
,先日,1回目を終えてですね,兵庫県知事の方からですね,少し番組の内容に対する個人的な意見だったと思うんですが,ありましてですね,2回目終わって,知事がご覧になってのですね,率直の感想とですね,タイアップしてる側として,これからの期待とかですね,意見などがあればですね,改めて井戸知事のコメントも踏まえた上でちょっと伺いたいんですが。

(答)
 うちのテレビは最新液晶なんで,とってもきれいに映ってましたけど。すごく力強い,良い感じじゃないかなと。ちょっと力がすごいこもってるなっていうところはありますけど,でも,それが新しい清盛像で,良いスタートじゃないかなと思いますね。
 あと,やっぱり,画面が汚いかどうかっていうのは,私は今風のリアリズムを追求した感じだし,個人的にはなんか,今風と言いながら,黒澤明の「羅生門」を何か,思い出すような感じの映像作りでよかったんじゃないかなと思います。
 〔井戸兵庫県知事の〕コメントそのものはね,人それぞれ受け止めがあるとは思うんですけど,僕は,そういう感じで。はい。
(読売新聞)
 視聴率がですね,少し,初回振るっていなかったっていうことがあって,今後に期待というのがあると思うんですけど,番組を見てです
ね,広島に来てみたいなと思う方が増えるにはですね,どんなところに,リアリズムにプラス期待したいですかね。

(答)
 やっぱり,これからの話の展開が盛り上がっていくっていうことが1つと,それからもう1つはこれまでヒールですよね。清盛って。ヒールの清盛がヒーローになっていくっていうこの変身っていうかね,このイメージの塗り変えっていうのがすごく楽しみにしてますし,皆さんそれでイメージ一新されてくると,その功績を見たいということでまた,広島とか宮島とかね,音戸とかあるいは神戸もですね,行かれるんじゃないかなと思いますけど。
(幹事社:広島テレビ)
 そのほか,いかがですか。

○ 広島刑務所からの脱走について

(RCC)
 RCCの真田です。先週,広島刑務所の脱走事件というものがございましたけれども,県民の安全が脅かされた事件ということで,知事の方はどのように受け止めてらっしゃるか。それから県内には尾道にも,合わせて2つの刑務所,施設がございますけれども,そういった監視体制ですとか,ご認識,それから刑務所に対して,今後,申し入れ等々をなさるご予定があるか,そのあたりをお聞かせください。

(答)
 そもそも,脱走っていうのはあっちゃならないこと。特に今回のような凶悪犯がいとも簡単に脱走するっていうのはちょっと考えられないことじゃないかなというふうに思っています。
 刑務所と矯正局,担当の所管局ですけれども,に対しては,こういうことがないようにきちんと原因究明をしたうえで対策をとっていただきたいというのは既に申し入れさせていただいてますので,しっかり対応していただきたいと思っています。

(幹事社:広島テレビ)
 そのほか,いかがですか。

 

○ 社会保障と税の一体改革について

(時事通信)
 時事通信の宮内です。よろしくお願いします。昨年のことになってしまうんですが,政府の,国の予算編成の関係で,いわゆる消費税の増税分について中央政府と地方政府の配分割合等が決着したんですけれども,前段階として消費税を増税することについて湯崎さんはどうお考えかということと,もう1つは配分割合について適正であるのかどうかということについてお考えを聞かせてください。

(答)
 消費税については,今,国の社会保障の状況といいますか,そもそも人口構造としての,高齢者が大幅に増えていって社会保障費が増大をしていくという状況の中で,引き上げというのは,これは避けられないことであろうと思います。
 他方で今いろいろ議論になってますけれども,その前提としてはさまざまな無駄の排除というか,それは公務員の問題もあると思いますし,それ以上に事業そのものですよね,そこにもっともっと徹底的に切り込んでいかなきゃいけないんじゃないかなと思いますけれども,そういうことをもっと徹底してやる必要があると思います。
 ただ,じゃあそれが前提で消費税を上げなくていいかというとそういう事態ではないというふうに思っておりますので,あらゆる方策を講じて財政の改善を図らなければいけませんが,その一環として消費税の増税というのは,これはやらないとそれこそ国が破綻してってしまうんじゃないかなと受け止めています。
 国と地方の配分というのは,これもそういうゼロサムゲームみたいな,なんか引っ張り合いをやってること自体がばからしいなというのが正直なところで,それはとりもなおさず地域の課税についても国が決めている,そういう事態で,これはそもそもの地域主権の考え方からいってまだまだどんなことやっても地域主権には程遠いという現状がまさにこの税の引っ張り合いで表れているんじゃないかなと思います。
 具体的な配分についていえば,われわれが地域でやっているさまざまな施策の経費ですね,これについて十分に認められたと言い難いと思っていますので,その点については不十分だったかなと思っています。要するに,国と地方との関係の中で,国が,俺たちがやる事業は意義がある事業で地方がやる事業は意義がないといっているようなもんですから,それがやっぱりひるがえってみると地域主権とは程遠いなと,中央優先思想の現れ,あるいは中央が優れているという思想の表れのような気がします。
(時事通信)
 わかりました。ありがとうございます。

○ 広島刑務所からの脱走について

(NHK)
 NHKの加藤です。先ほどの脱走に関連してのことなんですけれども,そこで1つ。国の法務大臣が湯崎知事や松井市長に直接お会いしたいということで,陳謝したいということで日程を調整しているということなんですけれども,それは知事の耳に入られているかというのと,実際にそういう機会があった際にどういった点で,再発防止策にしても申し入れ等をされるかということについて伺いたいんですけれども。

(答)
 大臣がいらっしゃるということは仄聞してます。日程は調整してますけれども,なかなかちょっと,正直ここでっていわれても我々もスケジュールがあるんで,なかなかちょっと難しい状況かなと思うんですけれども。申し上げる内容っていうのは同じことですよね。そもそも脱獄できる刑務所っていうのは何だということで,甘いんじゃないですかということで,それはきちんと見直していただきたいということですね。
(幹事社:広島テレビ)
 そのほか,いかがでしょうか。
(中国新聞)
 中国新聞の村田です。関連ですみません。ひとつは,先ほど1回目の脱獄の話のところで,既に法務局等にですね,申し入れをされているということでしたけれども,いつ頃どんな内容をされたのかという点を教えていただきたいのと,人的なことにはならなかったですけれども,今回の危険性と言いますか,どういうふうに受け止められていらっしゃったかなという2点について教えていただいてよろしいですか。

(答)
 はい。あのいつかということについてはですね,ちょっと今正確にはあれですけど… いつだったっけ?
(事務方)
 〔脱走の〕翌日です。
(答)
 脱走の翌日です。その時にはですね,まだ捕まっていない状況だったので,まず当時は刑務所としても刑務官が再確保というか,のために動いてらっしゃる時だったので,それに全力をあげていただきたいと。警察と協力しながらですね。という点と,あとそれ以外に,ひと段落したところではね,先ほど申し上げたように,きちんと原因究明をして二度とないように対応して欲しいと言うことを申し上げました。
(中国新聞)
 原因究明については,いつ…

(答)
 いやいや,同じ時に言ったんですよ。ただ,今集中すべきは確保なんで,原因究明よりは確保じゃないですか。だからそれをまずやってくださいと。で,その後しかるべくきちんと対応していただきたいということを申し上げたということですね。
(中国新聞)
 人的な被害が…

(答)
 それは,私が一番危惧していたことで,今回そういった人的な被害がなかったということは本当に幸運であったとしか言いようがないと思っています。逃走犯の行動を想像するとですね,当然にどこかに進入をして,服だとか金銭の確保,それから外部との連絡ということをやるだろうなと想像してましたけれども,それがやっぱり結果としてはその通りになっていて,しかも,そういう場面に人と遭遇をするとですね,当然に危害を加えるということが想像できたので,そういう意味では非常に危惧をしていましたですね。それがなかったというのは非常に,これは運以外のなにものでもないと思っています。
(中国新聞)
 もう1点,脱走から3日間くらいですか,で捕まりまして,捕まえたのは広島県警の警察官でしたけれども,捕まるまでの期間が長かった,短かったと言えるのかどうかですが,そこについて知事がどのようにお考えかと,県警の相当の人数の方が出られて捜査に当たられたと思いますけど,県警の方の対応についてどういうふうに受け止めてらっしゃるのか。

(答)
 はい。県警の方にはですね,発生の直後から本部長とお話をして,すぐにも最大限の緊急配備体制をしいて確保に努めますというお話でしたので,警察の方にそこはお願いをしてですね,対応をしていただいたということでありますけれども,それについてはですね,3日で捕まったというのは,早いか遅いかというのは,これはちょっと何とも言えないことですけれども,とにかくそういった被害が最小限の中で逮捕されたということはですね,警察として十分やっていただいたのかなというふうに思っています。
(中国新聞)
 ありがとうございました。

○ 阪神・淡路大震災17年について

(読売新聞)
 すみません,繰り返しで。ちょっと別の話題になるんですが,今日が1月17日ということで,阪神大震災から17年目の日になります
。3・11の後でですね,初めての1・17ということで,防災…地域の防災とかですね,備えについていろいろな定義がされるべき年になるのではないかと考えております。今回,中央防災会議の方でも新たに断層帯の追加があってですね,被害想定が求められるような状態になっておりまして,いろいろ責任は重いと思うんですが,新たに今年の1・17に寄せてですね,その辺りのお考えとか意気込みについて伺えますでしょうか。

(答)
 はい,まず1・17〔阪神大震災〕の教訓としては,もちろん防災面であるとかいろいろありますけれども,ひとつはやはりどこで起きるか分からないということですね。
 神戸においてもああいう直下型の大きな地震が発生するとは想定されていなかったわけでありまして,広島県も非常に地震の少ない地域ではありますけれども,少なくとも一定の断層もあることが分かっている中で,我々のところには起きないんだという考えはですね,絶対にできないんだということがやはり一番心に留めておくべきことではないかなと思います。
 技術的な面についてはいろんな形で反映されていますし,また今回の3・11〔東日本大震災〕を踏まえた教訓というのもあるので,それは今防災計画の見直しを含めていろいろ対応しているところでありますので,それを今年ですね,政府の動きとも連携しながらしっかりと対応していきたいなと思っているところです。
(幹事社:広島テレビ)
 すみません,次がありますので最後にしたいと思いますが…。
 じゃあないようですので,会見を終わります。

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