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知事記者会見(平成22年12月7日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年11月1日更新

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

会見日:平成22年12月7日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3 2/3 3/3

(発表項目)

○総合特区計画プロジェクト・チームの設置について
○「2020広島県農林水産業チャレンジプラン」の策定について
○主要地方道本郷大和線(広島中央フライトロード)の供用開始時期について

   ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

(質問項目)

○総合特区計画プロジェクト・チームの設置について
○主要地方道本郷大和線(広島中央フライトロード)の供用開始時期について
○雇用について
  
  ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。


○行政委員の報酬について
○平成23年度県政の運営方針について
○行政委員の報酬について
○広島県経済財政会議について
○広島版産業革新機構について

   ※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

 

【会見録】

(幹事社:山陽新聞)
 幹事社山陽新聞の正本です。よろしくお願いします。
まずは,知事の方から発表項目があるということですので,よろしくお願いします。

○ 総合特区計画プロジェクト・チームの設置について

(知事)
 私のほうから2点〔3点〕ございます。
 1点目は,「総合特区計画プロジェクト・チーム」の設置についてであります。
 現在,国において,地域活性化策の一つとして,「総合特区制度」の検討が進められているのは皆様もご存じのとおりだと思いますけれども,本県としても,この総合特区制度を活用した取組について,検討を行いたいと考えております。
 このため,12月13日付けで,経営戦略審議官の下に「総合特区計画プロジェクト・チーム」を立ち上げることにしました。
 担当課長として,経産省〔経済産業省〕から出向者を一人来てもらって,スタッフと合わせて,3名でスタートしようと思ってます。
 以上でございます。

○ 「2020広島県農林水産業チャレンジプラン」の策定について

 2点目が,2020広島県農林水産業チャレンジプランについてであります。
 本県農林水産業の10年後の「めざす姿」というものを描いて,農山漁村地域の産業の核となる農林水産業を実現するための5か年計画である「2020広島県農林水産業チャレンジプラン」を策定をいたしました。
 このプランはですね,「産業として自立できる農林水産業の確立」を最も重要な目標としまして,「農林水産物の販売力の強化」など新しい視点を加えて取り組むこととしております。
 このプランは,農林水産業分野の中長期計画として,5年ごとに策定をしておるものですけども,今回は特に従来と違う点としては,農林水産業の分野ごとに,現状と課題を分析をした上で,10年後をめざす姿を明確に掲げて,それを実現するための取組について取りまとめたということであります。それから、机上のプランということではなくて,現場の状況からの積み上げを基本として取りまとめたということ,そして視覚的な表現なども加えて,分かりやすく努めたというところが特徴であります。
 計画については,ご覧いただくと,非常に絵もきれいで,これはどこかに外注したのかと聞いたら,「いえ,職員が全部作りました」ということで分かりやすい,なかなか外に出すと分かりにくくなっちゃうんですけど内部で作って分かりやすいものになったかなと思ってます。
今後,県としては,地域起点,それから選択と集中,協働連携の3つの基本姿勢のもとで,関係団体や事業者,そして市町と協働・連携をして,このプランを積極的に推進していきたいと思っております。
プランについては以上です。

○ 主要地方道本郷大和線(広島中央フライトロード)の供用開始時期について

 3点目がですね,主要地方道本郷大和線いわゆる広島中央フライトロードの供用開始の時期であります。
 このフライトロードは,山陽自動車道の河内インターチェンジと中国横断自動車道尾道松江線を結ぶ地域高規格道路として,平成4年度から,空港から三原の大和町までの区間10キロメートルについて整備を進めてきたところであります。
 今回,すでに平成14年に3.2キロメートルの供用が始まっておりますけれども,残りの区間が4月中旬に供用に必要な工事が完了するという見込みになりましたので,23年4月中旬に供用を開始をすると定めたものであります。
 今回の供用開始によって,整備中の区間約10キロメートルが全線開通となります。これによって空港へのアクセスが向上するとともに,経済活動あるいは観光振興といった面で地域の活性化につながるものと期待をしております。
 また,これもご存じの方,多いと思いますけれども,沼田川に空港大橋がございまして,支間長と言うんですか,380メートルあって,日本一のアーチ橋になります。山陽道から見てもずっと見えて,ご覧になった方も多いと思いますけども,すばらしい橋だと思っておりますんで,名称もつけましてですね,まさに,広島空港大橋というふうに名前を付けたいと思っております。地元の皆さんにも定着をしているということで,また分かりやすいということでそういう名前にしております。
私からは3点、以上であります。

(幹事社:山陽新聞)
 それでは,以上3項目について質問のある方はお願いします。

○ 総合特区計画プロジェクト・チームの設置について

(中国新聞)
 中国新聞の高橋です。すみません,総合特区でお伺いしたいんですが,現時点で知事が考えられる特区のイメージですよね。どのようなものを仕上げたいのかというイメージが1つとですね,あと地域主権にからんでの受け皿作りとどういうふうにつながっていくのかというのをですね,地域主権を進めるために地方への権限移譲を進めるためにという目的もあるかと思うんですが,その辺の考えをちょっと聞かせてください。

(答)
 具体的な中身についてはですね,これからプロジェクト・チームの方で構想を練ってほしいと思っているんですけれども,今回の総合特区で議論されていることは,従来の経済特区と違って,複数の,専門的にいうと法律事項にまたがるですね。規制緩和というのが目玉になってくると思っておりますので,従来の1点だけで何かが済むということではなくて総合的に,どういう分野になるか分かりませんけども,我々が提案している観光にしても,医療にしてもいくつかの法律が合わさって規制緩和をしていく,財源の話なんかもそこにくっついてくるということになろうと思うんで,そういった大きなイメージになるんではないかとは思ってます。
 そういう中で,当然,そういった規制にかかる権限が県の方にいただくなり,あるいは,規制緩和されるということで地域主権の推進にも役に立つと思います。
 特に地域主権の目的は,広島県としてはですね,今議論しておりますのが,地域が自立的に発展をしていくために地域主権が必要であるというふうに思ってますので,そういう観点からこういう制度に基づいて地域が活発になっていくのが最終的には地域主権に結びついていくというふうに考えておりますけども,ただ,最終的なその総合特区の制度設計がまだこれからですので,とにかくそれを踏まえながら事実を積み上げていきたいなというふうに考えているところです。

(幹事社:山陽新聞)
 プロジェクト・チームの今後のスケジュールはどのようになるんでしょうか。

(答)
 そうですね。スケジュールもですね,まさに制度がまだどうなるか分からないので,そこができてからということになると思いますけれども,それまでの間に準備もしようと思いますので,早めに立ち上げて検討していこうということであります。

(幹事社:山陽新聞)
 他にどなたか・・・

(読売新聞)
 読売新聞ですけれども,総合特区のプロジェクト・チームについて教えてください。
 このチームの方々は,総合特区とか規制緩和とか,分かりやすいようで,よく分からないのですが,具体的に何をしていく人たち,実際に現場に行って,話を聞いてネタを集めてくるというような趣旨なのか,それとも単なる調整役としてスタッフを配置するのか,イメージが分かりづらいので,もう少し教えてください

(答)
 総合特区制度というのは,こちらから提案をしていかないといけませんので,総合特区という制度を活用して,どういったことをやっていくのかということを企画立案していくチームということですね。

(読売新聞)
 基本的には,事務的作業をするという,ネタをあげてくる,こういったふうにものが県内で緩和されれば。地域活性化につながるよというネタは担当部局から上げていくという,そういうスタイル・・・

(答)
 それは,いろいろなパターンがあると思います。
 プロジェクト・チームの方で考えて,局の方へいろんな情報収集をお願いすることもあるかもしれませんし,局の方からネタ出しがあるかもしれませんし,それは,特にあらかじめ決めているものではありません。

○ 主要地方道本郷大和線(広島中央フライトロード)の供用開始時期について

(中国新聞)
 中国新聞の加納です。フライトロードのことで教えてください。
 広島空港の拠点性を高めるということが,狙いとしてあるんですけれども,これによって広島空港へのアクセスがいくらか改善されるのであれば,どのくらいの時間短縮になるかなどを教えていただきたいのですが,いかがでしょうか。

(答)
 三原市の大和支所から広島空港までの所要時間が,約半分になります。40分かかっていたものが22分になるということです。18分の短縮です。

(中国新聞)
 主にどのエリアの人たちとか,ここだともちろん東部の辺りも期待できると思うんですけれども,これによって,例えば県外からとか,その辺の集客の度合いなどはどのくらい見ていらっしゃいますか。

(答)
 尾道松江線が完成してからということになりますけれども,県北からのアクセスは良くなりますよね。尾道松江線ができればもっとよくなりますし,通行量については個別の見込みがあると思いますけれども,1日当たり当面5000台ということでみております。
 最終的に,尾道松江〔線〕なんかも含めて,広島空港の,特に国際便関係のご利用が増えるというのは,長期的に期待をしたいと思っているところです。

(中国新聞)
 ありがとうございました。

○ 雇用について

(幹事社:山陽新聞)
 それでは,この3点についての質問,ほか,どなたかよろしいですか。いいですか。
 では,引き続き幹事社質問に移らせていただきます。先日,労働局の調査ですか,高校,大卒予定者の就職内定状況が発表になって,非常に厳しい数字が出てましたけれども,この現状に対して,知事の率直なご意見,ご感想と,その今後の対策についてどのようにお考えでしょうか。

(答)
 高校生の方は,去年と比べて少し改善をしておりますけれども,大学生の方は近年では最悪の状況になってまして,そういう意味では非常に厳しい状況にあるというふうに認識をしてます。
 これまで来年3月の卒業予定者については,高校も大学もですね,関係機関と協力しながら,新規の求人開拓強化をしてきておりますけども,そういう状況の中でのこういう数字というのは非常に厳しいなというのが正直なところであります。
 引き続き,社会に出るところでスムーズにいって欲しいということで,県としては,引き続き,労働局も含めて,関係機関と連携をしながらですね,求人開拓の強化をしていきたいと思っております。
 また,いわゆるミスマッチの問題ですね,この解消の取組というのも重要だと思っておりますので,そういったことに力を入れていきたいな,というふうに思います。

(幹事社:山陽新聞)
 それでちょっと関連してですけども,知事は県内の高校生,大学生がそのまま広島県内に就職して欲しいということを常々おっしゃっていたかと思うんですけども,広島県内の場合,特に製造業の比重が多くて,非常に円高の影響とかも受けてますけれども,その辺りの現状をどのようにとらえて,今後県内の企業のあり方とか,産業構造とかそういったことも含めてどのような対策をお考えか,ちょっと教えていただきたいんですが。

(答)
 長期的にはですね,例えば,今,いろいろ取組みしてます観光であるとか,新しい産業を作っていくということが雇用の面からは非常に重要なことだと思ってます。そういう意味で,今回の,チャレンジビジョンにも,イノベーションを通じた新しい産業の振興というのも入れておりますし,今,産業ビジョンもそういった観点から取りまとめをしているところであります。

(幹事社:山陽新聞)
 どうもありがとうございました。それでは,その他の質問をよろしくお願いします。

○ 行政委員の報酬について

(中国新聞)
 中国新聞の高橋です。今度の定例議会に行政委員の報酬見直しの条例を出されると聞いたんですが,まず,改めてですけれども,なぜ見直しをされたのかというのが1点と,月額と日額の併用という形で見直しでは珍しいケースかと思うんですが,なぜそういう方式をとられたのかを,中身についての説明をお願いします。

(答)
 この行政委員会の見直しについては各方面で話題になっておりますし,我々にも見直しをすべきではないかという意見はいろいろいただいておりますので,そういう流れの中で今回見直しを図ったということであります。日額と月額の組み合わせについては必ずしも珍しいものではないのかなと思ってますけれども,少なくとも3県,他でやっておられまして,青森,秋田,熊本ですか,やってますので,そういう意味では一つの形かなと思ってますけども。

(中国新聞)
 それは月額のことで,一部固定化されたというのは職責に対する報酬とかですね,どのような辺りで固定にしたのかというところを教えてください。

(答)
 今おっしゃったように職責に対する報酬ということもありますし,目に見えない業務というのもいろいろあるので,完全日額というのも難しいかなということで,月額固定部分も含めた合わせ技にさせていただいたところであります。

(中国新聞)
 見直しの理由の確認なんですけれども,知事としては,今までの制度だと不具合があったとお考えということでよろしいですか。

(答)
 そうですね。完全固定というとなかなかご理解がいただきにくい部分もあったのかなとも思いますので,より分かりやすく,説明責任が果たせるような内容にしたかったということであります。

○ 平成23年度県政の運営方針について

(時事通信)
 時事通信の宮内です。午前中の経済財政会議の件でですね,県政運営の基本方針の中で,予算の再構築方針ということで,新規重点施策ついては,いわゆる枠,要求枠というものは設定しないというのがありまして,これは珍しいのではないかという感じもしまして,あえて言えば非常に大変ではないかと。よくあるパターンは,今年度もそうでしたけどある程度枠を設定しておいて,それを取り合うというのも変ですけれどもそういう形ですけども,とにかく平場で新人もベテランも全部同じグランドに立ってやるという感じなので,それをさばく,ジャッジといいますか,監督といいますか,知事になると思うんですが,大変ではないかという感じもするんですが,この辺についてはどういうお考えで臨まれると。

(答)
 まさに新人もベテランも同じ土俵で戦えということですよね。既存事業であるから重要であるという考えは一切しないということですよね。ですから今,政策ヒアリングもやってますけれども,ただなかなかそのプロセスに慣れないんですけれども,庁内のみんなも大変だし私も大変ですけど,予算を軸に考えるんではなくて何をしようとしているかということを軸に考えましょうということをやってまして,そういう観点から枠をつけるというのは,まさに予算から入る話であります。何をやるかというとこからじゃなくてお金から入ってくるんで,本末転倒でしょということと,逆に言うと,重点枠みたいなものの残りの部分ですよね。残りの部分は既得権益なんですかと,言うことではないので,今回は全く新しいところから始めるところでの初めての予算編成に近いものがありますので,こういう形で設定をしてます。おっしゃるとおり大変だと思います。

(時事通信)
 分かりました。

○ 行政委員の報酬について

(中国新聞)
 中国新聞の加納です。度々すみません,行政委員の関係で追加なんですけれども,先ほど説明責任が果たせる内容にしたかったというお話がありました。これまで,例えばある委員さんによっては,年間5日の出勤で月に6万円といったような報酬の設定もあったんですが,これまでのそういった設定のあり方って言うのは妥当だったというふうに思われますか。

(答)
 歴史的に変化があったんだと思うんですよ。最初に行政委員の報酬を設定したときは妥当だったんだと思います。ただ,それが,どれくらいになるんでしたっけ,最初の行政委員の報酬設定は。最初に行政委員の制度が出来たのはたぶん40年,50年ぐらい前でしたっけ。

(事務局)
 昭和22年です。

(答)
 その時に特別職の給料をベースに月額に置き換えたっていうとこから始まっているわけですよね。基本的にその仕組みが踏襲されてきたわけです。当初は,特に出来たときにはある特定の行政委員会だったんでしょうけど,その時は妥当だったんだと思うんですよ。だけどそれが60年間,基本的にその仕組みがそのまま,多少の修正はあったとしても,踏襲されてきたことが妥当かというと,そうじゃないのかなということで今回見直しをしたということであります。

○ 広島県経済財政会議について

(広島テレビ)
 広島テレビの延広です。先ほどの経済財政会議についてまた関連なんですが,今回,6回目の会議で,一定の計画というものがまとまったと思うんですが,知事が最初にこの会議を立ち上げられた時に,行政に外部の声を反映させて,従来の考え方にとらわれないような大胆な発想を取り入れたいという,必要である,というようなことを言われていたんですが,まとまったものを見て,実際に行政だけでは考えられなかったようなものが,どれぐらい反映されたものだというふうに,この枠組みでなければできなかったのか,とか,自己評価にはなってしまうかもしれないんですが。どのようにこの計画そのものが従来ではできなかったものだととらえてらっしゃるのか。
 と,人件費のマネジメントに関しては徐々に動き始めているところだと思うんですけれども,実際に,これが計画だけに終わってしまわないために,どういうことが必要なのか,またその実現の手ごたえと言うか,どういうふうに今,考えていらっしゃいますか。

(答)
 まず,中身を細かくよく見ていただくと,結構,ドラスティックなことが入っているじゃないかなと思うんですね。さらっと書いてあったりしますけど。
 そういう意味で,評価制度の考え方であるとか,今度の財務管理の観点もですね,財務のフレキシビリティを確保するという観点から,ストックの指標とフローの指標とを作ったりとか。いろんな点で,いただいたご意見っていうのは非常に重要かなと思っております。
 これから,人材マネジメントについては,庁内でも議論がありますけども,やっぱり詳細とか運用というものが非常に重要になっていくものなんですね。先般,庁内で会議をした時も,「神は細部に宿る」とかね,「悪魔は細部に宿る」とかっていう話をしたんですけど,本当にそうなんで,皆が力を合わせてより良い制度,そして運営になるように,協力していく必要があると思ってます。

(幹事社:山陽新聞)
 それでは,ちょっと時間的に。どうしてもという社は,じゃあこれが最後で。

○ 広島版産業革新機構について

(RCC)
 すみません,RCC福原です。産業革新機構のことでちょっと質問させてください。議会側との議論というのもこれから深まっていくかなと思うんですけれども,3点ほど。
 まず,そのスケールとしては100億〔円〕規模を目指す,というのをかつて言われておりましたけども,ここが変わってないのかどうかというところと,それから,改めて県がファンドに関わる意義をどう考えてらっしゃるのかというところ,それから3つ目はその最も懸念されるそのリスク回避を,どういう形でやっていくのか,その回収不能になるんじゃないかという部分のリスクについてですね,それをどう,そこをマネジメントしていくのか,というその3点についてお考えを教えてください。

(答)
 はい。まず,リスク回避という観点から言うと,正に,何件か案件を作って,いわゆるそのポートフォリオというものを作っていくということが,まず第一にあります。
つまり,こういう性質なものですから,場合によっては上手くいかないものが出てくるというのは当然のことであります。ただ,いくつかは上手くいく,と。トータルで収益性を確保するということが基本的な考えであります。これはポートフォリオ理論という,これは財務理論の話ですよね。
 で,それがまず根底にあるということと,それからこういう事業はですね,その中でも成功可能性を高めていくために,プロフェッショナルが会社の経営の中に入って,同じ方向を向いて,その事業運営に助言をしていく,ということですね。それが非常に重要であるということですね。いわゆる,ハンズオンと言われるような,その投資形態を作っていくということが重要である。で,同時に,それを行うのが,その経験を持ったプロフェッショナルであるということが重要であるということですね。
 それに対して,また,プロフェッショナルな判断に対して,干渉しないということも重要であるということだと思います。つまり,収益性は悪いとプロフェッショナルは判断しているんだけど,いやこれは政策的に重要だからやりなさいよ,っていうような干渉をしてはいけないということですね。ですから,そこの意思決定の仕組みをしっかりと作ると。つまり,プロフェッショナルの意見がしっかりと担保されるというような仕組みを作るということが大事だと思います。
 これを話始めると1時間ぐらいはしゃべっちゃいますけど。まあ,みたいなことですね。そういった,元々,こういうファンドみたいのを上手く活かせる仕組みというのは市場の中でかなり発展してきていますので,そういった仕組みをきちんと導入するということが大事だということであります。
 それから,これをやる意義というのはですね,今,やはり我々にとって必要なものは,新しいものを興していくということです。新しいものを興していくという時に,いろんなリソースが足りません。特に資金も1つですけども,営業だったり,マーケティングだったり,いろんなソフトな力が足りないっていうことも多々あります。そういうものを総合的に会社と同じ視点に立って,それをやることができるっていうのが,こういった投資を通じた支援の仕組みなわけですね。
 日本全体でもそうなんですけども,広島県では特に,そいういった性質の資金,あるいはプロフェッショナルな助言,そういったものがセットになったものですね,さっきみたいな仕組み,が非常に少ないということで,そこを補完をしていかなければ,大きな飛躍をしていく会社を作り出していくのが難しいということがあると思います。
 ローンとは全く性質の違うものでありますから,いわゆる,出資という形でそういう資金を提供していくことが,逆に会社のリスク低減のためには必要なことなんです,財務的に言うとですね。そういった資金を提供するところが少ないんで,市場の補完をするということが,今の広島県にとっては非常に重要なことであるというふうに私は思ってます。日本全体がそうなんですけどね,ということであります。
 規模についてはですね,先ほど申し上げたようなポートフォリオを作っていくためには,やっぱり,2つしかなかったらきついわけです。例えば,2社しか投資しませんというと,1社失敗したらおしまいなんです。
 だけど,10個とか,10いくつとか投資ができれば,全体としての上手くいく確率を高めることができますから,それぐらいの数,2桁の投資,あるいはそれに近い額の投資はしたいと思ってますし,1件当たりのその成長していくという規模感を考えたらですね,2億円の売り上げを作ってもあんまりしょうがないので,しょうがないとも言えませんけどね,もっと大きく飛躍することを前提に考えたら,やっぱりある程度大きな資金がいるということになって,それを例えば10何件とかやるというと,それぐらいの100億〔円〕っていうような規模を想定をしたいと思ってます。
 ただ,これは予算の問題だとか,資金,県庁だけでなくて,ほかのところも含めての話になりますから。そこは最終的には,そういった我々が提供できる資源の大きさも勘案しながら,最終決定したいと思ってます。
 どうですか,やっぱり分かりにくい,やっぱり。

(RCC)
 いや,これからですね。

(知事)
 そうですか。プレス向けの説明会もせにゃいかんかもしれませんね。

(幹事社:山陽新聞)
 それでは,本日の記者会見はこれまでとさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

(知事)
 はい,ありがとうございます。


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