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知事記者会見(平成22年11月24日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年11月1日更新

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

会見日:平成22年11月24日(水曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3 2/3 3/3

 

(発表項目)

○PTの設置について
○マニフェストレビューについて
 
   ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

(質問項目)

○マニフェストレビューについて
  ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」,「3/3」をご覧ください。

【会見録】

(幹事社:産経新聞)
 時間になりましたので,記者会見をお願いします。幹事社の産経新聞の山澤です。よろしくお願いします。今日は知事から発表項目があるということで,まずそちらからお願いします。

○ PTの設置について

(知事)
 今日は発表項目が2点ございます。ちょっと長くなると思いますけど,よろしくお願いします。
 1点目は,中国との経済交流プロジェクト・チームの設置についてでございます。
 先般,9月の定例県議会で予算化をいたしました中国経済交流プログラム策定事業について,プログラム策定等の具体的な業務が本格化してまいりますので,新たに中国経済交流プロジェクト・チームの設置をいたしました。
 このプロジェクト・チームでは,日本とともに成長していく,これから将来に向かって非常に重要なパートナーである中国をターゲットとして,県内企業の販路開拓支援や観光のインバウンド対策,あるいは航空路線の拡充など,戦略的に取り組むために,経済交流プログラムを策定するというものであります。
 組織としては,12月1日から立ち上げることにいたします。
 商工労働局内に,総括責任者1名,で,チームリーダー1名と新たに専任のスタッフ2名を置くことにしております。それから,国際課長,観光課長,企業立地課長,空港振興課長を兼務することとしております。
 今後のスケジュールとしては,本年度中に,市場調査や企業のニーズ調査に基づいて,経済交流プログラムを策定して,23年度以降に,プログラムに基づく具体的な施策展開を図っていきたいと考えております。
 経済交流プログラムといって,少し難しい,いかめしい名前がついてますけども,要するに,これから中国といかに対応していくかという県の戦略をまとめるというものでございます。そのためのチームを作ったということであります。

○ マニフェスト・レビューについて

(知事)
 それから2点目が,マニフェスト・レビューでございます。
 ちょうど昨年11月29日に知事に就任をいたしまして,ほぼ1年が経とうとしておるわけでございますけども,本日はお手元の資料をお配りしてございますように,私のマニフェストについて,職員と一緒に進捗状況を自己評価をいたしましたので,私の方からご報告をさせていただきたいというものであります。
 まず,その全体の状況ですけども,マニフェストの中には,124の項目ほどございます。この中で,新たな取組やこれまでの取組を拡充をさせたというものが40項目あります。そして現在,そういった拡充や,新たな取組といった段階の手前で,準備をしているもの,準備段階にあるものが21項目ございます。これを合わせますと,全体の約半分,49.2%に当たる61項目について,新しい取組を始めつつあるところでありまして,概ね,順調にスタートしてるかなというふうに考えております。
 ちなみに,評価としては,4つの段階に分けておりまして,未着手というのがまだ出来てませんというもので,第1段階が,これまでの取組を継続しているものということ,第2段階が,その新たな取組や拡充の準備をしているもの,そして第3段階が実際に新しいことに取り組んでいるものということであります。
 この一年を振り返りますと,私としてはですね,「顔が見える県政」というものを心掛けて,知事,あるいは県庁自体がやっていることを,県民の皆さまにきちんと見えるようにしていくということを心掛けてまいりました。
 そういう意味ではですね,マニフェストの行政運営の刷新の中にも入ってるわけですけども,昨年の12月と,それから今年の9月に行いました事業仕分け。あるいは,私が各市町にお邪魔をする「宝さがし」であるとか,あるいは,これは市民の方々ではありませんけども,市長・町長との懇談会ですね,これを進めております。
 あるいは,県庁内部の意思決定の場として設置をした「経営戦略会議」であるとか,あるいは職員の行動理念を示した「ミッション・ステートメントの策定」といった,これまでの県政運営のやり方について,私なりに,新たな視点で大きくかじを切ってきたことがあるかなと思っております。
 今年度に入って,特に県の内外にお邪魔をする機会が多いんですけども,その度に,県民の方や,あるいは県出身者の方から声をかけていただいて,ご意見をいただいたり,あるいは励ましの言葉をいただいておるわけでございますけども,私としては,そういった県民の皆さま,お一人お一人のご支援,あるいは評価,あるいは批判も含めてですね,そういったお言葉が,何にも増して,大きな手応えであるというふうに感じております。そういう時がですね,本当にうれしいなというふうに思う時であります。
 一方で,この1年,すべて周到な準備をした上で,物事をスタートするということではなくて,走りながら考えるということを前提に,できることはすぐにやっていくという姿勢で臨んできまして,様々なことに取り組んできたつもりでありますけども,マニフェストの進捗という観点から見ますと,約1割の項目,16項目になりますけども,これが取組に着手できていないというものがあります。
 今後,具体的な方向付けを整理していくことが課題の1つであると思っております。
 特に,短期の目標としているものがあって,そのうちに4項目ほど未着手となってるものがあります。具体的にいうと,社会人教育の機会拡大のための助成の促進であるとか,社会起業家への信頼付与だとか,スポーツ資源を活用したビジネス強化,あるいは地域活動関係者等による市民活動会議の設置といったようなものですけども,こういったものについては,短期になっているのにもかかわらず,まだ着手できてないので,来年度に向けて,早急な整理をしていきたいと思っております。
 私は,マニフェストの中で「五つの挑戦」というふうに大きく分けて策定をしてるんですけども,それについてですね,実は,今年度の後半に,この5つのテーマごとにですね,副知事や局長と一緒に,今後の進め方や課題について,しっかりと議論をするように集中的な時間をとって議論をしてきました。
 その今後の課題等について,主なものを申し上げますと,まず,「人づくり」について言いますと,子どもの教育について,トップをねらえる生徒の育成,将来のリーダーになるような子どもたちの育成というものを1つのテーマとして,きちんと位置付けを与えた上で取組を強化して,また県全体の底上げも行っていくというようなことがございます。
 そして,そのためには現状,教育面,あるいは,人づくり,もう少し幅広くとらえた時に,いろんな課題がありますけども,そういった問題・課題について,徹底的に原因分析をすることや,あるいは今後必要になってくるグローバルな人材を育成をしていくという観点から,子どものころから世界レベルの活躍,あるいは世界を理解するということを視野に入れた教育を考えるといったこと,そして,子どもだけに限らず,いろんな分野でトップクラスといわれるような人材が育ったり,あるいは来てもらえるといったような土壌を作っていくために,大学や企業などと産学官連携を強化していくというようなこと,こういうことを議論しております。
 次に,「経済成長」については,現在,広島版の「産業革新機構」,そして首都圏での「広島ブランドショップ」など,来年度の立ち上げに向けて現在,準備を進めているものがございますけども,こういったものを通じて,新しい経済成長の芽を育んでいきたいと思っております。
 また,トップセールスの面では,今年の4月の台湾訪問を通じて,チャイナエアラインのトップの方々とお会いをしたわけですけども,これを通じて,減便をされておりました広島・台北間の航空便がですね,週5便から週6便に増便をされております。また,9月には,このチャイナエアラインの社長,あるいは関係者に広島に来ていただきまして,しまなみ海道でのサイクリングやクルーズを体験していただいて,瀬戸内の素晴らしさを直接アピールしてきたところであります。
 また国内向けではですね,首都圏での広島の観光地,あるいは食のPRなど行ってまいりまして,先般もその流れの中で,広島に今度は来ていただいて,実際に体験をしていただくということも進めております。このようなことでですね,私自身が直接動くことによって,少しずつ,物事が前に進み始めているのかなと。台湾のお客様も増えておりますし,首都圏のメディアの方にもですね,広島の魅力ってこんなにたくさんあったんだというふうにおっしゃっていただいております。
 今後の課題としては,経済面ですけども,広島県の強みを生かしたクラスター形成というのは,大きな課題ですが,どういったクラスターを作っていくのかという,この議論をさらに深化していかなければいけないと思っております。また,農業では,生産体制や輸出力の強化といったことも,必要なんではないかということで,マーケット,市場や出荷の可能性を整理しながら,障壁を取り除いて,需要に応えられる農業へと方向をリードしていくというようなこと,こういったことを議論しております。
 それから,「安心な暮らしづくり」ですけれども,「地域医療推進機構」,これは県内の医師の配置機能などを強化するものであります。あるいは,「高精度放射線治療センター」など,今,準備段階のものについて,関係機関などと調整を行いながら,着実に進めていきたいと思っておりますが,医療面では,今,そういう手につけてることを着実に進めていきたいと思ってます。
 子育ての面では,これは色々話題も起きておりますけれども,まず,女性でも男性でも社会全体で子育てを支える環境を整えて,子育て支援の輪を社会の隅々まで広げていくということを,その重要性を改めて認識をしておるところであります。
 そして,福祉・介護の面では,先週末に,シャレオで「介護の日」の「ありがとうのメッセージ」伝達式というのを,やらせていただいております。これは,私自身が,メッセージに署名をさせていただいて,メッセージを渡される方から,受け取られる方にお渡しをしたところですけども,こういった社会的認知を高めるということもですね,非常に関係者の方々のやりがいにとって重要であると思っておりますので,そういったことも引き続き,取り組んでいきたいと思っております。
 今後の課題はですね,医師や医療関係者の確保,そして地域医療の充実に向けまして,医療制度の仕組みや課題を整理して,制度的な制約があるような場合には,総合特区もできることでありますので,そういった制度を活用するということを検討するということや,女性や高齢者の力が,社会で活かされるような環境整備を,これは徹底的に進めなければいけないというようなことを議論しております。
 それから,次に「豊かな地域づくり」でありますが,この「豊かな地域づくり」の中には,大きく言うと3つ中身がありまして,地域振興,地域主権,そして国際貢献というものであります。昨年度から「海の道構想」についてプロジェクト・チームを作って取り組んでおりますし,それから地域主権の基盤となる県の財政基盤や組織の基盤ということで,「中期財政健全化計画」や「行政経営刷新計画」といったものを定めつつあります。
 今後は,地域振興の面では,30年から50年先の人口構成や住環境というものを展望した上で,長期的な観点からの都市政策というものを考えていかなければいけないということや,地域主権に関しては,特に,市町との役割分担や権限移譲について,何のためにそれをやるのかという目的を踏まえた上でですね,最適な実施体制を,もう一度見直して検討していくということ,これは現在進めてる途中でありますけども。そして国際貢献については,広島県が,国際平和の拠点として世界的に貢献できると,そういった役割を果たせるように,構想を検討していきたいと思っておりまして,これは中長期的な県の姿とも大きくかかわってまいりますけども,今,申し上げたような取組について,検討を進めるようにしておるところでございます。
 そして最後の「行政運営の刷新」については,これはすべての挑戦のベースとして県庁が動かなければなりませんので,今年は特に先行して進めてきたところでありますけども,
冒頭にも既に申し上げたような「事業仕分け」や「宝さがし」といったような取組を進めながら,組織面でも,機動的に県政課題に取り組めるようなプロジェクト・チームを作っていったりとか,あるいは経営戦略審議官を作って,局横断的にまたがっているプロジェクトの総合的な調整や,組織全体としての戦略の策定と遂行機能の強化を図っております。こういうことで,新しい体制を私なりに強化をしてきたかなと思っております。
 今後は,もう一度初心に戻って,私が就任をした時に,県民起点・現場主義・成果主義への転換ということを申し上げた,この「三つの視座」というのをですね,徹底していきたいと思っておりまして,そういう意味で,まず,いろんな事業,ないしは施策をつくる,つまりプランの段階から,明確に目標を設定をして,いろんな人件費も含む,総合的なコストも踏まえつつ,いわゆるPDCA〔プラン・ドゥー・チェック・アクション〕をきちんと回していくということや,本庁や地方機関といったことではなくて,現場の情報というのを重視をして,きちんとそれを収集して,それを政策にフィードバックをしていくということ,それから,県でやっていることを,主役である県民の皆さまの目線に立って,きちんと伝えて,理解していただくための戦略的な広報を意識することといったようなことを,引き続き,進めていきたいと思っております。
 今回のマニフェストの検証は,1年目ということもありまして,取組状況を,先ほど申し上げた4つの段階に区分をして,整理をしてありますけれども,今後は,取組がだんだんと具体化をしてくるので,成果がどこまで目標に結び付いているのかという視点で,目標の達成度を検証していく必要があろうかと思っております。
 したがって,先ほども申し上げたようなPDCAの「施策のマネジメント・サイクル」をきちんと作っていくことが不可欠であって,その上で,その取組の内容について常に見直して,全体の政策が真に世の中に役に立っているということにつなげていきたいと思っております。
 来年はですね,いよいよ,今年は仕込み,あるいは基盤づくりの年と言っておったものがですね,本格的に成果を出していく年になってまいりますので,これまでのいろんな取組やそれに関する手応えや,あるいは皆さまのご協力などを踏まえた上で,先ほど申し上げたとおり,初心に戻って,緊張感をもって全力投球をしたいと思っております。
 最後になりますけれども,この1年間,マスコミの皆さま,あるいは県民の皆さま,非常に多々,県政にご協力をいただいておると認識をしておりまして,改めて皆さまに感謝を申し上げたいと思います。
 私からは以上でございます。

(幹事社:産経新聞)
 どうもありがとうございました。それでは,幹事社の方からマニフェスト・レビューについて,1周年ということも含めてお聞きします。
 2点ほど伺いたいのですが,まず,マニフェスト・レビューですけれども,冒頭にスムーズに出発をきれたというような自己評価がございます。
 大変,月並みな質問で申し訳ないのですが,あえて伺いたいのが,1年目として達成度を100点満点で自己評価すると,いかがなものと見えるかということを伺いたいということと,もう一つこの1年間,知事にとっていろいろなことがございました。短く感じられたか,長く感じられたか,そこら辺の率直なお気持ちをお願いします。

(答)
 点数はですね,皆さまにつけていただきたいかなと思っております。
 この1年,短かったか長かったかと言われますと,ちょうど1年前に選挙が終わってですね,初めて県庁に来てというようなことが,はるかかなた,昔のような気がいたしますけれども,他方で本当に任期4年のうちの1年が過ぎたと,つまり,4分の1が過ぎちゃったわけですけれども,これは本当に早かったなという気の両方がします。
 つまり,やるべきことという観点から言いますと4年間というのは,あっという間に過ぎていくだろうなというふうに感じますし,他方でこの1年,非常に密度の濃い時間を過ごさせていただいて,そういった意味で非常に長く感じるところもあるのかなということだと思います。

(幹事社:産経新聞)
 ありがとうございます。そうしましたら,各社さん,マニフェスト・レビュー及びプロジェクト・チームの設置について,何か質問等ございましたらお願いします。

(中国新聞)
 中国新聞の高橋です。まず,マニフェスト・レビューについてお伺いしたいんですが,これは1年ごとに毎年定期的に結果を公表されるというお考えでしょうか。

(答)
 そうですね。そういうことになろうかと思います。

(中国新聞)
 それで,さらに今後のことかもしれないんですけれども,着手された事業というのは,これを見れば分かるんですが,やっぱり,知事が日ごろおっしゃられているように,目標に則した成果が出たかという観点から,もうちょっと踏み込んだ見方というのもあってもいいかなと思うんですけれども,例えば行政刷新で言えば,実際にその考えが県職員に浸透したのかどうかとか,具体的に浸透してこういうことが表れたとか,もうちょっと踏み込んだ形で,今の段階の成果についてどう見ていらっしゃるかということについて,ちょっとお伺いしたいんですけれども。特に,先行して進めたと言われている行政運営の刷新について,まずお伺いします。

(答)
 今回は,特に庁内の調査等を行ってませんので,そういった評価はできてないんですけれども,これは先ほど申し上げたように,来年以降はどこまでそれが到達しているのかというようなことも念頭に置きながら,評価をしていきたいなと思ってます。
 今の個別のご質問についていえば,浸透ということが,行動ということででいうと,これはまだまだ道半ばだろうなというふうに思ってます。これは,日々いろんな議論をしている中でも,例えば予算主義から成果主義に変わろうよという話もですね,一つ一つのプロセスをとっても予算を中心に組み立てられていますので,そういったところも含めて,まだ全体が転換しているわけではない。ただ,5千人からの組織ですから,徐々に浸透していくものだと思っておりますけれども,まだ表面的なところから深部へというところの過程ではないかなと思っています。

(中国新聞)
 あと,知事が最重要といわれている経済成長の分野で言えば,今段階で,成果につながる土台づくりはできたというふうに見ていらっしゃるのでしょうか。

(答)
 土台というか,まず,どういったことに取り組むのかというのは,実はこれは年度末に向けて議論を続けているところであります。
 その上で,来年からしっかりと取り組みたいというふうに思ってますので,そこもですね,まだもう少し,年度末までの間で作業が残っているかなと思っています。

(中国新聞)
 それと,県民への説明という点で言えば,かなり会見をされていろんな発信をされているんですが,湯崎知事が4年間でやろうとしていることそのもののメッセージの発信ですよね,いろんなことをやっているけれども,結局何を一番やりたいんだとか,こういう施策だといった具体的な発信というのは,今の段階でできているのか,それとも今から何かやっていくのか,その辺のお考えをお聞かせください。

(答)
 そうですね。今般,ビジョンを取りまとめたりとか,重点施策というのもとりまとめていきます。こういったことについて,やはり県民の皆さまの広い理解を得ていただくことが重要だと思ってますので,そういったことについて,特に重点的に,これは来年度を待たず早速始めますけれども,強化していきたいと思ってます。

(中国新聞)
 マニフェストレビューで,例えば暮らしぶりで言うと,知事になられる前から決まっていた医療再生計画とかもそうですけれども,継続しているのも第3段階で着手しているという,今までの事業をもってして新しい事業として実施しているというふうに,「暮らしぶり」では結構評価をしているんですけれども,それはどういうふうに捉えたらいいんですか。

(答)
 これまでのを全くそのとおりやっているということではなくて,今年に入ってから,いろんな議論も踏まえた上で,進めているというものについて第2段階に置いています。
 そうじゃないものは,第1段階ということで継続をしているというふうに置いていますんで,私なりの考え方が反映されているものだということだと思ってます。

(中国新聞)
 分かりました。

(読売新聞)
 読売新聞の平井です。冒頭にありましたように,顔が見える県政ということで,宝さがしというのは顕著なのかなというふうに思うんですけれども,当然湯崎さん側からすると,トップとして地域住民の方のいろんな意見を聴くという貴重な場であると思うんですが,底力というようなことをキーワードとしておっしゃっておられましたけれども,ああいう姿勢を通じてどのようなことを訴えたかったのか,湯崎さん側としてのメッセージとしてはどのようなものがあるのかなと思って・・・・

(答)
 はい。それは宝さがしも1つかもしれませんけれども,例えば,鞆の問題であるとか,あるいは出島の問題であるとか,あるいは5号線の問題についてもそうですけれども,一言で言うと,県民の県民による県民のための政治ということをですね,進めていきたかったのではないかと思います。あるいはそれがメッセージというか,県政というのが,遠くで誰かがやっているということではなくて,これはまさに県民のためのものであって,実際にそれを動かしていくのは県民の皆さまであると。
 県政というのもありますけれども,行政そのものというよりも広島県の将来を作っていくのは,県庁でも知事でもなくて,それは県民の皆さまであると,行政はそれを支えていくものだと,あるいは旗を振ってリードをしていくものであると,でも実際にそれを作っていくのは県民の皆さまであるということを言いたかったのではないかなというふうに思います。

(読売新聞)
 ありがとうございます。5つの挑戦の中で,先日,人づくりがあらゆる土台になるので一番重要がというようなことおっしゃっておられたと思うんですけれども,そういう認識でいいのかということと,そういうことでいうと未着手25パーセント,第2,第3段階25パーセントというのは,ほかと比べていい数字ではないと思うんですけれども,この辺りの評価というのも,あわせてお願いします。

(答)
 そうですね。現時点でどこまで進捗しているかというのはですね,それ自体,項目によってずれはありますけれども,それ自体が意味を持っているというよりは,これを最終的に4年間の間で意味のあるものにしていくと,その途中のチェックであるということだと思うんですね。
 まず,そういう意味で来年度から重点的に取り組んでいきたいと思っているのは,今後,県政の重点方針の中でも出てくることになると思いますけれども,1つはご指摘のような,全ての基盤の人づくりということと,いろんな県民生活の安全や安心をつくっていく上でも不可欠なものである経済ですね,つまり雇用や所得というものが生まれないと安全や豊かさ,安心というものもつくるのが難しくなりますので,経済成長について,エンジンとして取り組んでいきたいというふうに思ってます。

(広島テレビ)
 広島テレビの長島です。ちょっと個々のことについてお伺いしたいんですけれども,知事が就任されるときに大きく注目されたというか,我々が注目した「瀬戸内 海の道1兆円構想」というのもあると思うんですが,これが第3段階に入っているという評価で,実際にカキ小屋であるとか,海の道とのコラボレーションをしたものとか,実証事業をスタートしていますが,こうした段階に入っているのは,順調にここまで進んでいるというふうに,知事の方も感じられてのかということと,来月をめどに構想が出て,具体的な絵姿も見えてくると思うんですが,改めて,構想が広島県にとってどのようなメリットがあるかということを,期待も含めて教えていただければと思います。

(答)
 この海の道構想というのは,すごく大きく言ってですね,地域の宝をつないでいくことによって,たくさんの観光客に来ていただいて,それを一つの起爆剤として地域の活性化を図っていくというものです。
 これについては,大きくいうと10年仕事だと思うんです。その最初の年として,構想をまとめたり,実証事業をしたりということがあるんですけれども,それについては,それなりに進んでいると思います。ただこれは,これから永遠に見直しをかけながらずっと長期に渡って取り組んでいかなければいけないものだと思いますので,そう意味では,まだまだ緒についた,つこうとしているというような段階だろうと思ってます。
 これは,今回,掲げましたひろしま未来チャレンジビジョンの中の要素ですね。ある意味でいうと全部含まれたものなんですね。つまり,地域の宝を磨いて,地域の強みを使って,イノベーションを興して挑戦をしましょうと,あるいはイノベーションに挑戦しましょうと。その対象は,お客さんを見たら,日本のお客さんだけはなくて,特にアジアを中心としたグローバルなお客様に対して,あるいは人々に対して,それを訴えていくというようなことですよね。
 それをやっていくに当たっては,近隣の県と,もちろんいろんな資源を持っている市町とも連携をして,でも主役は実際に活動していくのは県民の皆さんだったり企業だったりするという意味で,ある意味でビジョンのあらゆる要素がコンパクトにまとまったものかなというふうに思うんですね。
 これがうまくいくと,もちろん経済的な効果ということもありますけれども,みんなが1つの目標に向かっていって,あるいは一つのビジョンに向かっていって,一丸となって進んでいくと,地域を変えることができるという実感であるとか,あるいは地域が豊かになっていくというような実感だとか,社会的な意味合いだとかあるいは政治的な意味合いということも生まれてくるんではないかと思います。
 つまり,自分たちが頑張れば自分たちの地域をよくできるんだということですよね。そういったことも実感していただけるんではないかなと思います。
 これまでのところ,幸いなことに,非常にたくさんの方がこういうことをやりたいとか,これは海の道の構想に入りませんかとか,たくさんの企業やあるいは市や町ですよね,あるいは個人の方もいっぱい,おっしゃっていただいてですね,その一つ一つが海の道構想に入るかどうかということが問題ではなくて,皆さんがそれでよし行けると思ったらですね,実際に取り組んでいくということが,私は大事ではないかなと思いますんで,今のところ,そういったたくさんの方々にご関心をいただいているというのは,非常にいいことではないかなと思ってます。
 そういう意味でも,現時点では,一つの狙いに沿った動きができているかなというふうに思ってます。

(NHK)
 NHKの加藤です。マニフェストには雇用対策についてはあまり触れられてないのかもしれないのですが,この1年,厳しい雇用情勢が続く中で,県としても様々な雇用対策に乗り出されていると思います。
 その中で特に,新規学卒者の就業支援で,企業に研修生として行くのですが,これまで314人の研修生のうち,正社員への採用が51人っていうふうに止まっているんですけども,この事業について,知事としてのどのように受け止めてらっしゃるのか伺わせていただきたいと思います。

(答)
 はい。今の数字はちょっと僕は直接,把握してなかったんですけど。そういう数字なんでしたっけ。いずれにしてもですね,まず1つはね,全く無職であるという状態とは違うということですね。それは少しでもその回避に貢献できているかなというふうには思ってます。
 他方で,今の数字も含めて,あるいは,そもそもの今の失業率だとか,あるいはその内定率が高くならないということの原因に,やっぱりミスマッチというのが言われてますよね。これは色々なところで最近,取り上げられてますけれども,やっぱりこのミスマッチの解消に向けた努力っていうのも,引き続き続けていかなければいけないものではないかなと思います。
 例えば,その1つの大きな典型が介護職,あるいは福祉職といったものですけれども,これも非常にニーズは高いんだけれども,就職する側,あるいは就職させる側ですね,これの希望が少ないと言うか,大変だねっていうような認識があると思うんですね。これ,非常に社会的に意義も高いし,やりがいもある仕事だっていうことを伝えていくことが重要だと思ってまして,そういったことで,その一環として,先日の「ありがとうメッセージ」のイベントも行ったんですけれども,そういった地道な努力も含めて,ミスマッチの解消というのを進めないといけないかなと思ってます。

(NHK)
 もう1つ関連なんですけれども,なかなか,経済状況が不安定な中,雇用,就業の問題というのは難しい,厳しい面があると思うんですが,今後ですね,〔雇用の問題について〕どのように県としてですね,事業なり何なりを進めていくかというのをお聞かせいただければと思うんですが。

(答)
 そこは今,申し上げたようなことでですね,まず,就職時にいろんな支援を行うということがありますよね。これは就職相談会だとか,労働局とも協力しながら進めてますけども,そういった事だとか,いったん派遣をして経験をしていただいてっていうような仕組みであるとかですね,そういったものを引き続き,ねばり強くやっていくということと,それから,今のようなミスマッチであるとかですね,これは私はそう一筋縄にはいかないと思ってますし,今回のその景気対策ということではありませんけれども,やっぱり,雇用に対する考え方って言うか,これまでずっと,とにかく1つの会社に最初に入って,新卒で入って,それからずっと働き続けるっていうですね,これがやっぱりなんとなく就業形態の頂点にあるような雰囲気がありますよね。これがやっぱり少し変わっていかなければいけないのではないかなと思います。そういったことも考えていきたいなと思ってます。これはすぐに何かできるということではないと思ってますけども。

(日本経済新聞)
 日本経済新聞ですけれども,1年前に就任なさる際に,産業政策に関してなんですが,大企業の誘致だけに頼るのではなく,中小企業の幅広い企業の層というのが形成されることが重要だというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども,それに向けた取組ということで,この1年,知事ご自身が評価なさっている部分と,これから進めていくべき部分というのを教えてください。

(答)
 中小,中堅企業の支援という観点から言うと,今,準備をしております,〔広島版〕産業革新機構というのが,ひとつ大きなものになると思います。それ以外に,もう少し薄く広く支援をしていくというものについては,今,引き続き議論をしているところです。

(日本経済新聞)
 議論の方向性というのはどういうふうになっているんでしょうか。

(答)
 やっぱり,中小企業に必要なものっていうのは,よく例えば金融の話で,お金っていうのが取り上げられますけども,それだけじゃないと思うんですね。そういった施策については,従来,例えば商工会や商工会議所を通じた経営指導員とかですね,そういったものがいろいろありますけれども,そういうものの現状も踏まえながらですね,この経営は総合的なものですから,そういうものをどう総合的に支援できるかと,あるいは,必要としているその支援を的確に行う体制をどうするかと,で,その時にはどういった体制がいいのかと,いったようなことがポイントになると思ってます。

(日本経済新聞)
 県としても経営支援のような機能を持つような方向に踏み込むということなんでしょうか。

(答)
 いえいえ,それが今は例えば商工会,商工会議所経由なわけですけども,県が直接やるということは,数から言ってもあり得ないと思うんですよね。今の,商工会,商工会議所の機能を強化していくのかね。あるいは,その他のチャンネルを用意するのか,中小企業基盤機構みたいなのもあるんですけど。
 そういった,既存のものも念頭に置きながら,考えていきたいということです。

(RCC)
 すみません,RCC福原です。ちょっとあえて辛口な質問になって恐縮なんですけれども,湯崎さんと言えば,海の道構想という,選挙中からの訴えの柱であったと思うんですけれども,これをですね,第3段階にしてることに若干の違和感を感じるんです。

(答)
 そうですか。準備中っていうことですね。

(RCC)
 決して,オイスターロードを作って終わり,というわけではもちろん,ないんでしょうし,県民としてですね,海の道構想をやってるよ,と,そう言われて果たして,どれだけの県民がそれを実感するのかなっていう思いもあってですね。若干,ここは評価が甘かったんではないかなって思いますが,そういった反論に対してはどう答えますか。

(答)
 いやいや,これはあくまでも自己評価ですので。皆さまが,またそれぞれご評価いただければ結構でございます。

(RCC)
 では,ちょっと言葉はさっきの質問に重なるかもしれませんが,県民から見ても,なるほど海の道構想やってるね,動いてるね,と実感させる方策なり,その次年度に向けたアイデアなりですね,どうしていきたいと思ってらっしゃいますか。

(答)
 これは私,10年仕事だと申し上げましたけれども,実際に動いているように感じていただけるのは,まずやっぱりこういう実証事業みたいなことなんだと思うんですね。逆に言うと,その他のことっていうのは,例えば,何か,実際に観光客が増えてくるっていうことは,そう簡単に起こることではありませんから,本当の意味で実感していただくっていうのはですね,たくさん,お客さんが増えたよね,っていうことだと思うんですよ。
 それについては少し,長い目で見ていただく必要があるんじゃないかなと。逆に言うと,みんなが取組をしていく上でですね,皆さんも長い目で取り組んでいただく必要があるんじゃないかなと思います。
 つまり,結局,海の道の具体的な内容を実行していくのは,多くは県内の企業だったりするわけですよね。そういった方々が,1年で,いやいや,もうこれは終わりよ,ということではなくてですね,やっぱり5年,10年先を見た取組を進めていただく必要があるということです。

(RCC)
 それを束ねていくのが正に,湯崎さんのお仕事,ということになると思うんですけれども,そこら辺の,意欲を示していただけますでしょうか。基本構想の策定を控えてますけれども,どうやって,それを束ねていくか,と。

(答)
 そうですね,1つはやはり,イメージを示していくということだと思うんですね,もう少し分かりやすいイメージ。
 それから,やっぱり,こういった事がとるべきアクションの方向ではないか,といったような,やるべき事の具体的なイメージも出していく必要があるんじゃないかと思ってます。それを,やっぱり繰り返していろんな場面でお話をしていくと,理解をしていただくと。で,最終的に,皆さんの行動に繋げていっていただくというようなことを私としてはやっていきたいと思ってます。

(朝日新聞)
 朝日新聞です。2点,ちょっとご質問がありまして,1つは先ほど,鞆の問題,出島の問題をはじめですね,知事は現場に出向かれて,長年,その賛成,反対という論争が続いている問題に対して解決の道筋を見出していこうという姿勢っていうのが見えてきたものがあると思うのですけれども,今後,鞆もはじめ,いろいろ,賛成,反対がある問題っていうのは他にもありますよね。それについて,どのように知事がお考えになっているかっていうところを聞かせていただきたいんですけれども。

(答)
 それは,全部ひとくくりでは言えないところがあって,もし,ひとくくりで言うとしたらですね,さっき申し上げましたけれども,結局,行政っていうのは県民の,県民による,県民のための政治なり,行政であるっていうことだと思うんです。
 例えば,鞆の話っていうのは,非常に本質的には,地域の自己選択の問題と言うか,課題って言うものに近いものだと思うんですよね。始まりがどうだったかっていうのは別にしてですね。今は,地域をどうつくっていくかっていう地域の自己決定のところで,これがその住民自治とか,地方主権の1つの考え方の柱の部分ですよね。こういったものもあるでしょう。
 そうじゃなくて,出島のようなものは,全体として必要とされるものと,それがある特定の個とか地域に色々な負担がかかってしまう,こういう関係にあって,地域の自己選択の話ではありませんよね。こういったことについては,住民の皆さんのご意見をしっかりお伺いしながらですね,でもやっぱり,全体の利益を勘案した政策というのを進めていかなければいけないということがあると思うんですね。
 ですから,それぞれの場面によって,いろいろ違うと思いますけれども,いずれにしてもひとつあるのは,そうは言っても,これは住民がやっぱり,県民の皆さんが自分たちのためにやる,広い意味でですね,ことなので,それをできるだけ,ご理解をいただきながらですね,また,県政を直接担当している我々自身を含めて,よくエジュケートされたって言うかね,選択をしていけるように努めていきたいなというふうに思ってます。

(朝日新聞)
 〔鞆について〕地域の住民の皆さんの色々な意見があるっていうのは,だからこそ,長い間対立が続いてきたんだと思うんです。ある時期には,一定の方向性と言うか,知事としての決断を求められることが,タイミングということが出てくると思うんですけれども,それを改めて,いつぐらいに考えてらっしゃるのか。

(答)
 それは,議論の熟度によってということだと,繰り返し申し上げてますけど。それによって決まってくるかなと。ただ,これも,繰り返し申し上げてますけど,なるべく早い方がいいというふうには思ってます。

(朝日新聞)
 それと,全く別のご質問ですけれども,知事は成果主義ということをおっしゃられて,今回の色々な施策の中にもそういうことは反映されてますけど,年俸制の導入なり,そういったこともある意味,成果主義の中の一環ではないかという感じがするんですけど,財政再建という観点,行財政改革という観点と成果主義っていうのは,成果主義っていうのは目的を持って,いろいろお金もかかる部分もあると思うのですけど,それと財政再建,コストの削減っていうことのウエイト,知事の頭の中ではどの位のその比重を置いて,その施策に取り組まれていこうとされているのか。

(答)
 それは,ちょっと別の次元のものなんでですね,相矛盾するということではないと思うんですよね。

(朝日新聞)
 同時に進められていくという。

(答)
 そうです,はい。

(朝日新聞)
 特にその行革という点では,強く押し進めていかれようという考えの分野っていうか,施策っていうのは特に。

(答)
 行革っていう言葉は難しいんですけどね,まず1つは余分なコストをかけていかないという観点から言うと,成果主義っていうのは正に直接つながっているものですね。
 成果主義っていうのはお金をかけること,予算を先に取ることを是とするんではなくて,その達成すべきことを定めて,そこにかけるコストはなるべく少ない方がいいって考え方ですから。無駄なことは止めると,だけど,成果を上げる上で必要なものはちゃんとやりましょうと。じゃないと成果が上がらないわけですから。上がらないところに中途半端なコストをかけてもそれ自体が無駄になりますんでね。それはしっかりとやめましょうということだと思うんですよ。
 だけどそれは取りも直さず,筋肉質な施策をつくっていくということだと思います。そういう意味では,行財政改革が,単に使うお金は減らしますということと違いますけども,やるべきことはきちんとできるだけ少ない資源で達成するんだという意味にとらえたらですね,これは,成果主義とも一致をしてくるということだと思います。

(広島テレビ)
 すみません,先ほどの鞆の浦の件なんですけれども,1点確認させていただきたいんですけど,知事としては,議論の行方を見ながら,なるべく早く,というお話が今あったわけなんですけれども,これは当初,現場に初めて視察に行かれた時に2010年度中の結論を一つのめどというお話があったと思うんですけど,これは必ずしも今年度中というものに縛られないという考えだというふうにとらえてよろしいんでしょうか。

(答)
 これも多分,繰り返し申し上げていると思うんですけど,当初,今年度中にはと申し上げたのは,スタートをなるべく早くしてということで,これ位にはめどをつけていかないと,いろんな方々の思いも含めて汲み上げるのが大変かな,ということで申し上げたんですけれども。スタートがずれたということもありますし,また,より重要なのはしっかりと議論をしていくということでありますから,今年度中に無理矢理デッドラインを引くというつもりはありません。

(広島テレビ)
 ただ,一方で福山市長などからは,やはりなるべく早くという声もあるんですが,その辺りのコミュニケーションと言うか,今後,例えば福山市長との話し合いなどをしていく予定というのはお有りでしょうか。

(答)
 我々が,いたずらに時間を使うためにやっているのではないということは市長も十分ご理解をいただいていると思うんですよ。そういう意味では,これからも議論が円滑に進展していくように,お願いをしたいと思ってますし,それは,今,協議に参加されている方,皆さんに改めてお願いをしたいと思ってますし,必要な協力は,市の方にもお願いをしたいと思ってます。そういったことに関するコミュニケーションは,日ごろから行っていると思ってますんで,必要があれば,もちろん羽田市長とも話しをしたいと思ってます。

(山陽新聞)
 すみません,山陽新聞の正本です。これも鞆の関係なんですが,これまで解決の時期がいつ頃までになるかといったお話が中心でしたけど,この1年間を振り返るという意味で,これまでなかなか行われなかった住民協議会という枠組みができたこと,それから,これまでの議論の進展については,知事としてはどのように評価,総括をされているのかということをお伺いしたいと。お願いします。

(答)
 はい。議論の具体的な中身が進んでいくまでにはですね,少し想定してたよりも時間がかかったかなと思ってます。そういったことがまた,いろんな方のフラストレーションにつながっている側面もあるんではないかなというふうに認識をしてます。
 そういったことを踏まえた上で,現時点で一応,内容的な議論が始まって,関係者の皆さんの理解もまた少しずつ進んでいるのはないかと思います。つまり,このプロセスを続けていくことが一つの解決につながっていくのではないかなという感覚を持っていただきはじめているのかなと,少し遠慮がちに申し上げますと。と,いうふうにも感じてますので,そう感じていただいたところで,なるべくこのプロセスを早めていくって言うかですね,そういうことが必要ではないかなと思いますし,そのことは仲介者のお二人も十分にご理解をされていると思いますので,認識を共有しながら進めていければと思っています。

(山陽新聞)
 ありがとうございました。

(毎日新聞)
 毎日新聞の樋口です。マニフェストレビューということでいろんな数値なんかで分析していただいてますが,ずばりですね,自分が知事になる1年前よりも,この1年で広島県は良くなったと思われますか。そのことをずばりお聞きしたいんですが。

(答)
 はい。県政という観点から言いますと,県民の皆様に,県政に関する関心を高めていただいているのではないかと思っておりまして,私はこの1年,まずそこを大きな目標にしておりましたので,そういった意味では良くなっていると思います。

(中国新聞)
 中国新聞の加納です。関連ですが,特にどの部分で,1番何の部分で県政への関心が高まったというふうに,自己評価されますか。

(答)
 どの部分と言うよりは,私は全般じゃないかと思うんですけどね。

(中国新聞)
 では,項目と言うよりも,知事のどういった姿勢が,県政への関心を高めるきっかけになったというふうに思われますか。

(答)
 それはなるべく,県民の皆さまにメッセージを発信をしていくと。あるいは,そのいろんなものが見えるように,進めていくということを心がけてきましたけれども,そういった活動を通じて,県民の皆さまにも関心を高めていただいているんじゃないかなと思います。

(幹事社:産経新聞)
 時間が残り少ないので。

(中国新聞)
 すみません,あともう1点,ちょっとすぐ終わります。残り3年ですけれども,知事にとって,理想の知事像というか,リーダー像っていうのはどういったものを掲げられますか。

(答)
 これは,知事像というよりも,私の理想のリーダー像ですけども,やっぱり,リーダーっていうのは,ある組織なり,グループがあってですね,その中の構成員がたくさんいるわけですね。その構成員の皆さんが自ら持っている力を最も発揮をしていくと。それを促していくのが,私はリーダーの最も重要な役割だと思ってます。

(幹事社:産経新聞)
 残り少ないので,あと1社,お願いします。

(NHK)
 手前味噌な質問で大変恐縮なんですけども,先ほどの就職支援策の314人の研修生の中のうち51人が正社員に雇用されたと。この数字について,率直な感想をいただければと思うんですが。

(答)
 もう少しどういう事実関係にあるのかというのを見てみないと,今は何とも言えないかなと。すみません。また,別途でもいいんですけどね。

(幹事社:産経新聞)
 じゃあもう1問だけ。

(RCC)
 すみません,重ねて恐縮です。変革のスピードについての話をちょっと質問したいんですが,人件費の見直しと言うか,人件費評価の見直しについてですね,今,組合側に査定の話とかを提案されておりますけれども,なかなか組合側からすると,理想は分かるんだけれども,もう少し時間を置いてもらえないだろうかというような趣旨のことも,ご意見としてあるようですが,この点は今,第2段階になってますけれども,第2から第3にしていくための,つまり,職員への理解,変革のスピードに関する職員への理解というのを,特に,人件費のことで伺いたいんですけれども,どうやって理解を得ていきたいと思われますか。

(答)
 人件費のことについてですか,あるいは,その評価制度。

(RCC)
 評価制度でお願いします。

(答)
 評価制度については,これはやはり導入前にきちんとした研修であるとか,説明会であるとか,そういったようなことをしっかりとやっていく必要があると思うんですね。そういったことを通じて,やはり制度の意味合いの理解だとか,そういうことも進めていきたいと思ってます。

(RCC)
 職員側の気持ちも分かるけれども,できるだけ早く進めたいということですよね。

(答)
 そうですね。ずっと先延ばしにはできませんから,ご理解をいただきながら進めていきたいと思ってます。

(幹事社:産経新聞)
 それでは時間になりましたのでこれで会見を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

(知事)
 ありがとうございました。


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