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知事記者会見(平成22年10月19日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年11月1日更新

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

会見日:平成22年10月19日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3 2/3 3/3

 

(発表事項)

○「対中国貿易拡大のための連携協定」の締結について
○大久野島毒ガス障害死没者慰霊式等について
○「みんなで子育て!オレンジリボンキャンペーン」について
○南加広島県人会創立100周年記念訪問団について
○知事の子育て休暇の取得について

   ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

(質疑)

○知事の子育て休暇の取得について
    
※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。
○大久野島毒ガス障害死没者慰霊式等について
○「対中国貿易拡大のための連携協定」の締結について
○広島県の行政委員の報酬について
○海の道構想について
○米国の臨界前核実験について
   
※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

(幹事社:朝日新聞)
 こんにちは,幹事社の朝日新聞です。それでは,定例会見を始めさせていただきたいと思います。まずは知事の方から発表項目がお有りだということですので、よろしくお願いします。

○ 「対中国貿易拡大のための連携協定」の締結について

(知事)
 今日は発表項目は5点ございます。
 まず1点目は,「対中国貿易拡大のための連携協定」の締結についてでございます。
 現在,広島港と福山港,そして尾道・糸崎港の利用促進を,官民一体となって行っております,広島港振興協会,それから広島県東部港湾振興協会が,この度, 広島銀行と,「対中国貿易拡大のための連携協定」を締結することになりました。
 10月26日,これは火曜日ですけれども,9時30分から締結式を行いまして,私も港湾管理者として立会する予定にしております。
 これまで,両振興協会ですね。これは,上海や大連でポートセミナーを行ったりしましてですね,中国航路の利用促進を図ってきているところでございますけれども,今後,一層の貿易拡大を図るために,日常的な働きかけが必須であるということから,広島銀行に中国でのポートセールスについてご協力をお願いして,ご快諾をいただいたというものでございます。
 この連携によって,中国との物流のパイプが太くなって,県内企業の国際競争力の更なる強化と,生活物資を中心とする輸入品物価の低廉化が図られるということで,こういったことを通じて,県内経済の活性化に寄与することを期待しております。

○ 平成22年度 大久野島毒ガス障害死没者慰霊式等について

(知事)
 それから2点目ですけれども,大久野島の毒ガス障害死没者慰霊式でございます。
 今週の21日に,平成22年度大久野島毒ガス障害死没者慰霊式が開催されます。
 これも皆様ご存知のとおり,戦前に,全国最大の毒ガス工場が大久野島に建設されておりまして,その大久野島毒ガス障害者対策連絡協議会が,毎年10月に慰霊式を行っております。
 今年は,戦後65年になりますし,慰霊式が25回目であるということからですね,私が出席をして,毒ガス傷害による犠牲者に対する追悼を行いたいと思っております。
 現在,これも皆様ご存知のとおり,大久野島は,観光客や修学旅行生がたくさん来ております。非常に,のどかな美しい島ですけれども,戦前に非常に不幸な歴史を持つ島でございまして,今回,その節目を迎えた慰霊式に出席をしたいということであります。

○ 「みんなで子育て!オレンジリボンキャンペーン」について

(知事)
 3点目は,「みんなで子育て!オレンジリボンキャンペーン」であります。
 今,私もここにオレンジリボンをさせていただいてますけども,今日の生活福祉保健委員会で担当課長からも説明をしておりますけども,私からも改めて,マスコミの皆さまにもですね,キャンペーンの参加についてご協力をお願いしたいと思っております。
 児童虐待に関する相談件数というのは,増えておりまして,また昨今もですね,重大な事件が発生しておるところであります。この児童虐待防止は社会全体で早急に解決をしなければならない非常に重要な課題になってると思っております。
 まずは,その第一歩として,県民のお一人お一人にですね,子どもや子育て家庭に関心を持っていただいて,応援する気持ちを持って,実際に小さなことでもいいので,行動に移してもらう,それによって,親の孤立を防いで,児童虐待防止につなげていきたいと考えております。
 この親の孤立というのは,特に核家族化が進む中でですね,本当に日常的に起きることだと,私も子育てをしてる中で,実感しておりますので,それを防ぐためにですね,少しでも声がけをしていただけるように,このキャンペーンを展開するということであります。具体的には,11月から年度末までに,この児童虐待防止をアピールする「オレンジリボン」を着けていただいて,子育て親子に声かけをしていただきたいということであります。
 参加のお申し込みは,資料にございますけども,個人でも,あるいは企業やお店,あるいは団体等の単位でもできるようになっておりますので,是非,皆様に積極的な応募をお願いしたいと思っております。30万人の参加を目標にしております。30万というのは,かなり大きな数でもありますので,マスコミの皆様にも是非,積極的に取り上げていただければと思っております。 
 この行為自体はすごく簡単な行為であります。ただ,なかなか実際に声かけをするというのは勇気もいると思いますけれども,是非,たくさんの方に少しでも参加していただいて,虐待防止につなげたいと思ってます。

○ 南加広島県人会創立100周年記念訪問団について

(知事)
 次に,先週行ってまいりました南加広島県人会創立100周年記念訪問団の派遣についてであります。
 南加広島県人会創立100周年記念祝賀式典,こちらがアメリカのロサンゼルスでございまして,それに訪問してまいりました。
 そこで,広島県のご出身の皆さんの供養塔などに参拝をして,献花をするとともに,県民を代表いたしまして県議会団等とともに祝賀の式典に出席をしてまいりました。これは,想像以上に大きな祝賀会でありまして,本当に盛大に行われました。中ではですね,ほとんど日本語でやりとりがあったんですけども,皆さん,非常に伝統的な広島弁をしゃべっておられましてですね,本当にそういう意味で逆に,かえって懐かしいくらいの感じがするくらいでしたけれども,その中でご高齢の方,そして功労者の方々を表彰させていただきまして,県人会の皆様とも交流を深めてまいった次第であります。
 この県人会,100周年というのは,本当に振り返ってよく考えてみますとですね,非常にいろんな意味でつらい時代も経てこられた県人会であります。もちろん強制収容所の収容ということも含めてですね,いろんなご苦労をされてきたわけですけれども,その中でも必死に頑張ってこられて,アメリカ社会に社会的基盤を築いていかれたということと,その中でも広島県にこれまでも様々なご支援をいただいてます。終戦直後,いろんな寄付をいただいたり,被爆者の援助をいただいたりですね,そういうことをしていただいております。本当にこの100年間,ふるさとである広島に対する変わらない思いを一貫して持ち続けていただいてるというのは,本当によく分かりました。
 広島と,まさに非常に強いつながりで結びついているわけでありまして,こういった本当に広島思いのですね,グループ,この県人会の存在というのは,これから日本全体,広島も含めて,グローバル化っていうのが避けて通れない時代になってるわけですけども,そういう中で広島がこれからも,この環境の中で発展していくための大きな資産ではないかなというふうに実感をしております。今後もひき続き,県人会とのつながりは大事にしながらですね,その様々なネットワークを広島県のためにも役立てていければなと思っております。
 帰路にはハワイ州の4つの県人会,3つの場所で4つの県人会の皆様と交流をさせていただきまして,懇談を行ってまいりました。こちらでも基本的には同じであります。
 また,この機会にですね,スタンフォード大学にあるフーバー研究所を訪問しまして,国際平和の構築に向けて広島が果たすべき役割について,意見交換を行ってきたところであります。

○ 子育て休暇の取得について

(知事)
 それから5点目になりますけれども,「私の子育て休暇の取得」についてでございます。
 既に報道でずいぶん流れてしまっておりますけれども,10月28日にですね,予定日として3番目の子どもが産まれる予定になっております。
 いつ産まれるかまだ分からないですけれども,産まれてから1ヶ月程はですね,いろいろ子育てやら家事を行うための休暇をとって,妻の負担を軽減するとともにですね,私も育児にですね,積極的にかかわりたいと思っております。
 今年の3月に県で「みんなで育てるこども夢プラン」を策定してますけれども,その基本姿勢として,「子育てを男女がともに担い,分かち合う」という視点を掲げております。県民の皆様には,私が自ら先頭に立って,子育てをする父親ということで,「育メン」というのもですね,宣言をさせていただいたところでありますけども,今度3人目の子どもが産まれますので,これを機に,また「育メン」をですね,実践をして,県庁の職員のみならず,広くですね,働く男性が積極的に育児休暇をとっていただくきっかけ,あるいは,この子育てにかかわっていただくきっかけになって,また様々な職場でですね,女性でも男性でも,子育てをしやすい環境づくりが一層進むように,その一助になればと思っております。
 また,最終的にはですね,こういったことを通じて,いわゆる男女共同参画社会の実現というものに,一歩一歩近づいていくんではないかと思っております。
 子育て休暇ですけれども,出産後約1ヶ月ほど,朝,子どもが幼稚園へ行ったり,小学校へ行ったりするものですから,その支度や送り迎え等にですね,時間単位で休暇を取っていきたいと思っております。公務と調整しながらですね,これを行っていくと。あとは,できるだけ早く家に帰ってですね,家事をするということを考えております。
 私からは以上でございます。

○ 子育て休暇の取得について

(幹事社:朝日新聞)
 ありがとうございました。それでは,発表項目に関するご質問のある社はお願いします。

(広島テレビ)
 広島テレビの長島です。第3子,もうすぐご誕生ということで,おめでとうございます。

(答)
 ありがとうございます。

(広島テレビ)
 育休,時間単位で取られるということで,上のお子さんの送り迎えなどというようなことをおっしゃってたんですけれども,こういう時間なかなか取れることもないと思うんで,特に楽しみにされていることがあれば教えていただきたいんですが。

(答)
 上の子はね,今はもう勝手に小学校へ行くんですけれども,下の子がちょっと離れたところに幼稚園がありましてですね,車じゃないとなかなか送り迎えができないので,私が行こうかと思ってるんですけど。なかなかうちの下の子は幼稚園の制服があって,とっても可愛いんですけど,それを見る機会もあまりないんでですね,その送り迎え。またちっちゃい子が友達でいますから,そういった子ども達と「こんにちは」とか挨拶を交わすのを楽しみにしてます。

(NHK)
 NHKの平間です。時間的に公務の状況を見ながら,お休みになるというお話ですけれども,だいたい例えば1日,1ヶ月間のスケジュールで言うとですね,例えば朝の時間帯,何時間抜けるとかですね,夕方の時間帯にどれぐらい抜けるとか,ある程度どんな感じの仕事の仕方になりそうなのかというところを教えていただきたいのと,あともう1点ですね,県庁の男性職員の育児休暇の取得状況みたいなのがもし分かればそれも教えていただけますか。

(答)
 はい。基本的には,まず朝,下の子をですね,送るのに,これちょっと時間的にどれくらい必要かはわかりませんけれど,1時間くらいは要るのかなと思います。午後ですね,迎えに行くのに,これもフルに行くと,その往復っていうか,やっぱり1時間くらいかかるかなと思うんですけれども,その他子どものですね,学校だけじゃない,ほかのいろんなこともあるので,そういったことも含めてできるところは調整しながらやっていきたいなという感じですね。
 県庁の男性の育児休暇の取得率はですね,これは正直言ってあまり高くなくてですね,育児休業を取ったのが,平成21年度で,3歳までのお子さんで取られた人数が8.8%。数字的に具体的に言うと,57人対象者がいて,5人取得をしているという状況であります。広島県の状況はですね,平成21年度はまだ数字が出ていないんですが,平成20年度は0.7%〔正確には0.8%〕でありまして,全国でみますと,平成20年度が1.2%でありますから,0.5%〔正確には0.4%〕ほど低いんですけれど,1.2の0.7〔正確には0.8〕ということで,かなりそもそもの全体量よりは低いんですが,相対的にも大きな差があるというのが,広島県の現状であります。

(RCC)
 すみません。続いてRCC福原です。
 ちょっと,先ほどのスケジュール的なものの確認ですけれども,1日べったりお休みになるような日は想定していないということでしょうか。

(答)
 そういう日もあるかもしれません。日程の都合上ということで,どうしても外せない公務というのがありますので,それこそ,この期間にはノーベル平和賞サミットとかですね,あるいはインド出張みたいなのも入ってくると思いますので,そういうのはもう外せませんので,それ以外のところでは場合によっては休ませていただくこともあるかもしれないですね。

(RCC)
 あと,上の2人の時には,同様の措置を取られたりはしたんでしょうか。

(答)
 そうですね,上の2人の時というか,上の子が産まれた時には面倒を見る子どもがまだいなかったんで,大丈夫だったんですけど,下の子の時にはですね,そういった送り迎えも比較的近所だったので,助けをもらいながらできたんですね。今回はそれでは間に合わない状況なので,思い切って取らせていただくことにしました。

(共同通信)
 共同通信の橋本です。3点ほどお伺いしたいんですが,茨城県の龍ヶ崎市とか東京都の文京区では,特別職にも育児休暇ということを条例化する自治体もあるんですけれども,1点目はまずこれについてどうかということ,ちょっと1点目からお伺いしたいんですけれども。

(答)
 条例化についてはですね,特別職,私がもう1人産まれなければしばらく適用対象がないのかなという気もしますので,現時点ではそれは考えてません。

(共同通信)
 あと,ちょっと細かい点なんですが,いわゆるご出産の際にですね,陣痛なり何なりで,いわゆるご出産前に有給休暇を取得するということはないってことですかね。これはあくまで産まれてからってことなんですかね。

(答)
 出産は,これも公務に支障がない限り立ち会いたいと思ってますので,本当に外せないものでなければ,申し訳ないですけれどもキャンセルをしてですね,出産には立ち会うということにしたいとは思ってます。

(共同通信)
 ということは,この育児休暇ですけれども,産まれた後ということでは必ずしもなくて,場合によっては産まれる前も・・・ご出産には立ち会うご意向であるということですね。

(答)
 できれば。

(共同通信)
 あと,3点目なんですが,ちょっと今,知事もおっしゃったんですけども,世の中で育児,正に休業の方ですね。なかなかいわゆる無給であったりして,取得しづらいような状況もあるという声もあると思うんですけれども,これをその育児のために,男性も育児にもっと積極的にかかわるようになるためには,どういったようなことが必要なのかなと,知事は思われるのかお聞きしたいんですが。

(答)
 今,政策的にすすめていることですけれども,ひとつは当然,意識啓発という部分があると思うんですね。それは,経済的な理由を除いてもですね,やっぱり仕事の中のいわゆるピアプレッシャー〔職場などでの同僚からの圧力〕みたいなかたちで男性の方が取りにくいっていう現状があると思いますので,そういった意識的な部分を変化させていくということは必要なことだと思います。それから経済的な部分についても,男性と女性の所得の現実的な差などによって,女性の方は取りやすいけど,男性が取ると非常に厳しくなるということも,現実としてはあると思うんですね。それはどのくらいの期間かということは別にして,少しでも取りやすいように,今も我々は中小企業に対してですね,給付金を給付するようなこともやっておりますし,そういった経済的な支援というのもある程度,特に中小においては。大企業は私は十分,吸収できるんじゃないかと思うんですけれども,経済的な環境を整えるということも1つはあるかもしれないと思いますね。

(HOME)
 ホームテレビの下門です。おそらく全国の知事職としては初めての育休になろうかと思うんですけれども,いわゆる初物についてのお気持ちというか,感想を聞かせていただければと思うんですけど。

(答)
 たまたま初めてだったんですけど,これを機に,いろいろとニュースでも取り上げられると思うんですけど,先ほどの意識ということに働きかけていくことができたらなというふうに思っています。

(NHK)
 NHKの平間です。すみません,もう1点。ひとつはですね,さっき男性の場合,特にプレッシャーの面もあって,なかなか育児休業とか育児休暇の取得が進んでないという話がありましたけども,湯崎知事ご自身がですね,今回こういう育児休暇を取得するという決断をするに当たっては,何かその辺悩んだ部分ですとかそいういったことがあったのかどうかというお気持ちの辺りと,あともし決まっていれば,3人目のお子さんのお名前は何とおっしゃいますかね。

(答)
 それはまだ家族にも発表していないので。発表というかまだ決まっていないですけどね,端的に言うと。
 迷ったかというか,悩んだかというとですね,やっぱり私はそのどうしても外せない公務というのもありますので,そういう意味でどう折り合いをつけるかっていう点についてですね,少し考えるところはありましたけど,どちらかというと,周りの皆さんが是非取ってくださいという感じでおっしゃっていただいたんでですね,そういう意味では私は逆のプレッシャーというか,いいプレッシャーをいただいたのかな,と思っていますけど。

(読売新聞)
 すみません。読売新聞の平井です。今の関連なんですけど,周りの人というのは職員ということでよろしいんでしょうか。

(答)
 職員もそうですし,その他の方々もですね。まあ妊娠を知ってる方々。これは議会の議員も含めてですね。あるいは支援者の方々とか,そういう方々も含めてそういう声は非常に多かったので,そういう意味ではすごくみんな理解があるなと思いながらですね,ただなかなか進まないこの現実は何だろうと思いながら,おっしゃっていただきました。

(毎日新聞)
 毎日新聞の樋口です。今回の育児休暇に関して,奥さんはどのようにおっしゃってるんでしょうか。

(答)
 何でしょうね,「ほんとに手伝ってくれるの」みたいな。大体そういう面で私はあんまり人に威張れるようなことはあんまりやってないんでですね,「何よ,目立つだけ目だって」みたいに思ってるかもしれないですね。ちゃんとやれと。

(中国新聞)
 中国新聞の加納です。今回の育休について,もちろんとても歓迎の声も大きいとは思うんですけれども,一部からは,やはりその休暇という概念がない特別職がですね,育児休暇をとるということに対して,批判的な意見も寄せられたのではないかというふうに思うんです。インターネットなんかでも,案外,意見なんかが結構錯綜してる部分があるので,その辺について知事がどういうふうに感じておられるか,教えてください。

(答)
 もちろん,いろんなご意見はあると思います。そういう中でもですね,ある意味でいうと象徴的な意味合いがあると思いますので,あえて取らせていただいてますし,少なくとも,それが少しでも今の環境の改善とか変化の後押しになれば,私はそれは政策的にはいいことだと思いますので,そう思って取らせていただくことにしてます。

(読売新聞)
 読売新聞の野中といいます。今の回答に対して,さらにつっこんだ質問なんですけれども,少し,象徴的な意味合いがあると,あえて取ることが今後の環境の改善・変化の後押しになればいいというのは,取ったことで,こうやって反対だったり賛成だったり,議論が巻き起こると,それが環境が変わっていく変化を生んでいけばいいなという趣旨ですか。

(答)
 いや,むしろ知事でもとるんだということですよね。そういう認識だと思います。
 会社でもね,例えば一番下のスタッフが取るよりも,例えば課長だとか部長だとか,もし子どもが産まれて,じゃ僕が休暇取るって言ったらですね,やっぱり職場の中の取りやすい雰囲気っていうのは変わってきますよね。そういうことじゃないかなと思います。

(読売新聞)
 あと追加でいいですか。職員の休暇の取得率の目標値っていうのが今あれば教えていただきたいのと,同じように奥さんが出産を控えてらっしゃるお父さんたち,職員も職員以外の県民の方もいらっしゃると思うんですが,そういった方に何かメッセージがあれば。

(答)
 目標は10%ですね。平成21年度に10%だったんですけれども,ちょっとそこは到達してないということですね。これは新しい目標って何でしたっけ。

(事務局)
 まだありません。国のほうは13%です。

(答)
 メッセージとしてはですね,実は今日お昼に,これもまた皆さんご存知の,ブラウン・バッグ・ランチ〔ブラウン・バッグ・ランチ・ミーティング:昼食懇談会〕というのがあって,若手の職員と意見交換があって,来年,出産を控えた〔妻がいる〕男性職員がいたんですけど,「是非,君も取れよ」ということを言っておきましたけれど。是非ね,可能な限り,積極的に取ってほしいと思ってます。

(幹事社:朝日新聞)
 ほかにございますか。そのほか,発表項目について,何かご質問はございませんか。

○ 平成22年度 大久野島毒ガス障害死没者慰霊式等について

(読売新聞)
 従来の発表事項にちょっと戻りたいんですけれども,大久野島の毒ガスの死没者慰霊式,65年の節目だということなんですが,これまで逆に言うと出席してなかった理由が何かあれば教えていただきたいのと,ここでの目的は。知事は初めて視察をされるのかというところと,視察をする中での目的というものがあれば教えてください。

(答)
 なぜ,出席をしなかったのかというのはちょっと定かではありませんけれども,今回は正に節目になるのでいいタイミングかなというふうに思っております。個人的にも大久野島に行ったことがないので。毒ガス施設の見学というのも初めてになります。
 広島の場合ですね,被爆が非常に大きく取り上げられてますけれども,大久野島も非常に,大量破壊兵器というか,非人道的兵器としては非常に重要な兵器でありまして,その結果健康被害が出ているというものはですね,我々にとって,忘れちゃいけない歴史なんだと思うんですね。それを私も不勉強でこれまで行ってなかったんですけども,これは日本としては作る側だったわけですけども,その過去の事実について知っておきたいなと思ってます。

○ 「対中国貿易拡大のための連携協定」の締結について

(中国新聞)
 広島銀行との提携についてなんですが,今回,この対中国へのポートセールスが,なぜ今,この時期なのかということと,このことについての抱負みたいなものを聞かせていただきますか。

(答)
 この時期というのは,たまたまこの時期になったということなんですけれども。
 抱負というかですね,これを通じて,やっぱり現地の中国の荷主企業さんに,広島の港の認知度を向上していただいて,港湾の利用企業を増加をしていくと。ついては,それに伴って,輸出入が増加をしていくと,拡大をしていくということになるわけですけれども,それを期待してます。
 やはり,経済的な関係を深く作っていくということは,いろんな意味での県内企業の競争力の強化ということにも,もちろんつながりますし,広島県と中国の,これからもう一度,関係の深化をしていきたいというふうに思ってるわけですけども,そういった関係の基礎にもなっていくものだと思ってますので,そういう効果も期待をしてます。

○ 広島県の行政委員の報酬について

(幹事社:朝日新聞)
 幹事社から1つ質問があるんですが,昨日もちょっと会見の席で,行政委員の報酬の件について,知事の方から早急に結論を出したいというご回答があったんですけど,早急に結論を出したいというのは,見直すという方向での結論を出すということなのか,それとも,現状のままで,といういことでの結論なのか,その辺のもう少し具体的な現時点での考え方を教えていただきたいんですが。

(答)
 おそらくですね,何らかの見直しっていうのは必要になるんじゃないかなと思ってますけども,それぞれやっぱりその行政委員会の現状も違いますので,そういったものは,細かく検討していく必要があるんじゃないかと思うんですね。そういう検討だということです。

(幹事社:朝日新聞)
 他県ではですね,そういう結論を導き出すための検討会を設けているようなところも近隣ではあるんですが,そういうものをお作りになられるというようなお考えはあるんでしょうか。

(答)
 まず,内部で,これは状況の調査と考え方の整理ですから,まず内部でできるんじゃないかなと思ってます。その中で,どうしてもやっぱり,幅広く意見を問わないと結論が難しいんじゃないかなというようなことがあったらですね,場合によってはそういうこともあるかもしれませんけれども,基本的には,今は内部検討というところで考えてます。

(幹事社:朝日新聞)
 目安としては結論を出されるのはいつぐらい,というふうにお考えなんでしょうか。

(答)
 それはですね,まだ,何とも言えないところです。

(幹事社:朝日新聞)
 このことに関しては何か。それでは,全くその他で。

○ 海の道構想について

(NHK)
 先週,週末にですね,オープンしたカキ小屋のことでちょっとお願いしたいんですけども。海の道構想ですよね,これが10ちょっとあるプランのうちの1つが,本格的に動きだしたということで。海の道とも山の道とも分からないという批判があったのが,海の道なんだなというのが分かってきたところなんですけども,これについて,ちょっと一言,コメントと言いますか,今後の意気込みですとか,どういう事につなげていきたいか,という辺りを一言お願いします。

(答)
 海の道構想というのは,とにかく,瀬戸内の資源を活用してですね,観光客の皆さんに来ていただいて,観光消費を伸ばしていくと。それに伴って,その産業連関が非常に幅広いものでありますから,経済効果を出していくというものでありますので,これからどんどん,こういうプロジェクトをですね,いかにできていくかということが重要になってくると思うんですね。その第1弾,というわけでも必ずしもないんですけど,サイクリングも始まったりとかですね,いろいろしてますけど。それがとにかく,増えていく,増やしていく,また,それがやりたいっていう人が,行政ではなくて増やしていくということを進めていきたいなと思ってます。

(幹事社:朝日新聞)
 時間も過ぎてますので,最後の質問にしたいと思います。

○ 米国の臨界前核実験について

(RCC)
 すみません,別件で。ちょうどアメリカに行かれてた時だと思うんですけども,アメリカの臨界前核実験の報を向こうで聞かれたかと思うんですが,改めて,核なき世界を標榜している中での核実験について,どのように思われるかお願いします。

(答)
 そうですね,本当にこれは残念なことで,オバマ大統領,ないしはそのアメリカ自身がですね,核不拡散の脅威に対応していくためには,核兵器を廃絶していくしかない,という流れの中で,プラハ演説をしてですね,NPT〔核兵器不拡散条約〕にも事実上,働きかけをしていって進めているわけですね。
 そういううねりを作りながら,自分で水を差しているということでありますから,これは,本当に残念としか言いようがないですね。そういうことで,残念なんですけども,残念と言っててても,前には進まないので,是非,もう1度,改めて,具体的に廃絶に向けて,どういったステップを取っていくのか,それをアメリカの中でも検討していっていただきたいと思いますし,それを支える環境づくりっていうのを,我々広島としてもできることをやっていかなければいけないと思いますし,国際世論もそれを後押しをしていかなければいけないんじゃないかなと思ってます。

(RCC)
 大統領の来日予定もありますけども,具体的なアクションを考えているとかありますか。

(答)
 大統領の今回の広島訪問というのは,私は現実的にはなかなか難しいんじゃないかと思います。いろいろ,政治的なことも含めてですね。今回の核実験というのも,どういう背景で行われたのか分かりませんけれども,大統領もルース大使が〔広島に〕来たことに対して,かなり政治的な反発をアメリカで受けているわけですよね。我々としては,大統領に来て欲しいと思ってますけども,それがアメリカの世論も国際世論も後押しをするような形で来て欲しいと思いますので,そういう環境づくりを我々もしていかないといけないんじゃないかなと思ってます。

(中国新聞)
 関連で。アメリカにいらした時に,国際平和での広島の役割を議論した,と。その中で核兵器の是非について議論というか話題はあったんでしょうか。

(答)
 それはですね,〔国際平和での広島の役割を議論したのは,〕実験の前ですね。〔事務方に確認〕
 だから,その点については,特に話は出てないです。
 
(中国新聞)
 〔臨界前核実験の情報を聞く〕前のときも是非についてはない・・・
 
(答)
 してないです。むしろ,広島の果たすべき役割であるとか,果たすことができる役割であるということについて,意見交換をしてきました。

(幹事社:朝日新聞)
 それでは,以上で会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。

(知事)
 はい。ありがとうございました。


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