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知事記者会見(平成22年9月8日)

印刷用ページを表示する掲載日2011年11月1日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

会見日:平成22年9月8日(水曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/2 2/2 

 (発表事項)

○平成22年度広島県議会9月定例会議案等提案見込みについて
 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/2」をご覧ください。

(質疑)

○平成22年度広島県議会9月定例会議案等提案見込みについて
 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/2」をご覧ください。

【会見録】

(事務局)
 ただ今から,9月定例会提案見込み事項についての発表を行います。それでは知事,お願いします。

○ 平成22年広島県議会9月定例会議案等提案見込みについて

(知事)
 それでは今日は,引き続きよろしくお願いします。「9月定例会への議案等提案見込事項」について発表します。
 まず,お手元の資料にございますように,1ページ目ですけども,平成22年9月定例会に提案する議案は,予算関係議案2件,条例等の議案が9件ございます。計11件の議案提案を行います。その他,地方自治法第180条に基づき,専決をしたもの3件など,報告案件が9件でございます。
 それで,内容の概要ですが,2ページをご覧ください。7月補正予算に引き続いて,災害対応補正予算を8億円計上しております。7月の補正予算と合わせて,累計の予算は120億円になります。それから,切れ目のない「緊急経済・雇用対策」,これを継続するため,48億円を計上しております。平成21年度1月の補正予算以降の累計予算額,つまり今年の1月以降の累計予算が745億円になります。以上,合計いたしまして,一般会計と特別会計合わせて,総額が75億3,800万円となっております。
 事業の概要でございますけれども,まず,先ほども申し上げたとおり,災害対応について,8億1,900万円を計上しておりますが,これもまたご存じのとおり,7月30日の臨時議会で総額111億4,400万円の議決をいただいております。
 今回の9月補正においては,「被災者支援対策」としまして,先ごろ,被災した市町との協議が整いましたので,被災した住居の修繕または建替え等に要する経費を対象として災害援護資金貸付金の貸付利率を無利子とする制度を創設することとして,それに要する経費の半分を県が負担する債務負担行為200万円を計上しております。
 それから,「災害関連事業」として,農林水産施設等への災害に関する事業として,今般,激甚災害の指定を受けましたので,国庫補助の対象となった林地崩壊の復旧経費や治山施設,漁港等の修繕等に要する経費2億6,600万円,そして,土木施設への災害に関連する事業として,災害復旧事業で採択をされない山腹斜面等の崩壊復旧や道路,河川等の修繕,土砂等の除去などに要します単県の災害関連経費5億1,800万円を追加しております。そして,「危険箇所の緊急点検」として,緊急雇用対策基金を活用した形で,地すべり防止施設やため池について,老朽化等による危険度の緊急点検を行うということにして,そのための経費を3,500万円計上しております。
 この7月の補正と合わせて,被災者の皆さまへの支援,そして早期の災害復旧,二次災害,再度災害の防止対策に全力をあげて取り組みたいと考えております。
 次に,4ページ目になりますが,「緊急経済・雇用対策」として,合計48億200万円を計上しております。
 まず,「雇用機会の創出」としまして,1億8,200万円ございますけれども,依然として厳しい雇用情勢を踏まえて,高校と大学の新規学卒者の就職を支援するために,緊急雇用対策基金を活用して,これまで公立高校に就職支援専門員を配置しておりましたけれども,私立高校にもこれを派遣することとして,6名分を計上しております。また,求人開拓員の体制強化,これは10名,現在あるところを14名に4名拡大いたします。それから,ひろしまジョブサイトの企業情報データベースの充実等,こういったことを行うこととしております。
 また,2点目の「地域生活基盤の整備」であります。こちら,46億2,000万円計上してございますけれども,この豪雨災害を踏まえて,県内全域の道路,河川,砂防施設等の基盤施設の緊急補修などを前倒しをして実施をしたいと思っております。
 そして,県立学校施設の耐震化につきまして,当初予算にも,40億円余,計上しておるところでありますけれども,これを加速するために,来年度に実施予定をしておりました学校のうち,前倒しが可能なところを3校,抽出しまして,その耐震化を実施することとしております。
 9月補正予算案に計上しております,緊急経済・雇用対策は以上でございますけれども,引き続き,円高の状況や中小企業の動向など,県内の経済と雇用情勢を注視しながら,国の方でも経済対策の動きがございますので,その情報収集も行いながら,必要な追加措置についても検討していきたいと思っております。
 続きまして,5ページになりますが,「『新たな経済成長』への挑戦」という分野で,中国との経済交流を推進するための経費を1,400万円,計上したいと思っております。
 今年の7月に中国を訪問したところでありますけれども,非常に中国の成長著しいということを実感しまして,この経済交流の拡大が,本県にとって不可欠であるというのを改めて認識したところであります。こうしたことから,県内企業の中国市場の獲得ですね,これをどう進めるか。あるいは,中国からの観光客の呼び込み,インバウンド対策などに戦略的に取り組まないといけないと思っておりまして,名前はやや大仰に付けましたけれども,「中国経済交流プログラムの策定」という,要するに,どう今後中国と関係を発展させていくか,という作戦を考える,というものでありますけども,これを作って,来年度以降,特に本県,26年来お付き合いをさせていただいております四川省との友好提携の蓄積を活かしながら,中国の関連施策を一元的に,また集中的に推進したいと思っております。
 次に,「『安心な暮らしづくり』への挑戦」の分野において,「子育てバリアフリーの推進」のための経費を計上しております。
 6月補正では,公共交通機関などへの子ども対応トイレの設置を支援する経費を計上しましたけれども,今回の9月補正では,県の所管施設分を計上するとともに,市町が行います,子育てバリアフリーの推進を支援するための経費を計上しております。これは,トイレだとか,スロープや手すり,ベビールームの設置,イベントなどでの託児施設の設置等が対象になる予定でございます。
 それから,最後6ページ目をご覧ください。「『豊かな地域づくり』への挑戦」の一環として,弥山の山頂展望休憩所,これの再整備のための経費を計上しました。
 これは,策定中であります「瀬戸内 海の道構想」とも関連してきますけれども,この正に広島県の観光の顔でもある宮島の弥山,外国人のお客さまがかなり登ってらっしゃいますけれども,非常に老朽化をして,一部危険と思われるような状況もありますので,3月18日に,私が小沢環境大臣に直接面会をして,この再整備を申し入れたところでございますけれども,その際,前向きなご回答をいただきましたが,結論として,平成23年度中の完成を目指して,国と県で協力して再整備を行うということになりましたので,その経費を計上するものでございます。ちなみに,これは整備自体は国立公園の中でありますので,環境庁が行うということになっておりますけども,協力しながらそれを進めるということになっております。
 次に,旅客定期航路の支援についてでございます。
 ご存じのとおり,高速道路料金の引き下げに伴って,フェリー等が大きな影響を受けておりますけども,一般旅客定期航路の係船料を今年の9月末まで免除することにしておりましたが,当面,この高速の割引制度が継続する本年度末まで,免除措置を延長することにしたいと思います。ただ,この航路につきましては,島しょ部の地域の暮らしや経済活動を支える重要なもの,生活航路については,今般の高速道路の影響のほかの事象等も含めてですね,将来にわたって安定的に維持をしていく必要があると思っておりますので,もちろん,今後,国の動向もございます。地域交通の確保に関する議論が国土交通省の方でもされておりますので,その動向も注視をしながら,市町と連携しつつ,必要な支援策を検討を進めているところでございます。
 予算については以上でありまして,この予算関係以外の議案等については,この後,担当の方から詳細にご説明をさせていただきたいと思っております。
 以上でございます。

(事務局)
 それでは,質疑に移ります。質問される方は,社名を名乗ってお願いいたします。
 よろしくお願いします。

○ 平成22年広島県議会9月定例会議案等提案見込みについて

(中国新聞)
 中国新聞の高橋と申します。予算関連でまず災害対応なんですけれども,7月の補正と9月の補正で大体,必要と思われる措置が済んだとお考えですか。

(答)
 基本的にそうなります。

(中国新聞)
 経済雇用対策に関連してなんですけれども,最後に円高への対応が必要があれば追加も考えると。例えば,タイミング,時期的なことであるとか,中身ですよね,現段階で考えてらっしゃることがあれば。

(答)
 これはですね,特に今,融資を制度上用意してまして,これは円高〔対策〕だけということではないんですけれども,比較的有利な借り入れ条件で借り入れられるということがありますので,これをまずご利用いただくというのが基本だと思ってます。ただ,なかなか借り入れだけでは間に合わないというような声が非常に強くなってきたりとか,あるいは国の方で円高対策,あると思いますので,その動きに対応した対策を出すということになったらそのタイミングで出したいと思ってますので,まずは国の経済対策の動向を見ていきたいと思ってます。

(中国新聞)
 タイミングも国と,あと,状況しだいということですね。

(答)
 そうですね。まず国の対策は明後日に出ると思いますので,それを踏まえてのタイミングというのはあると思います。

(事務局)
 ほかにございましたらよろしくお願いします。
 よろしいでしょうか。
 それでは,ないようでございますので,これをもちまして記者発表を終わります。お疲れ様でした。

(知事)
 ありがとうございました。

 

 

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