このページの本文へ
ページの先頭です。

2015年8月28日 インターンシップ日記【5】

印刷用ページを表示する掲載日2015年8月28日

8月25日(インターンシップ7日目)

 7日目の午前中は,学事課の方に,私が現在通っている県立広島大学に関する業務について教えていただきました。県が大学に目標を示し,大学はその達成に向けて計画を立て実際に動いていき,また,そのサポートを県が行うという関係性や,私たち学生は,大学の職員の皆さんだけでなく,県の職員の皆さんにも支えていただいていることを理解できました。現在,県立広島大学は,新たな取組や改革に挑戦しています。これらのことには,理事長のリーダーシップが活かされているそうです。
 先生方の研究への意欲的な取組や,時代に合わせたカリキュラム編成が行われている大学だということを教えていただき,誇りに思いました!
 午後からは,環境保全課の方に「環境の基本」について教えていただきました。まずは,単位のことから教えていただきました。m(ミリ)やμ(マイクロ),n(ナノ)より小さいものにp(ピコ)やf(フェムト)があるそうです。このような単位は,文系の私にとっては,初めて聞くもので面白かったです。
 また,水問題についても教えていただきました。日本は多くの食べ物を海外から輸入しています。例えば,穀物1kgを育てようと思えば水は1,000kg,牛肉を1kg分作ろうと思えば水は20,000kg必要になるそうです。日本は多くの食べ物を海外から輸入しています。このように考えると,日本は世界中のかなりの量の水を利用していることになります。水は有限の資源なので,「いつか水戦争が起こるのでは…」という担当の方の言葉がとても心に残りました。無駄遣いしないように心がけていくべきだと感じました。
水
 また,県議会事務局議事課の方々に,議会制度や議決までの仕組について教えていただきました。議会には6つの常任委員会と,6つの特別委員会があります。広島県議会では,毎月1回,19日に委員会が開かれるそうで,このことは全国的に珍しいそうです。
 本会議場や委員会室も見学させてもらい,それぞれにカメラがついていることを知りました。このカメラを使って,インターネット上で会議を中継するそうです。議会や委員会の様子は,県議会のホームページから見ることができます。
 本会議場や委員会室の中に入る貴重な経験をすることができました。
議場1
議場2

8月26日(インターンシップ8日目)

 8日目は,環境政策課環境活動推進グループの方に,私が実習前から謎に思っていた「体験の機会の場の認定制度」について教えていただきました。平成24年10月から施行されたこの制度は,土地や建物を所有する人などが,その土地や建物で提供する自然体験活動の体験の機会の場について,場所に応じて国や県,市町の長から認定を受けることができる制度です。
 最近施行されたこともあり,なかなか知られていません。全国でも,認定件数はたったの9件です。キャンプや省エネ,3Rの学習など,その9件の中でも内容はさまざまです。
 認定を受けていなくても,自然体験を提供することはできますが,認定を受けることで県や市のホームページで広報が行われます。安全基準などたくさんの基準をクリアしたという証明にもなるので,広島県でも広まっていくと良いと思いました。
 また,毎年6月に県庁前広場で開催される「環境の日」ひろしま大会についても教えていただきました。楽しくて,かつ,環境を意識してもらえるイベントにするために,たくさんの取組を職員の方々がされていることが分かりました。ゲストに誰を呼ぶのか,テントをどう並べるのかなど,どうすればお客様にたくさん来てもらえるかを考えながら計画するのは,とても難しいことだと感じました。
「環境の日」ひろしま大会

8月27日(インターンシップ9日目)

 9日目の午前は,平成27年版環境白書に関するデータ収集をほんの少しだけお手伝いさせていただきました。公共の刊行物なので,そのデータに誤りはないか,出典はどこかなど気を付けるべき点があります。求めたいデータをどうやって調べればいいのか分からず,とても大変でした。
 午後からは,自然環境課の業務内容について説明を受けました。自然環境課には,自然公園グループと野生生物グループがあります。
 自然公園グループでは,自然公園・野外レクリエーション施設等の整備,管理・運営を自然環境との調和や安全に配慮しながら行っています。広島県には,瀬戸内海国立公園・比婆道後帝釈国定公園・西中国山地国定公園・中国自然歩道や,6つの県立自然公園があります。
 このようにたくさんの自然公園があるのを知りませんでした。パンフレットなどを見て,自然がとてもきれいで癒されそうなので,ぜひ行ってみたいと思います!
 野生生物グループでは,広島県の豊かな「生物多様性の保全」の推進・維持を行うために活動されています。まず,「生物多様性」とはどういう意味だと思いますか? 国の調査だと,約17%の人しかきちんと答えられなかったそうです(私もきちんとは答えられませんでした・・・。)。「生物多様性」とは,種・遺伝子レベルで違うという『個性』と,その違うそれぞれすべてが関わっているという『つながり』と簡単に言うことができます。広島県の恵まれた環境の中で育っている豊かな生命を守るために活動されています。また,保全のために必要な狩猟について,加えて,狩猟者の育成にも取り組まれています。

8月28日(インターンシップ10日目)

 最終日の午前は,同じ時期に広島県庁でインターンシップをしている実習生の意見交換会が行われ,さまざまな課で実施されている実習内容の発表がありました。ほかの実習生の皆さんは,それぞれの課に合わせた企画立案や,見学をされていました。皆さんの感想や業務内容を聞いてみて,他の課にもとても興味を持ちました。また,私が出張に同行させていただいたり,県民の皆様の声を直接聞くことができたり,行政の実際の動きを見ることができたりと,貴重な経験をさせていただいていると実感しました。
 午後は,電気自動車の普及に必要な充電器について教えていただきました。充電器は今後まだまだ増えることが予想されます。県庁の駐車場に無料で利用できる急速充電器が1台あります。その充電器の利用は,1か月に70~80件あるそうです。私は,こんなに多くの方が利用されていることに驚きました。それほど,電気自動車の利用者が増えているということです。これからも,電気自動車の利用者と充電器が増えていけば,より環境に良い自動車利用につながるのではと思いました。
 最後になりましたが,2週間受け入れてくださいました環境政策課をはじめ環境県民局の皆様,ありがとうございました。
 実際に現場に入ってみないと分からないこと,今の環境問題,そしてその問題に対する取り組みなど,さまざまなことを教えていただきました。体験したこと,学んだことを今後に活かして,これからの学生生活を頑張ります!
 本当にありがとうございました。
まったん

おすすめコンテンツ

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか?