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2015年8月20日 インターンシップ日記【2】

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年8月20日更新

8月19日(インターンシップ3日目)

 3日目の午前中は,JICA(国際協力機構)の省エネルギー政策の研修に来られている南米の政府機関の皆さんと一緒に広島電鉄本社及び千田車庫でお話を伺いました。日々何気なく乗っている電車についての歴史や現状,電停の改良工事など広島に住む私も知らなかったお話を多く聞くことができました。電停の幅が広くなったり,屋根が全体に付いたり,利用する私たちがどんどん便利に使えるようになっています。また,電停がスロープになっていたり,電車の乗る部分の段差がなくなったりとバリアフリー化も進んでいます。
 この写真は,広電の路線図の説明を受けているところです。
広電1
 また,千田車庫で車両の説明を受けましたが,南米の皆さんが運転席に座って写真を撮っている場面が印象的でした!
広電2
 午後は,環境保全課の業務内容について説明を伺いました。環境保全課には,大気環境グループ,水環境グループ,化学物質対策グループ,環境評価・瀬戸内海グループという4つのグループがあります。
 大気環境グループは,良好な大気環境の確保を行うために,大気汚染常時監視網の整備・運営や,有害大気汚染物質のモニタリング,自動車排出ガス対策などを行われています。加えて,騒音,振動,悪臭など身近な問題についても対策を取られています。
 水環境グループは,健康の保護のために,また,生活環境を保全するためにベンゼンやナトリウムといった項目に基準を定めての監視等を,また,公共用水域や瀬戸内海の水質保全を行われています。瀬戸内海については「瀬戸内海環境保全特別措置法」という法整備が行われていて,国の基本方針をもとに,都道府県の総量削減計画・規制などを行われています。
 化学物質対策グループは,ダイオキシン,アスベストなどの化学物質に対する事業を行われています。工場跡地は,今まで使用していた化学物質が土壌に浸み込み,土壌汚染につながるかもしれないという問題があります。いったん汚染されてしまうと,その影響は長期にわたり,地下水にも影響を与えかねません。そのための適切な未然防止対策や,もし起こってしまった後は,適切な措置を講じる必要があります。
 また,一時期大きな問題となったアスベストが,将来大きな問題につながります。アスベストとは,吸引すると,15~50年の潜伏期間を経て肺がん等の病気を招く恐れのある化学物質です。建築物の耐用年数により,解体工事の増加が予想され,アスベスト飛散防止のための監視指導を強化する必要もあります。土壌汚染の未然防止対策や,今後起こりうる問題への監視・指導を行われています。
 環境評価・瀬戸内海グループは,景観形成や瀬戸内海の環境保全推進,環境評価の審査・指導を行われています。景観形成とは,平成16年に制定された「景観法」に基づいて,広島市や尾道市などの市町が景観行政団体となり,主体的に景観行政を推進できるように広島県が支援をされています。また,瀬戸内海の環境保全推進とは,人口,産業等の集積や,あまり循環が行われない閉鎖性水域という特性に配慮した環境保全,自然景観の保全を図るための広域的な取組を,関係する府県と連携して行うものです。私が8月18日に同行させていただいた「瀬戸内海について語り合う集い」も,このグループの皆さんが開催されました。

8月20日(インターンシップ4日目)

 4日目の午前中は,昨日お世話になったJICA研修を受けられている皆さんの政策立案について,東広島のひろしま国際プラザで少しだけお聞きすることができました。皆さんは,日本で学んだ解析手法を用いて,将来自国でどれだけエネルギーを消費するのかという最終エネルギー総消費量の分析を行い,農業や産業,家計などの部門ごとに行う具体的な規制や関与について発表されていました。
 その中で私が特に印象に残ったのは,アルゼンチンの方が言われた「エネルギーには代替エネルギーがあるけれど,水には代替するものが無い」という言葉です。水を供給するにもエネルギーは必要です。意識していないところで,無駄にエネルギーを消費しているのかも...と思いました。
JICA1
JICA2
 午後は,循環型社会課と産業廃棄物対策課の業務内容について説明を伺いました。
 循環型社会課では,循環型社会に向けた計画の策定,3Rの推進,廃棄物処理の管理などを行われています。
 福山リサイクル発電所をご存知ですか?(私は知りませんでした...)そこでは,ごみの水分を乾燥させ,圧縮して作られたRDFという固形燃料を燃やして発電を行っています。県内の可燃ごみの約2割をRDFにすることができています。廃棄物を利用する発電が行われているのです。
 また,産業廃棄物対策課では,不法投棄のためにパトロールを行われたり,公共や民間処理場の管理を行われたり,処分業の許可を行われたりしています。
 私は,福山リサイクル発電所について全く知りませんでしたが,ごみを減らすことができるのでとても良い取組だと思いました。この発電所を使い続けることができ,可燃ごみをたくさん使うことができれば良いのですが,建物の耐用年数の問題もあり,永遠に利用できるわけではないことを教えていただきました。単純に物ごとを考えるのではなく,どうすれば効率的かを考えながら計画を立てる難しさを感じました。

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