平成27年2月5日の午前中実施された,江田島市江田島町内の矢ノ浦海岸での漂着ごみ清掃に参加しました。
<清掃作業前の矢ノ浦海岸>
清掃作業は,漁協関係者及び市職員等の作業員20名,トラック5台で約3時間行い,合計2,130 kgの漂着ごみを回収・撤去しました。
回収した主な漂着ごみは,プラスチック類(かき筏のフロート,パイプ等),木材・流木類(かき筏用の竹,流木等)でした。
<清掃作業中の様子>
特に細かな発砲スチロール片とパイプ片を手作業で回収するのは,とても大変でした。
<海岸に散乱する発砲スチロール片とパイプ片>
またこの矢ノ浦海岸は,ごみの搬出経路が狭く2トン運搬車両が通行できないため,ごみの搬出作業も苦労しました。
<道幅の狭い搬出経路>
<2トン運搬車両への回収ごみの積替え作業>
<清掃作業後の海岸の様子>
全国でも有数のかきの生産地で,広島県で一番大きな島である江田島市(江田島・能美島)には,残念ながら,海岸に多くのごみが漂着してきます。
この海岸漂着ごみ対策として,行政機関やボランティア団体等の関係者が連携・協力して清掃活動等に取り組んでいます。しかしながら,現状の海岸漂着ごみ対策には様々な課題も多くあります。
瀬戸内海の景観及び環境をより良くするためには,漂着ごみの発生抑制や回収促進等の海岸漂着ごみ対策に,より一層取り組んでいく必要があると,実際の清掃作業を通して強く感じました。
広島県西部厚生環境事務所呉支所 衛生環境課 小西
(矢ノ浦海岸の清掃場所)