ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

広島から始める新しい産学連携シンポジウム【開催報告】

印刷用ページを表示する掲載日2015年4月8日
 
シンポジウム

産学連携は、シーズとニーズを結合して新たな知識を生み出す創造的な活動です。産学連携によるイノベーションへの期待が高まる一方で、グローバル化に伴って企業も大学も変革の真っただ中にあり、双方の果たすべき役割や目指すべきビジョンも変化しています。本シンポジウムでは、国内外の産学連携の実情に詳しい有識者や県内の代表者にお集まりいただいて、広島県における明日のイノベーション創出に向けた新しい産学連携の姿を徹底討論します。皆様ぜひご参加ください。

開催報告

 当日は100人を超える方々にシンポジウムへお越しいただきました。
 地域において共有すべき戦略目標として,イノベーションを実現する”新しい産学連携”の姿を討論するため,国内外の産学連携に詳しい有識者の方や県内の産学官の代表の方に講演やパネリストを務めていただきました。
 社会的にインパクトあるイノベーションの創出に向けて,大学の基礎研究の重要性や研究資金のあり方など,それぞれの立場で議論を交わしました。

≪参加者の声≫

  • 日本の産学連携における課題を改めて認識した。
  • どちらかと言えば大学寄りの内容であった。産学の具体例を聞きたかった。
  • 日本の大学は必ずしも社会のイノベーションに役だっていないとのコメントが印象的だった。
  • 大学の基礎研究の重要性と地域連携の大切さがよく理解できた。
  • 大学の研究にバックキャスティングを導入すると,企業内の研究所と同じものになってしまい,基礎研究発のイノベーションに至らない気がする。
  • 農沢様の取組(感性イノベーションへの挑戦)に将来性を感じた。分野を超えた連携から生まれる新しいものに期待している。
  • 産学連携が深まれば深まるほど大学の基礎研究が重要になっていく,そこを大切に考えるという根本的な議論が興味深かった。
  • 重要なのはコーディネーターの能力と行動力である。広島大学にはより一層の改善をお願いしたい。
  • 大学で行ってきた教育知識と,企業が求める人材分野にギャップが生じているという認識を持っている。産学がもっとコミュニケーションを強め,国として成長していかなくてはいけない。

パネルディスカッション

≪当日配布した資料はこちら≫
 文部科学省講演資料 (PDFファイル)(3.17MB)

≪シンポジウムの報告書はこちら≫ 【New!!】
 シンポジウム報告書 (PDFファイル)(7.91MB)

開催日時・場所

  • 日時:平成26年11月27日(木曜日) 14時~17時
  • 場所:ホテルグランヴィア広島 (4階 悠久の間) (広島市南区松原町1-5)
  • 対象者:大学(教員・職員)、企業(研究開発・産学連携担当者)、公的試験研究機関、産業支援機関など
  • 主催:広島県
  • 後援:広島大学,広島県商工会議所連合会,中国経済連合会,一般社団法人中国地域ニュービジネス協議会,公益財団法人ひろしま産業振興機構

プログラム

◆ 14時00分~:あいさつ
 
広島県知事 湯崎 英彦

◆ 14時05分~:基調講演
 
『何のための産学連携か? 岐路に立つ日本と大学の行方』
 慶應義塾大学 総合政策学部 教授 上山 隆大

◆ 14時45分~:講演1
 
『産業界からみた産学連携への期待』
 産業競争力懇談会 実行委員長 住川 雅晴

◆ 15時05分~:講演2
 
『産学連携による科学技術イノベーションの推進について』
 文部科学省 科学技術・学術政策局長 川上 伸昭

◆ 15時40分~:パネルディスカッション 
 【ファシリテーター】 上山 隆大  
 【パネリスト】 広島大学学長 浅原 利正 ,マツダ株式会社 技術研究所 所長 農沢 隆秀 氏,広島県知事 湯崎 英彦
 【コメンテーター】 住川 雅晴  ・ 川上 伸昭

登壇者のご紹介

上山隆大 

住川雅晴

川上伸昭

上山 隆大(うえやま たかひろ)

住川 雅晴(すみかわ まさはる)

川上 伸昭(かわかみ のぶあき)

【慶應義塾大学 総合政策学部教授】

スタンフォード大学歴史学部大学院修了(Ph.D.)。ロンドン大学・ウエルカム医学史研究所研究員、スタンフォード大学歴史学部・客員教授、上智大学経済学部教授・学部長などを経て、2013年から現職。主な著書に『アカデミックキャピタリズムを超えて:アメリカの大学と科学研究の現在』(NTT出版、読売・吉野作造賞)など。

【産業競争力懇談会 実行委員長】

株式会社日立製作所入社後、代表執行役 執行役副社長や株式会社日立プラントテクノロジー代表執行役執行役社長、同取締役会長、株式会
社日立製作所取締役を経て、2012
年から同顧問。2011年から産業競
争力懇談会の実行委員を務め、2012
年から現職。

【文部科学省 科学技術・学術政策局長】

北海道大学大学院修士課程修了。科学技術庁(現・文部科学省)に入庁後、(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)経営企画部長、文部科学省大臣官房審議官、(独)科学技術振興機構理事、文部科学省大臣官房政策評価審議官などを経て、2014年から現職。

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめコンテンツ