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平成27年度ひろしまの森づくり事業の取組実績

印刷用ページを表示する掲載日2016年7月29日

 「ひろしまの森づくり県民税」を使って,森を守り育てる「ひろしまの森づくり事業」が県内各地で取り組まれました。

 平成27年度の成果

平成27年度は,

  • 環境貢献林整備を1,059ha
  • 里山林整備を177ha
  • 延べ28,595人の森林保全活動への支援等

に取り組み,「県民参加の森づくり」を推進しました。

(実施内容の詳細については,ページ下部の【ダウンロード】から確認できます。)

モーリーからのメッセージ

取組実績

補助金事業

1 事業内容

事業名 事業内容

環境貢献林整備事業

間伐による人工林(スギ・ヒノキ)の健全化や,風雪被害木の伐倒整理など

県産材消費拡大支援事業 県産材を使用した住宅の新築を支援

 森林病害虫被害対策事業

松くい虫被害を予防するための薬剤地上散布の実施

2 主な取組内容

環境貢献林整備事業【実績額 305,200千円】 17市町 1,059ha

  • 主要道路沿いや集落周辺のスギ・ヒノキの人工林の間伐
  • 災害の危険性の高い渓流付近,河川やダム周辺でのスギ・ヒノキの人工林の間伐
  • 風雪被害を受けた森林の被害木の伐倒整理

 森林の機能が低下した人工林を間伐して,森林を元気にしています。

三次市

事業前

 環境貢献林 三次市 前

事業後

環境貢献林 三次

  

県産材消費拡大支援事業【実績額 80,804千円】 (県産材使用材積 9,264㎥,木造設計支援 4施設)

 県産材を使用した住宅の新築や公共建築物等の木造設計に対して助成を行うことで,県産材の利用を促進しました。

広島市 県産材消費 広島市

森林病害虫被害対策事業【実績額 22,635千円】 8市町 24ha

松くい虫の被害が広がらないように,薬剤散布の地上散布を行いました。

交付金事業

 1 事業内容

事業名

事業内容

里山林整備事業

里山林や都市近郊林等を対象に,土砂災害防止,鳥獣被害防止,自然とのふれあい等を目的とした森林整備

里山保全活用支援事業

住民団体や企業等による里山林の保全活動等への支援

森林・林業体験活動支援事業

森林や林業について学ぶ森林・林業体験活動への支援

県産材利用対策事業

公共施設や学校施設への県産材製品の設置の支援

2 主な取組内容

(1)里山林整備事業【実績額 180,060千円】 23市町 177ha

  • 集落周辺の放置された里山林を整備し,集落・自治会が継続的に管理
  • 主要道路沿いにある松くい虫被害の激甚な区域での被害木の処理
  • 集落周辺で拡大する竹林の伐採・整備
  • 野生鳥獣による農作物被害が発生している地域において,里山林等の除伐等を行い,イノシシなどが出てこないようバッファゾーンを整備
庄原市

事業前

バッファ 庄原

事業後

バッファ 庄原 

(2)里山保全活用支援事業【実績額 10,617千円】 13市町

 住民団体やNPO法人等の企画・取組みによる里山林の保全活動の支援

広島市 里山保全 広島市

(3)森林・林業体験活動支援事業【実績額 12,971千円】 17市町

小学生等を対象に,森林・林業について学ぶための現地体験型の学習会等を実施
 
北広島町 林業・体験 北広島町

(4)県産材利用対策事業【実績額 46,066千円】 14市町 

公共施設に県産材を使用した木製ベンチやテーブル等の設置
 
呉市 県産材利用の写真1 県産材利用の写真2

(5)事業推進費等【実績額 10,286千円】 20市町

事業の透明性を確保するために設置する市町協議会運営費等

特認事業(交付金事業)

1 事業内容

 
事業名 事業内容

地域資源保全活用事業

森林を地域の重要な構成要素ととらえ,住民団体等による自主的・継続的な森林保全活動を複数年にわたり支援

その他特認事業

市町域を超えた広域交流による森林・林業体験活動を行う場合や,市町への当初交付額を超えて県産材利用対策事業を行う場合など,特に必要と認められる事業

2 取組内容

(1)地域資源保全活用事業【実績額 87,400千円】 18市町

 

市町名

地区名

取組内容

呉市 中畑

住民団体が中心となり,野呂川ダム周辺の里山林を整備することで,景観保全を図り,自然体験などの場としても活用します。計画期間H27~H28(2年間)

竹原市 小梨

住民グループが中心となり,虚空蔵山周辺の里山林を整備することで景観保全を図り,環境学習の場としても活用します。計画期間H27~H28(2年間)

三原市 佛通寺 住民団体が中心となり,佛通寺周辺の里山林を整備することで景観保全を図り,環境学習の場としても活用します。計画期間H27~H28(2年間)
尾道市 高見山 地域住民が中心となり,高見山周辺の荒れた森林を整備することで,山頂からの眺望と周辺景観の保全活用を行います。計画期間 H24~H27(4年間)
福山市 一乗山城跡地

史跡周辺の里山林を,地域の憩いの森として再生するため,森林を整備するとともに,学習会などを行います。計画期間H25~27(3年間)

福山市 地元住民等が中心となり,常地区周辺の森林を整備を行う。その後,子供の森林体験活動や環境学習の場として活用します。計画期間H27からH28(2年間)
府中市 亀ヶ岳 住民団体が中心となって,継続的に森林保全活動を行うことで,森林機能の回復を図るとともに,林業体験活動や啓発活動を行います。計画期間H25~27(3年間)
三次市 品の滝

地元住民が中心となって,品の滝周辺の森林整備や利用促進施設等の整備などを行い,訪れる人々が安全・快適に森林散策や自然体験等ができるようにする。計画期間H26~H27(2年間)

庄原市 田森 地元自治会が中心となって,山頂付近の森林整備を行うことで,山頂からの眺望・森林利用者の安全を確保するほか,体験登山や森林体験など行い,郷土を大切にする意識の醸成を図る。 計画期間H26~H28(3年間)
大竹市 栗谷 地元自治会等が中心となって,継続的に森林保全に取り組んでいくことで,住民の方々に森林の持つ機能を学習してもらう場として提供する。 計画期間H26~H28(3年間)
東広島市 小田 地元自治組織等が中心となって,歴史遺産である小田城址の森林を整備し,自然と触れ合える環境を整備するほか,体験学習会などを開催し住民参加による森づくり活動を行います。計画期間H25~28(4年間)
東広島市 寺家 一般財団法人が中心となり,保全活動を行うことで地元住民が安全に利用ができる場として提供するほか,植樹体験を行うことで森林と触れ合う機会を増やす。計画期間H26~H28(3年間)
廿日市市 浅原 地元住民及び沿岸部の住民が一体となり,「漁民の森づくり運動」をさらに発展させるため様々な保全活動を行います。計画期間H25~27(3年間)
安芸高田市 桑田 地元団体が中心となり,倒木の整理や密集した森林の除間伐を実施することで,景観の保全や森林利用者の安全を確保する。計画期間H26~H28(3年間)
江田島市 陀峯山 地元自治会が中心となり,陀峯山の山頂を森林整備を行うことで地元住民に瀬戸内の絶景を提供できる。計画期間H26~H27(2年間)
安芸太田町 龍頭峡 地元団体が中心となり,龍頭峡と悠久の森を結ぶ歩道の整備を行うことで,天上山付近に広がる自然環境を地元住民に提供できる。計画期間H26~H27(2年間)
北広島町 有田 地元住民が中心となり,有田城跡までの遊歩道整備及び山頂における景観維持のための除間伐などを行い,地域の宝である有田城跡の保全を行う。 計画期間H26~H28(3年間)
北広島町 壬生 地元住民が中心となり,壬生城跡周辺の里山林を整備することで,景観保全を図り,環境学習の場としても活用する。計画期間H27~H28(2年間)
大崎上島町 古江 地元ボランティア団体が中心となり,作業道の新設や森林保全事業を実施することで,神社からの景観や地元住民の憩いの場として提供する。計画期間H26~H27(2年間)
世羅町 黒川 NPO法人が中心となり,せらにし青少年旅行村と黒川明神山周辺の森林整備を行うことで景観保全を図り,町民や地元小学生等の環境学習の場として活用する。計画期間H27~H28(2年間)
神石高原町 古川 地元自治会が中心となって,歩道整備や滝周辺の森林整備を行うことで,地域住民の自然散策や児童等の学習の場として提供する。計画期間H26~H28(3年間)
 
 
 
廿日市市 特認 地域 廿日市 特認 地域
 
 
 
 
 
 

(2)その他特認事業【実績額 22,600千円】4市町

  
 
事業区分 市町名 取組内容
森林・林業 大竹市

第14回ひろしま「山の日」県民の集いを支援しました。

その他 広島市 災害に強い森づくりをめざし,森林整備や歩道整備を行った。
その他 安芸太田町 漁業者と林業者で連携し,太田川流域の間伐材をカキ筏に利用した。
その他 大崎上島町 チッパーを購入し,竹をチップ化・有効活用することで竹林繁茂対策を推進した。
 
 
 
 
 
 
 
 
広島市

特認 その他の写真1

特認 その他の写真2
 
 
 

県民意識の醸成(広報活動等)

1 事業内容

県民の方々に対する森林・林業に関する意識啓発や事業内容等の情報提供など 

2 取組内容

啓発・広報活動等【実績額 18,665千円】

  • テレビ番組での事業紹介,郵便局等でのポスター掲示,イベントにおける事業PR,ホームページによる事業PRなど
テレビ

 イベント

ポスター

テレビ番組によるPR

イベントでのPR

郵便局等でのポスター掲示

ひろしまの森づくり基金の状況

 「ひろしまの森づくり県民税」は,ひろしまの森づくりのために使われます。使い道を明確にするために,税収相当額を「ひろしま
 の森づくり基金」に積み立て,毎年度所要額を取り崩して「ひろしまの森づくり事業」を実施しています。

H26年度末基金残高

基金積立額

基金取崩額

H27年度末基金残高

31,108千円

823,417千円

 797,165千円

57,360千円

関連情報

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