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広島マツダ 代表取締役会長兼CEO 松田 哲也(経営者から学ぶ 学生によるインタビュー特集2)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年4月25日

広島の復興とともに成長 おりづるタワーは恩返しの集大成

 広島マツダ 代表取締役会長兼CEO 松田 哲也

 第2回は、マツダ車の販売などを中心に手掛ける自動車ディーラー・広島マツダの松田哲也会長。地元広島との関わりや仕事の意義を聞いた。

 

学生記者によるインタビュー

全体風景

―地元広島との関わりは。

 当社は、マツダ車を中心とした販売・修理・整備を手掛けており、輸入車ボルボの販売店を含め、県内に21店舗を構えています。全てのお客さまのカーライフのお手伝いをしたいと、レンタカーやカーリースなど、自動車に関わるさまざまな事業を展開しています。創業80年を超える歴史をひも解くと、地元広島の復興を抜きにしては語れません。

 広島県産業奨励館(原爆ドーム)に近い広島市猿楽町で創業し、12年後の1945年8月6日、原子爆弾投下で創業者と全社員が亡くなりました。それから広島は復興へと歩みを始めます。家が建ち、街や道路ができて、人がどんどん増えてくる。これに伴い、車も必要とされてきます。つまり、当社は多くの方に支えられながら、広島の復興とともに成長してきたんです。そのことに気づいて以来、私たちは広島への恩返しが、一番の社会貢献活動であると考えています。これまで、広島交響楽団さんへの車の寄贈や、広島電鉄さんの電停へのベンチの設置などに取り組みました。

 今や、車はライフラインの1つとして生活に欠かせません。東日本大震災では支援物資などを積んだ車を東北へ直接届けました。2014年の広島土砂災害でも多くの車が流され、泥に埋没。車を使えなくなってしまった方々へ、無償で100台以上を貸し出しました。

 

―おりづるタワーへの思いは。

 おりづるタワーは、こうした広島への恩返しの集大成。この場所には、もともと別の所有者のオフィスビルが建っていました。売却先を探していたようで、私はビルを見学したんです。そして屋上から景色を見たとき、目の前に広がる景色に一目でほれ込み、「ビルの入居者しか、この景色を見ることができないのはもったいない」、「広島の人や観光で訪れた方々に見てもらうことが使命だ」と思い、土地の購入を決意。これが屋上展望台などの複合施設、おりづるタワーを新築することになったきっかけ。16年9月のグランドオープンまで、構想期間は6年以上。人とのつながりや、ご縁があって、この場所に出会えたと感謝しています。

 

―社内から反対があったのでは。

 反対は全くありませんでした。当社のDNAですね。これまでも不動産や中国での情報通信事業、ニュージーランドでの中古車販売に乗り出すなど、積極的に新しいことに挑戦する社内風土が醸成されています。

 おりづるタワーは利益を度外視して、とにかく多くの方に喜んでいただけるものにしよう、成功させようという気持ちでスタート。完成までに多くの壁に直面しましたが、私自身、社員の「やろう!」という声に救われました。コンセプトを考えたのは私ですが、アイデアは全て、プロジェクトメンバーの社員が出しました。多彩な折り鶴を上層階から投入し、ガラス張りの壁にたまっていく様子が見える「おりづるの壁」や、自分の分身が1500枚の折り紙で表現される映像のほか、屋上展望台まで続く「スパイラルスロープ」の壁面には広島復興の過程を描いた絵を飾るなど、工夫を凝らしています。採算面を考慮せず、さらには自分たちでやったからこそ、良い物ができました。

 改めて、トップは夢とロマンから事業を始めないといけない、と感じました。社員も初めての経験で、ゼロからの実現。良い人材が育っており、彼らはどこで何をしても通用する、と胸を張って言えます。

広島マツダ経営者インタビュー

 

―働く上での信条は。

 私にとって働くことは、ご飯を食べたり、眠ることと同じ感覚。社会人になると必ずやらなければならないこと。食事をするならおいしい方が良いように、どうせ仕事をするなら思いっきり働いて充実した方が良いに決まっています。生活のためだけ、2日休むためだけに5日働くのではなく、残りの5日間も精いっぱいやって、仕事で人生の充実を感じたい。

 

―学生へのメッセージを。

 やらされている仕事が必ず嫌になるように、就職活動もいやいやしてはいけないと思います。自分の人生ですから、意志を持ち、「この企業でやるんだ!」という気持ちがないと方向を間違えてしまいます。就職のためだけに、今の学生生活を送ることは避けるべきです。自分の将来に何か目標がある学生はそれに向けて頑張ってほしいですが、そうでない学生はやみくもにそれを探すよりも友達を増やして刺激し合えばいいと思います。心根を真っすぐに、学生らしく楽しい生活を送ってほしい。

会社概要と経営者インタビュー

 

【会社概要】

 マツダ車の販売などを中心に手掛ける。1933年にマツダモータースとして、広島市猿楽町で創業。56年に現社名に変更し、現在は中区幟町13―4に本社を構えている。2016年9月に、原爆ドームの近隣に「広島の発展・平和」をキーワードに複合施設「おりづるタワー」をオープンした。

 

【社長プロフィール】

 関西大法学部卒。神戸マツダモータース(現神戸マツダ)勤務を経て1995年、広島マツダ入社。専務、副社長などを経て2005年12月に社長。15年12月から現職。広島市東区出身。

 

学生記者のインタビュー後記

・松田会長はどんな仕事においても、人との出会いや関わりを大切にされていることが分かりました。また、「利益を出すことはもちろんだが、それ以上に面白いことをすることが重要」であると教えていただきました。(古田)

・仕事でも何でも、いかに充実しているかが大事だとおっしゃっていたことが一番印象に残りました。私も学生らしく、たくさんの人と関わり、人間的に成長していきたいです。松田会長のお話しを聞き、多くの経験が将来の基礎となり、全てが良い思い出になるように、いきいきと今を過ごしたいと強く思いました。(奥村)

・今回、松田会長からお話しを聞いて、広島マツダの地元愛を感じました。おりづるタワーも、広島に住む方々や、これから広島に来る方のために作ったとのことでしたので、広島の新たな名所として広島人である私たちが大切にしていきたいです。(三渕)

 

(インタビュー記事・会社概要・社長プロフィールは2017年1月19日時点)

 

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