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感染性胃腸炎

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年3月8日更新

感染性胃腸炎について

感染性胃腸炎は,ウイルスや細菌または寄生虫など多種多様な病原体による感染症です。冬から春に多発する感染性胃腸炎のほとんどはウイルスによるものです。

流行状況

感染性胃腸炎は,多種多様な病原体が関与するため,一定の流行パターンをとらないことが予測されますが,過去のデータをみると,例年,初冬から増加を始め12月頃に一度ピークを示した後,春に再度ピークがあり,その後減少する流行パターンとなっています。

12月頃の流行はノロウイルス,春の流行はロタウイルスが主な病原体となっています。

症状

感染する病原体によって異なりますが,発熱,下痢,嘔吐,腹痛などが主な症状です。

  • ノロウイルスによる感染性胃腸炎
    ノロウイルスに感染すると1~2日の潜伏期間を経て,吐気,嘔吐,下痢を主な症状として発病します。一般的に症状は,軽症とされていますが,高齢者や乳児では脱水症状を起こす場合もあります。 ウイルスは,患者が回復しても3~7日程度,糞便の中に排泄されます。
  • ロタウイルスによる感染性胃腸炎
    ロタウイルスに感染すると約2日の潜伏期間を経て,嘔吐,下痢,発熱を主な症状として発病します。特に乳幼児では,この3症状が揃って現われ,脱水症状となることもあります。また,せきや鼻水などの症状が現われることもあります。
    ウイルスは,患者が回復しても約3日程度,糞便の中に排泄されます。

感染経路

病原体により異なりますが,主に経口感染です。

ウイルスによる感染性胃腸炎では,次のような感染が考えられます。

  • 汚染された食品を生又は十分な加熱をしないで食べた場合
  • 感染した患者の便や吐物などに触れた場合
  • 感染した人が調理や配膳などして汚染された食品を食べた場合

予防方法

食中毒の一般的な予防方法を励行しましょう。

ウイルスによる感染性胃腸炎では,次のことにも注意しましょう。

  • 手洗いとうがいを励行しましょう
    排便後,患者の看病や介護後,調理の前,食事の前,外出から帰宅したときなど
  • 吐物などの適切に処理しましょう
    ビニール手袋などを使用して処理し,汚染された場所は消毒(漂白剤)する
  • 食品は十分に加熱しましょう
    食品は,中心温度が85℃以上で1分間以上加熱する
  • タオルは,患者との共用を避けましょう
  • 症状がある方は,食品の調理をできるだけ控えましょう
    やむを得ず調理する場合は,素手で食品を触らずに,手袋や箸などを使用しましょう

病原体

多くの細菌,ウイルスや寄生虫などが病原体となります。細菌では病原性大腸菌,腸炎ビブリオ,サルモネラ,カンピロバクタなど,ウイルスではノロウイルス,ロタウイルス腸管アデノウイルスなど,寄生虫ではクリプトスポリジウム,アメーバ,ランブル鞭毛虫などです。

感染症法における取扱い

五類定点把握感染症で,72医療機関の協力により患者発生動向調査を実施しています。

届出基準

学校保健安全法における取扱い

感染性胃腸炎は,学校における予防すべき感染症と明確に規定されていません。ウイルス性を念頭においた流行性嘔吐下痢症が,学校での流行を防ぐため,必要があれば,学校長が学校医の意見を聞き,感染症3種として出席停止の措置が必要と考えられる感染症の1つとして例示されています。

県内の患者発生動向など

全国の患者発生動向など(国立感染症研究所感染症情報センター)

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