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麻しんの検査診断について

印刷用ページを表示する掲載日2018年5月17日

医療機関へのお願い(麻しんの検査診断について)

麻しん対策については、「麻しんに関する特定感染症予防指針(平成19年12月28日厚生労働省告示第442号)」に基づき,平成27年度までに麻しんの排除を達成し,世界保健機関による麻しん排除の認定を受け,かつ,その後も麻しんの排除の状態を維持することを目標として取り組んでいます。

その一環として,平成21年1月15日付け厚生労働省健康局結核感染症課事務連絡「麻しんの検査診断体制の整備について」により,麻しん患者の検査診断の実施に関する体制整備を行っています。

国の報告によると,麻しん患者の報告の約6割が「IgM抗体検査」による検査診断に基づいておりますが,麻しんの「IgM抗体検査」は,麻しん以外の発疹性ウイルス疾患に罹患している場合にも陽性になることがあると指摘されていることから,麻しんの確定診断には,遺伝子検査(RT-PCR法 )を含めた精度の高い検査を実施していく必要があります。

ついては,医療機関におかれましては,感染症法に基づく麻しん患者の発生の届出と併せて,麻しん患者の発症早期の検体(咽頭ぬぐい液、血液、尿)を可能な限り確保し,遺伝子検査を実施することとしていますので,患者の検体確保に御協力いただきますようお願いいたします。

また,感染症法に基づく麻しん患者の発生の届出は,診断後,直ちに行ってください。

参考情報

 麻しんが疑われた患者に係る遺伝子検査状況(広島県,平成26年1月1日~平成26年5月14日)

検査機関

検査

結果

件数

海外or患者接触とのリンク有

ワクチン接種歴

他病原遺伝子

検出状況

海外

接触

不明

不明

2回

1回

広島県保健環境センター

陽性

7

2

4

1※1

0

1

4

2

 

陰性

6

0

1

5

0

4

2

0

HHV6×2、HHV7

小計

13

2

5

6

0

5

6

2

 

広島市衛生研究所

陽性

2

1

1

0

1※2

0

1

0

 

陰性

3

0

0

3

0

1

1

1

HHV6、HHV7×2

小計

5

1

1

3

1

1

2

1

 

合計

陽性

9

3

5

1※1

1

1

5

2

 

陰性

9

0

1

8

0

5

3

1

 

合計

18

3

6

9

1

6

8

3

 

 ※1   聴取調査では不明であるが,他の海外症例と遺伝子型は一致している。
 ※2 修飾麻しん 

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