このページの本文へ
ページの先頭です。

デング熱について

印刷用ページを表示する掲載日2019年11月19日

デング熱について

概要

  • デングウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって生じるウイルス感染症です。
  • ヒトからヒトに直接感染することはありません。
  • ヒトが感染しても,発症する頻度は10%から50%で,発症した場合も,一般に,1週間前後の経過で回復するといわれています。
  • アジア,中東,アフリカ,中南米等の世界の広範な地域で流行しており,海外で感染後帰国され,国内で発症される症例が,毎年,全国で100から200例報告されています。

症状

  • 突然の発熱,激しい頭痛,眼窩痛(眼球が収まっている頭蓋骨のくぼみの部分周辺の痛み),関節痛,筋肉痛,発疹等が現れます。
  • ウイルスを持つ蚊に刺されてから,症状が出るまでの期間は,2日から15日と言われており,多くは3日から7日で発症します。
  • 通常は,発症後一週間ほどで解熱し,予後は比較的良好な疾患です。
  • まれに重症化して,出血やショック症状を発症するデング出血熱や,デング症候群に移行することがあります。

治療法

 特異的な治療法はなく,対症療法が主体となります。

予防法

 現在のところ,有効な抗ウイルス薬はありません。ヒトスジシマカ写真
 蚊との接触を避け,刺されないようにすることが重要です。具体的には,次のことが挙げられます。

  • 長袖,長ズボンを着用するなど,屋外の作業において,肌の露出をなるべく避ける。
  • 虫よけ剤等を使用し,蚊を寄せ付けないようする。
  • 室内の蚊の駆除を心掛ける。
  • 蚊の発生源を作らないように注意する。(タイヤに溜まった水・ペット用の水・鉢植えの皿の水を放置しない)

広島県の対応について

  • 医療機関に対して,デング熱の国内感染が疑われる事例については,速やかに最寄りの保健所に情報提供していただくよう周知しています。
  • デング熱及びデング出血熱は感染症法による四類全数把握疾患であり,診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出ることが定められています。

関連情報

ヒトスジシマカの同定・調査方法

蚊媒介感染症発生防止対策のための定点モニタリングついて

参考資料

関連リンク

啓発用資料

発生源編

用心編

SNSバナー

相談窓口

御不明な点は,最寄りの保健所等へご相談ください。

保健所名等 管轄地域 連絡先
広島県西部保健所 大竹市、廿日市市 0829-32-1181
広島県西部保健所広島支所 府中町、海田町、熊野町、坂町、
安芸高田市、安芸太田町、北広島町
082-228-2111
広島県西部保健所呉支所 江田島市 0823-22-5400
広島県西部東保健所 竹原市、東広島市、大崎上島町 082-422-6911
広島県東部保健所 三原市、尾道市、世羅町 0848-25-2011
広島県東部保健所福山支所 府中市、神石高原町 084-921-1311
広島県北部保健所 三次市、庄原市 0824-63-5181
広島市中保健センター 広島市中区 082-504-2528
広島市東保健センター 広島市東区 082-568-7729
広島市南保健センター 広島市南区 082-250-4108
広島市西保健センター 広島市西区 082-294-6235
広島市安佐南保健センター 広島市安佐南区 082-831-4942
広島市安佐北保健センター 広島市安佐北区 082-819-0586
広島市安芸保健センター 広島市安芸区 082-821-2808
広島市佐伯保健センター 広島市佐伯区 082-943-9731
広島市健康推進課 広島市

082-504-2622
Fax 082-504-2622
休日・夜間 082-245-2111

福山市保健所 福山市 084-928-1127
Fax 084-921-6012
夜間 084-921-2130
呉市保健所 呉市 0823-25-3525
Fax 0823-24-6826
夜間 0823-25-3590

広島県感染症・疾病管理センター

県内

082-513-3068(休日夜間含む)
Fax 082-254-7114

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめコンテンツ