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意見書(森林整備に対する国民的支援に関する意見書)

印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日

発議第1号
意見書
森林整備に対する国民的支援に関する意見書

 森林は、林産物の生産はもとより、良質で安定的な水源の涵養、山地災害の防止、良好な生活環境の形成、保健・文化・教育の場としての利用など、国民生活に欠くことのできない重要なものである。また、最近では、温暖化防止等の地球環境の保全や生物多様性の保全の役割も期待されている。これらの森林は、主に中山間地域で生活する人々が林業生産活動を通じて、大切に守り、育て、利用してきたことにより維持されてきたものであり、我々も次代を担う子や孫に健全な姿で引き継いでいく責務がある。しかし、これまでの各種施策や関係者の努力にもかかわらず、木材価格の低迷、担い手の減少・高齢化などから林業経営への意欲が低下し、林業生産活動が停滞するとともに、放置森林や管理の不充分な森林が増加している。このまま推移すれば、地域活力の減退だけでなく、森林が与えてくれる公益的・多目的な豊かな恵みを、これまでのようには享受できなくなるおそれがある。健全で多様な機能を高度に発揮する森林を持続的に維持・発展させるためには、森林は国民共有の公共的財産であるとの認識のもとに、恩恵を受ける社会全体で整備に取り組んでいく必要がある。よって、政府におかれては、森林の重要性を再認識され、国民的な理解と支援による森林整備を推進するための施策の確立と、今後の森林整備に対する新たな財源を確保されるよう強く要望する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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