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がん予防 現状と課題

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がんを知る がんの基礎知識

がん予防 現状と課題

  正しい生活習慣によるがん予防      喫煙の状況      飲酒の状況      栄養・食生活の状況
  運動習慣の状況      ウイルス性肝炎の状      広島県の肝炎対策について<コラム>

正しい生活習慣によるがん予防

がん発生には,喫煙,飲酒,食事などの日常の生活習慣が密接な関係を持っています。そのため,がん予防では,これらのリスクをできるだけ低く抑えることが目標になります。「国立がんセンター」では,がんのリスクとして「確実」,「可能性が高い」と国際的に評価されている要因などをもとに,次のような日本人のためのがん予防法外部リンクを推奨しています。

たばこは吸わない。他人のたばこの煙をできるだけ避ける。
飲むなら,節度ある飲酒をする。(1日当たりアルコール換算で23g(※)。飲まない人,飲めない人は,無理に飲まない。)
食事は偏らずバランス良く。(野菜・果実を1日400グラム摂取など)
日常生活を活動的に過ごす。(ほとんど座って仕事をしている人は,毎日60分の歩行などに加え,週に1度は活発な運動を。)
成人期での体重を適正な範囲に維持する。(太りすぎない,痩せすぎない)。
肝炎ウイルス感染の有無を知り,感染している場合はその治療の措置をとる。

※広島県では,「健康ひろしま21(第2次)(県健康増進計画)」(平成25(2013)年3月策定)で,たばこ,アルコール,栄養・食生活,身体活動・運動の各領域で生活習慣改善のための目標を設定し,普及啓発や情報提供などによる予防対策を実施しています。その中で,「節度ある適度な飲酒量」を,ビール中瓶1本(1日平均純アルコール20g)以下としています。

主な種類の換算の目安

酒の種類 ビール 
(中瓶1本500ml)
 清酒 
(1合180ml)
ウイスキー
プランデー
(ダブル60ml)
焼酎(25度)
(0.6合110ml)
ワイン
(1杯120ml)
アルコール度数5%15% 43% 25% 12%
純アルコール量20g22g20g 27g 12g

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喫煙の状況

広島県の調査では,喫煙率は,成人男性は26.9%で,30~50歳代の働き世代では30%を超えています。成人女性は5.5%で,20歳代,40歳代では10%を超えています。
※「平成23(2011)年度県民健康意識調査」結果

喫煙は,さまざまながんのリスク要因の中で予防可能な最大の要因です。たばこの煙の中にはたばこ自体に含まれる物質に加えて,それらが不完全燃焼することによって生じる化合物も含まれ,その中には,発ガン物質が数十種類含まれています。

日本の研究では,がんの死亡のうち,男性で40%,女性で5%は喫煙が原因で,特に「肺がん」は喫煙との関連が強く,「肺がん」の死亡のうち男性で70%,女性で20%は喫煙が原因だと考えられています。なお,多くのがん種で,喫煙年数が長いほど,一日の喫煙本数が多いほど,また喫煙開始年齢が若いほど,がんのリスク(がんになる,またはがんで死亡する危険性)が高くなります。

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飲酒の状況

広島県の調査では,53.9%の人が節度ある飲酒量を,ビール中瓶1本と認識していますが,実際の飲酒量では,一日当たりビール中瓶1本(日本酒1合)未満としている人は44.6%にとどまっています。
※「平成23(2011)年度県民健康意識調査」結果

日本人男性を対象とした研究では,一日当たり日本酒2合以上で40%程度,3合以上で60%程度,がん全体のリスクが上がることが示されています。「大腸がん」では,よりはっきりした関連が見られ,日本人を対象とした複数の研究データによると,一日当たりの飲酒量が,日本酒で1合,2合,3合と増すと,「大腸がん」のリスクも1.4倍,2.0倍,2.2倍と上昇し,4合以上では,3倍近くになるとされています。

その一方では,ある程度の量の飲酒は,心筋梗塞や脳梗塞のリスクを下げる効果があることが知られています。
飲まない人・飲めない人は,無理に飲酒せず,飲酒する場合は,「節度ある適度な量」(一日平均純アルコール20g以下)にとどめることが大切です。

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栄養・食生活の状況

国民健康・栄養調査の平成17(2005)年度から平成19(2007)年度の広島県データの平均によると,一日の塩分摂取量は全国平均より少ない,10.9gとなっています。しかし,野菜摂取量は261gと,目標値に比べ大幅に不足しているなど,健全な食生活といえる状況には至っていません。

厚生労働省は,日本人の食塩摂取の一日当たりの目標値として,男性(12歳~)は9g未満,女性(10歳~)は7.5g未満とし(日本人の食事摂取基準2010年版外部リンク),広島県では,成人の目標値を9g以下としています。また,成人一日当たりの野菜摂取量の目標値は,350g以上です。

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運動習慣の状況

運動については,30~49歳で「していない」,「したことがない」が半数近くを占めており,働き盛りの階層の日常生活における運動が少ない状況がうかがえます。

身体活動が高いと,がんのみならず心疾患の死亡のリスクも少なくなることから,死亡全体のリスクが低くなることが知られています。

厚生労働省では,「健康づくりのための身体活動基準2013外部リンク」の中で,週に23エクササイズ以上の活発な身体活動を行い,そのうち4エクササイズ以上の活発な運動を行うことを目標としています。

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ウイルス性肝炎の状況

わが国の「肝がん」の原因のおよそ8割が,C型肝炎ウイルス(HCV)の持続感染者(キャリア)によるものであることが分かっており,広島県には本人が自覚していないキャリアが,推計で約3万人弱(15~69歳)存在します。この人たちが適切な医療を受けないまま放置され,肝がん好発年齢(60歳前後)に到達すると,発がんの可能性が高くなります。
広島県ではウイルス性肝炎から肝がんへの進展を予防するため,全市町においてC型及びB型の肝炎ウイルス検診が実施されていますが,検診の受診率や,発見したキャリアの専門医療機関での受療率は未だ十分とはいえません。

表5 平成14(2002)~23(2011)年度の住民検診でのHCV検診の実績等(広島県)

区分計(人)率(%)
住民検診の肝炎検診対象者数442,377(A)

HCV検診受診者数 150,223(B)33.9(B/A)
HCVキャリア発見数1,874(C)1.2(C/B)

出典:肝炎ウイルス検診等の事業実績報告

(注意)
HCV検診は40歳以上で正しい検診を1度受診することとなっているため,検診受診者数や受診率等は,H14(2002)~H23(2011)の住民検診(40~74歳)の累積で算定

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■広島県の肝炎対策について<コラム>

広島県では,特に肝がんの死亡率が全国に比べて高いことなどから,従来からウイルス性肝炎に対する取組みを積極的に進めています。

○慢性肝疾患対策専門委員会を設置し,キャリアの実態把握とともに,検診手法,結果の判定・通知の方法等の検討及び正しい知識の普及啓発の展開(H4(1992)~)

○ウイルス肝炎対策マニュアルの策定(H8(1996)~),保健所に相談窓口の設置(H13(2001)~)

○発見されたキャリアを早期に専門医が診断し,治療法の決定や健康管理を行う「肝炎治療支援ネットワーク」の試行(H14(2002)~)

○肝炎の専門医等で構成する「広島県肝炎対策協議会」を設置し(H19(2007)~),広島県肝炎対策計画を策定(H20.3),H24.3第2次広島県肝炎対策計画を策定

○二次保健医療圏ごとのネットワーク専門医療機関及び肝疾患診療連携拠点病院(広島大学病院)を選定し「肝疾患診療支援ネットワーク」を整備(H19(2007)~)

○肝炎等に関する県民,医療者からの相談に対応する「肝疾患相談室」を設置(広島大学病院H19(2007)~,福山市民病院H21(2009)~)

○検診で発見されたキャリアを受診勧奨・健康管理していくための保健指導者養成研修を実施(H19(2007)~H22(2010))

○ウイルス性肝炎患者が行うインターフェロン治療等に係る医療費に対する助成を実施(H20(2008)~)

○保健所で実施していた肝炎ウイルス検査を地域の医療機関に委託し実施(H20(2008)~)

○福山市民病院を肝疾患診療連携拠点病院に選定(H21(2009)~)

○市町の保健師・企業の健康管理者に対し,肝炎に関する研修を実施し,肝炎患者等の適切な治療をコーディネートできる者(ひろしま肝疾患コーディネーター)を養成(H23(2011)~)


広島県健康福祉局がん対策課
mail:fugantaisaku@pref.hiroshima.lg.jp