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命の環つなげる 八幡湿原自然再生事業 ~霧ヶ谷湿原の植物~

印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日

霧ヶ谷湿原の動物へ

霧ヶ谷湿原の植物 

オオミズゴケ  Sphagnum palustre
オオミズゴケ 湿原の湧水がある場所に生える大型のコケ。八幡ではどの湿原でも見られ,園芸用に出荷されていた。成長しながら下部は死んでゆき,積み重なって泥炭になる。

ハンノキ  Alnus japonica
ハンノキ低湿地や湿原など,地下水位の高いところに生育する落葉中高木。幹の皮目から空気を地下部に送る機構があり,木の周りに水がたまったりすると不定根や萌芽が発生するという,水分の過剰なところでも生育できるように適応したメカニズムがある。

ヤドリギ  Viscum album
ヤドリギ落葉広葉樹などに寄生する半寄生の常緑小低木。宿主から水と養分を得て光合成を行い,高さ80cm程度になる。枝は二分枝しながら生長する。葉は肉厚でへら型。雌雄別株で花はどちらも小さくて目立たない。果実は鳥などが好み,種子のまわりに粘着質があるので,鳥のくちばしに付いたり排泄されたりして運ばれる。

アキノウナギツカミ  Persicaria sieboldii
アキノウナギツカミ水辺などに生える高さ60cm~1mの1年草。茎の下部は地をはう。茎に下向きの短い刺があり,「ウナギでもつかめる」という意味から名付けられた。

サラシナショウマ  Cimicifuga simplex
サラシナショウマ明るい林内に生育する大型の多年草。ハンノキ林やカンボク等の低木林下にもしばしば群生する。高さ1.2m程度になり,8~10月ごろに花を咲かせる。花序はおしべの目立つ白色の花が多数集まっており,コップ洗いのブラシのように見える。和名は若芽をゆでて水にさらしてから食用にしたことから。

モウセンゴケ  Drosera rotundifolia
モウセンゴケ日当たりの良い湿地に生える多年草。葉に腺毛があり,先端から粘液を出して虫を捕らえる。夏に高さ15~20cmの花茎をのばし,1~1.5cmの白い花を総状につける。

ズミ  Malus sieboldii
ズミ 日当たりの良いやや湿った草地や湿地に生育する,高さ10m程度になる落葉小高木。短枝は固く,とげ状になる。個体内で葉の形に変異が多く,3裂から5裂するものや切れ込みが無い物などが同じ枝に見られることもある。つぼみは赤いが,開花すると真っ白な花が木全体を覆う。果実は晩秋に赤く熟す。

ノイバラ  Rosa multiflora
ノイバラ日当たりの良い草地や湿原のまわりに生育する落葉小低木。くし状の托葉や葉の裏が白いことなどで他の種と見分けられる。花は園芸種に比べると小さく、花弁も少ないが、枝先に数十の花をいっせいに咲かせた姿には野生種だけの趣がある。

ビッチュウフウロ  Geranium yoshinoi
ビッチュウフウロ山地の草原に生えるフウロソウ科の多年草。高さは50cm~70cmで,茎には小さな毛がある。葉は掌状に5つに深く切れ込み,さらに3出状に1~2回切れ込む。夏から秋にかけて,淡紅紫色の2cmほどの花が次々に咲き続ける。

カラコギカエデ  Acer ginnala
カラコギカエデ草地や湿地に見られる落葉小高木。幹の模様からカノコギ(鹿子木)が変化してカラコギカエデになったといわれる。西日本にはまれで,湿地に多い。葉は非常に変異が多く,切れ込みがないものもある。

ツリフネソウ  Impatiens textori
ツリフネソウ湿地に生える高さ50cm~80cmの一年草。おしべとめしべは,独特の形をした花の天井についており,花の奥にたまった蜜を求めて入ってくるハチなどの背中にこすれやすくなっている。さく果は熟すとはじけて,中に入っている種子が飛び出す。

アカバナ  Epilobium pyrricholophum
準備中山野の湿地に生える高さ30~70cmの多年草。7月に淡い紅白色~紅色の小さな花をつける。「赤葉菜」の和名は,秋に葉が紅葉することから名付けられた。

クサレダマ  Lysimachia vulgaris var. davurica
クサレダマやや湿り気のあるところに生える高さ40~80cmの多年草。地下茎をのばして増える。茎の上部に黄色の花を円錐状に多数つける。漢字では「草連玉」と書き,花がマメ科の低木レダマに似ているからと言われている。

アケボノソウ  Swertia bimaculata
アケボノソウ山野の水辺などやや湿ったところに生えるリンドウ科の越年草。茎は四角で,高さは50~90cmになる。花期は夏の終わりから秋。たくさんに分枝した花柄の先に4~5裂に深く切れ込んだ花をつける。和名は花びらに黒紫色の斑点があるのを夜明けの空に見立てたもの。

カンボク  Viburnum oplus
カンボク二次林の林縁や草地など明るい所に生育する高さ6mほどになる落葉小高木。特に,乾燥傾向にある湿地などに多く見られる。葉はふつう3裂し,3脈が目立つ。小さな両性花のまわりに2cm~3cmの5裂する装飾花をつける。果実は赤く熟すが,鳥たちにもあまり利用されず,冬にも残っていることが多い。

サワギキョウ  Lobelia sessilifolia
サワギキョウ山野の湿原に生えるキキョウ科の多年草。茎は中空で高さ50~100cmになり群生する。葉は披針形で縁に低い鋸歯がある。基から上部に向けて葉は小さくなり,そのまま包葉となる。その腋から花柄を出し花をつける。花は8月~9月,濃い紫色の花をつける。芸北地域のほとんどの湿原で見ることができるが盗難や生育環境の悪化から減少している。

マアザミ  Cirsium sieboldii
マアザミ湿原を代表する多年草。根生葉は夏季にも残り,50cm程度になる。0.5~1mに成長し,8月~10月に花をつける。雪解けとともに現れた湿原の水路には,びっしりと張ったマアザミの根と小さな新芽だけが目立つ。東日本ではミズバショウが生育する環境を,西日本ではマアザミが占有しているようである。花が下を向いて咲くことからキセルアザミとも呼ばれる。

オタカラコウ  Ligularia fischeri
オタカラコウやや富栄養な湿地に生育する大型の多年草。溝のそばなどにしばしば群生する。葉は腎心形で高さ70cmほどになる。8月の終わりから9月にかけて花をつけるが,咲き始めのつぼみの姿も面白い。花は下から順番に咲いていき,1ヶ月程度は咲き続ける。よく似た花にメタカラコウがあるが,こちらは葉の形が三角形に近いので見分けることができる。

ハンカイソウ  Ligularia japonica
ハンカイソウ山地のやや湿ったところにしばしば群生するキク科の多年草。茎の高さは1mほどになる。和名は豪壮に直立する姿を中国漢代の武将樊?に例えたもの。

ユウスゲ  Hemerocallis vespertina
ユウスゲやや湿った草地に生える多年草。葉は2列に根生する。花序は高さ1?1.5mで,2叉状に分枝し,次々に花を開く。学名のHemerocallis(一日美しい)のとおり,花は夕方から咲き始め,翌日午前中には閉じる。花にはかすかに芳香がある。

コバギボウシ  Hosta sieboldii f. lancifolia
コバギボウシ日当たりの良い湿地に生育する多年草。根茎が横にはい,しばしば群生する。葉は10~20cmで,脈がへこみ,基部は翼状になって葉柄に流れる。花茎は直立し,20~40cm程度で,7月~8月に淡い紫色の花を下向きにつける。群生している根生葉に比べて,開花する個体は少ない。和名は欄干などの柱の頂部につける擬宝珠に若い花序の形が似ていることから。

バイケイソウ  Veratrum grandiflorum
バイケイソウ4月。湿原や谷筋の茶色い土を突き抜くように,大きな緑色の芽が出てきます。非常に鮮やかな緑色の大きな葉は「どんな花が咲くのだろう?」と期待させますが,なかなか花は咲きません。だれもがその春先の光景を忘れた頃,バイケイソウは花茎いっぱいに花を付けます。花の時期には人の背丈ほどにもなるのですが,花弁が緑がかっているためか,地味な印象を受けます。

ハルガヤ  Anthoxanthum odoratum
ハルガヤ路傍や田のあぜ,河原などの草地に生育するヨーロッパ,シベリア原産の高さ20cm?50cmの多年草。明治初期に牧草として輸入されて帰化した。長さ3cm?7cmの円錐形花序をつける。茎や葉をもんだり,乾燥させるとクマリンの香り(桜餅の葉の香り)がする。花粉がアレルギーの原因になることがある。

チゴザサ  Moliniopsis japonica
チゴザサ水田や溝,湿地などに群生する高さ30~50cmの多年草。花序は長さ3~6cmの円錐状で,花序の枝は細く,淡緑色または紫褐色を帯びたビーズ玉のような丸い小穂を多数つける。和名は,葉が笹に似ていて,小さいことによる。

ヌマガヤ  Moliniopsis japonica
準備中湿原に生えるイネ科の多年草。高さは1mを超えるものもある。全体に細い感じで,夏に穂が広がるまでは目立たない。5,6個の花が集まった小穂は細長く,ルーペで見ると先がとがっている。小穂を分離すると基部に1mmほどの束毛がある。芸北地域ではどの湿地にも見られ,マアザミやハンカイソウとともに,下草から一段高く草丈が出ている。

ヨシ  Phragmites communis
ヨシ富栄養な低層湿原に生育する多年草。太い地下茎をはりめぐらして大きな群落を形成するため,ヨシが生育する湿地では種数が極端に少なくなる.花序は長さ25cm程度で,やや赤紫色を帯びる.茎は太くて固いため,葦簀(よしず)などの材料にされた。

ヒメガマ  Typha angustifolia
ヒメガマ葉や穂がガマよりも細いので,優しい印象を受ける。芸北地域では荒れ地のわきの水たまりにしばしば見られる。雄花穂と雌花穂の間が離れていることが特徴。

アブラガヤ  Scirpus sylvaticus
アブラガヤ山野の湿地に生える高さ100~150cmの多年草。茎は太くてかたく,鈍い3稜形で,5~8個の節がある。茎の先や上部の葉腋から花序の枝を出し,それぞれ数回分枝して小穂を多数つける。和名は花序が油光りし,油くさいことによる。

カキラン  Epipactis thunbergii
カキラン湿った草地に生える高さ30~70cmの多年草.根茎は横にはい,節から根を出す.花は茎の丈夫に10個ほど付き,下の花から咲いていく.測花弁は名のとおり橙黄色だが,唇弁は内側に帯紫色の斑紋がある。葉は互生し,基部は茎をだく。

ミズチドリ  Platanthera hologlottis
ミズチドリ日当たりの良い湿地に生える多年草。葉は互生し,下方のものは大きいが,上方にいくに従って小さな披針形となる。茎は高さ50~90cmになり,7月頃,穂状に白い小さな花を多数つける。遠目には真っ白い穂状の花序が目立つが,よく観察すると一つひとつの花が千鳥のようで非常にかわいらしい。花には芳香があるのでジャコウチドリとも呼ばれる。

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