八幡(やわた)湿原は広島県山県郡北広島町の八幡原地区にあり、周りを1,000m級の山々に囲まれた標高800m前後の高地にあります。尾崎谷(おぜきだに)湿原など大小さまざまな湿原が点在しています。
これらの湿原は八幡原地区を流れる太田川支流の紫木川の最上流部に位置し、年平均気温は10℃前後と低く、年間降水量は2,400~2,600mmと中国地方では最も多い地域です。また、冬の寒さも厳しく、広島県で最も雪の多い地域で、2mあまりの積雪があります。
霧ヶ谷湿原もこうした湿原の一つで,臥竜山から北側に約2.5km,掛頭山から西側に約1.5kmの場所にある,面積約17ヘクタールあまりの湿原です。
昭和39(1964)年以前 |
八幡湿原を構成する一つの湿原 |
空中写真では,河川の蛇行の変化や,樹木が茂ってきている様子がわかります。
昭和22(1947)年冬季国土地理院撮影の空中写真(1947年) 自然河川が蛇行しながら流下しており,樹木はほとんどなく,人工構造物もありません。 |
昭和51(1976)年国土地理院撮影の空中写真(1976年) 作業道路や排水路が整備され,周辺の樹林化が進んでいます。 |
平成13(2001)年 道路がアスファルト舗装され,コンクリート三面張り水路が設置された事により,全体的に樹林化が進んでいます。 |
霧ヶ谷湿原の四季を写真で紹介
中国自動車道戸河内ICから国道191号を益田方面へ約30km、北広島町八幡原から八幡支所方面へ約3km。
「芸北 高原の自然館」のHPの「利用案内」に八幡地区への道路地図と八幡地区の詳細地図が掲載されています(詳しくはこちら)。
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