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県内の平成17年度PRTRデータの集計結果の概要

印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日

1 要旨

 人の健康や生態系に有害な影響を及ぼすおそれがある特定の化学物質について,毎年度,事業者から届出された集計結果及び推計を行った届出対象外の排出量の集計結果を,国は平成19年2月23日に公表しました。
 広島県は,国の集計結果に基づき,県内の化学物質の排出状況等について概要を取りまとめました。

2 集計結果の概要

(1) 環境への排出状況

区分 広島県 全国
排 出 量 前年度排出量 排 出 量
届出排出量 大気 7,619(3.4)トン/年 7,866トン/年 225,313トン/年
公共用水域 272(2.5)トン/年 323トン/年 10,850トン/年
土壌 0(0.0)トン/年 0トン/年 234トン/年
埋立処分 4,110(18.4)トン/年 4,826トン/年 22,280トン/年
12,001(4.6)トン/年 13,015トン/年 258,677トン/年
推計排出量 届出対象外事業所 1,299(2.2)トン/年 1,430トン/年 58,525トン/年
非対象業種事業所 2,321(2.1)トン/年 2,531トン/年 110,537トン/年
家庭 1,463(2.7)トン/年 1,587トン/年 55,033トン/年
移動体(自動車,鉄道等) 3,008(2.4)トン/年 3,134トン/年 124,025トン/年
8,091(2.3)トン/年 8,682トン/年 348,120トン/年
排出量合計 20,092(3.3)トン/年 21,697トン/年 606,797トン/年

※( )内の数値は, 全国に占める割合(%)

 (2)環境への排出物質の状況

届出排出量の多い物質(上位6物質)
広 島 県 全国
上位物質名 主な用途 排出量 排出
割合
(%)
前年度
排出量
上位物質名 排出
割合
(%)
キシレン 溶 剤 2,849トン/年 23.7% 2,968トン/年 トルエン 40.9%
マンガン及びその化合物 廃棄物 2,466トン/年 20.6% 3,189トン/年 キシレン 17.3%
トルエン 溶 剤 2,369トン/年 19.7% 2,427トン/年 塩化メチレン 8.6%
鉛及びその化合物 廃棄物 1,252トン/年 10.4% 1,236トン/年 エチルベンゼン 5.8%
エチルベンゼン 溶 剤 982トン/年 8.2% 954トン/年 鉛及びその化合物 3.2%
塩化メチレン 洗浄剤 722トン/年 6.0% 746トン/年 マンガン及びその化合物 2.7%
その他 1,361トン/年 11.4% 1,495トン/年 その他 21.5%
12,001トン/年 100% 13,015トン/年 258,677トン/年 100%

※上位6物質の全排出量に占める割合 広島県:88.6%,国:78.3%
※鉛及びその化合物の排出量が増加したのは,排出量の算定方法が変わり,前年度まで届出されていなかったものが新たに届出されたため。

推計排出量の多い物質(上位5物質)
広 島 県 全国
上位物質名 主な用途 排出量 排出
割合
(%)
上位物質名 排出
割合
(%)
キシレン 溶 剤 1,911トン/年 23.6% トルエン 22.7%
トルエン 溶 剤 1,882トン/年 23.3% キシレン 21.9%
ポリ(オキシエチレン)=
アルキルエーテル
洗浄剤 498トン/年 6.2% エチルベンゼン 5.4%
エチルベンゼン 溶 剤 477トン/年 5.9% ポリ(オキシエチレン)=
アルキルエーテル
5.4%
p-ジクロロベンゼン 殺虫剤 444トン/年 5.5% 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩 4.8%
その他 2,878トン/年 35.5% その他 39.8%
8,090トン/年 100% 348,119トン/年 100%

※上位5物質の全排出量に占める割合 広島県:64.5%,国:60.2%

(3)広域行政圏域別の届出排出量

区 分 広島西 広島 芸北 東広島 尾三 福山 備北
大気 625トン/年 1,949トン/年 825トン/年 314トン/年 451トン/年 2,158トン/年 1,272トン/年 24トン/年
公共用水域 118トン/年 37トン/年 22トン/年 1トン/年 15トン/年 2トン/年 72トン/年 5トン/年
土壌                
埋立処分         4,080トン/年   31トン/年  
排出量合計 743トン/年 1,986トン/年 847トン/年 315トン/年 4,546トン/年 2,160トン/年 1,375トン/年 29トン/年
排出割合(%) 6.2% 16.5% 7.1% 2.6% 37.9% 18.0% 11.5% 0.2%

 

 

※広島西は廿日市市及び大竹市,広島は広島市及び安芸郡4町,他は地域事務所管内。

 

 

3 その他

(1)数値の取扱上の留意点

 事業者が届け出た排出量は,PRTR法施行規則で定められた方法のうち,事業者が適当と判断した方法により算出したもので,実測値に基づくものではなく推計値の場合があり,その精度には一定の限界があります。
 また,公表したデータは環境中に排出された化学物質の量又は移動量の集計値であり,人の健康や生態系への影響については,環境中の濃度や分布,実際に人や動植物にどの位取り込まれるのか(暴露量),化学物質の有害性の程度など様々な要因を評価する必要があります。

(2)開示請求について

  届出データについては, 国への請求により開示されます。


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