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2008年7月5日の調査実施状況 -広島市南区元宇品-

印刷用ページを表示する掲載日2011年11月21日

◆資料◆

 ◆調査当日の様子◆

オリエンテーション

オリエンテーションの写真

総勢19名(3団体)による調査を実施しました。今年から元宇品での調査を追加しました。近年,清浄域の指標生物が徐々に確認できるようになり,周辺海域の水質浄化の過程を,生物調査を通して,記録できると考えています。

調査範囲の設定

調査範囲の設定の写真

基準点から,潮下帯に向けて,ロープを使って,位置取りを決めます。潮がよく引いているので,調査範囲もかなり広く確保できました。

指標生物の説明

指標生物を決めたときの経緯を説明

調査対象生物25種類を,実物を観察して,予め下敷きにプリントした写真と比較しながら,覚えてもらいました。

ライン調査

ライン調査の写真

測線ごとに調査対象生物を数えていきました。

名前の判らない生物

 名前の判らない生物の写真

わからない生物はバケツに移して,あとから図鑑で調べたり,聞いたりしました。

各測線

海浜植物の採取

海岸のデータを少しでもバランスよく収集するため,少しずつ離れて,5つの側線を調べています。

まとめ

 元宇品海岸では,調査対象生物25種のうち,ケガキ,ムラサキインコガイ,イロロ,イワヒゲ,クロフジツボ,コアマモ,スナガニ,ハクセンシオマネキを除く17種を確認しました。
 各測線における,調査対象生物の分布状況ををまとめした。
 動物では,アオガイ(コウダカアオガイを含む)が測線Eで,カメノテが測線Bで,わずかに確認された。すべての測線で,潮間帯上部から中部ではシロスジフジツボが多く分布しており,中部から下部ではマガキやムラサキイガイが優占していた。
 海藻類では、アナアオサが優占するが,ツノマタも多く確認された。海面下にアマモが群生していることを視認しました。

◆その他の生物◆

貝の仲間

ヨメガカサガイ,イシダタミガイ,クログチ,スガイ,ヒメケハダヒザラガイ,カラマツガイ,コシダカガンガラガイ,コガモガイ,イボキサゴ,ナミマガシワガイ,タマキビガイ,コベルトフネガイ,(アラレタマキビガイ,アサリ)

カニの仲間

ヒライソガニ,イソガニ,クロベンケイガニ,(カクベンケイガニ)

海藻類

ミル,アオサの仲間,ミツデソゾ,フクロノリ,ヒメテングサ,マクサ,ホンダワラの仲間(ワカメ,フシスジモク,ヒヂリメン,トサカマツ,ムカデノリの仲間,フシツナギ,ユナ,ソゾの仲間,アマモ)

その他

マナマコ,ヨコエビ,イワフジツボ,ヤドカリ,カンザシゴカイの仲間,シロボヤ,ホヤの仲間,タテジマイソギンチャク,ヨロイイソギンチャク,バフンウニ,クモヒトデ,フナムシ,イソカイメンの仲間,サンショウウニ,スナイソギンチャク,(ダイダイイソカイメン,ニセクロナマコ)
※カッコ内は,測線以外で視認した生物である。

◆海岸・干潟生物調査マニュアル(従来の調査方法)に基づく「水の汚れ」具合の判定◆

調査地点 広島市南区元宇品 調査日時 平成20年7月5日(土曜日)
15時00分から18時00分
指標生物名 点数 チェック 指標生物名 点数 チェック
今回 1年前 今回 1年前
ケガキ 20 ×   ヒジキ 10  
アオガイ 19   オオヘビガイ 9  
ムラサキインコガイ 18 ×   イボニシ 8  
イロロ 17 ×   ヒザラガイ 7  
イワヒゲ 16 ×   アナアオサ 6  
クロフジツボ 15 ×   マガキ 5  
カメノテ 14   ムラサキイガイ 4  
イシゲ 13   シロスジフジツボ 3  
マツバガイ 12   ツノマタ(褐色タイプ) 2  
ウミトラノオ 11   タテジマフジツボ 1  
チェック欄の○印の数(N) 15   <評価>
1 きれいな海(76点から100点)
2 少しよごれた海(51点から75点)
3 よごれた海(26点から50点)
4 大変よごれた海(0点から25点)
○印の点数の合計(T) 124  
平均点(T÷N) 8.3  
評価点(平均点×8) 66.4  
評価  

 

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