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倫理委員会委員及び事務局向け講演会・研修会が開催されました 【平成29年2月4日(土)】

印刷用ページを表示する掲載日2017年2月15日

 地域の倫理委員会の質の向上を目的として,倫理委員会に携わる方々を対象とした講演会・研修会が広島大学病院総合医療研究推進センターの主催で開催されました。

1 実施概要

 (1) 日 時 平成29年2月4日(土曜日) 13時00分~17時00分

 (2) 会 場 広島大学広仁会館(広島大学病院構内)

 (3) 参加者数 68名

 (4) 主 催 広島大学病院 総合医療研究推進センター (共 催 広島県)

 (5) プログラム
 
時 間 内 容

13:00~13:05

 開会挨拶
広島大学病院総合医療研究推進センターセンター長 教授 梅本誠治
広島県健康福祉局薬務課

13:05~14:00

講演会
『研究倫理審査の現状と課題~指針改正・倫理審査の集約化~』
吉田雅幸 教授(東京医科歯科大学研究・産学連携推進機構生命倫理研究センター センター長)

14:10~16:50

研修会
倫理審査委員会委員・委員長及び事務局としての役割,
倫理委員会の運営・進行・討議方法に関するグループワーク

16:55

閉会挨拶
広島大学病院総合医療研究推進センター副センター長 准教授 川上由育

 

2 講演会について

 講師である東京医科歯科大学の吉田雅幸先生は,「医学系大学倫理委員会連絡会議」の理事・事務局長であり,また国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「治験活性化に資するGCPの運用等に関する研究」分担研究者として,治験および臨床研究の推進において研究の倫理性・質を担保するためのIRB・倫理審査機能の集約化に関する研究も行っています。

 今回の講演では,継続審議中の臨床研究法案の概要や対象となる研究について,平成29年度中に施行される改正個人情報保護法等の概要や現在の論点・問題点について,また倫理委員会審査の問題点や倫理審査委員会の集約化の意義や課題について,最新情報も交えて分かり易く講演いただきました。

 欧米と同様に日本でも倫理審査委員会の集約化を進めることで,多施設共同研究の遂行や施設間の倫理審査バラツキ解消,倫理審査の質向上とその保証が実現できるため,中央倫理審査委員会の重要性を認識しました。

3 研修会について

 研修会では,倫理委員会委員・委員長のグループ,事務局のグループに分かれて,与えられた課題についてグループ協議を行い,その結果を発表しました。

 薬務課職員は事務局グループに参加し,各施設では倫理審査委員会の体制や考え方に違いがあるものの,申請者の考えと医学系指針等との整合に苦労していること,通常の診療を理解していないと介入研究の判断が難しいことなど,共通の悩みを抱えていることを知ることができました。これらの経験を,現在広島県が実施している治験等活性化事業の進行に活かしていきたいと考えています。

倫理委員会講演会写真1 倫理委員会講演会写真2

 倫理委員会講演会写真3

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