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平成24年8月4日(土曜日) チャレンジ・トークで三次市に行ってきました

印刷用ページを表示する掲載日2012年8月4日

 10時10分,三次市布野町の中村憲吉記念文芸館にやってきました。澄み渡る青い空が印象的です。この文芸館は,布野出身の日本近代短歌を代表するアララギ派歌人,中村憲吉の偉業を後世に伝え,文芸活動の拠点とすることを目的に,今年2月の開館したばかりです。建物は,元々憲吉の生家で,林業が盛んな地であったことを物語るように,立派な木材がふんだんに使われており,天井の松の一枚板など驚くばかりです。ここでは,遺品などの展示のほか,小学生への「憲吉学習」の開催や朗読会,短歌会など地域の文化活動の拠点施設としての取組みも行われているようです。布野地域の昔話や伝説を集めた物語を冊子にしたり,「中村憲吉ものがたり」絵本の作成など地域の振興に励まれています。

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 10時40分,同じく布野町の「広島県オーストリッチ株式会社」を訪問しました。ダチョウが新たな食材として大きな可能性を持っており,安全・安心な食材提供を通じて地域貢献をする目的で事業をはじめられたようです。それも長年,広島市内で暮らしていて,一念発起,実家に帰りダチョウの飼育を始められたと伺い,なぜダチョウ?と不思議で一杯です。でもダチョウを見ているとつぶらな瞳が可愛くて,愛くるしく思えます。私も餌やりに挑戦しましたが,なかなか食べてくれません。大勢いるから緊張しているのか,警戒しているのか,ようやく最後に少し食べてくれて,ちょっと嬉しかったです。また,ダチョウ小屋は高台にあるのですが,周りを見渡すと,青々とした田んぼや山々に赤瓦の日本家屋が美しい日本の原風景を醸し出していました。

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 11時10分,道の駅ゆめランド布野です。布野や作木の特産品の販売や地元食材を使った料理の提供を通じて,三次の魅力を発進しています。まずは,ダチョウのお肉のステーキを試食。鶏肉というより,牛肉を食べているようで,それでいてあっさりしていて食べやすい。お店の人に聞くと,ダチョウのお肉は低カロリー,低脂肪,高たんぱくでヘルシーとのことですが,加えて美味しい!知られていないのがおしい!です。次に,アイス屋さん。布野で育った牛から搾った牛乳を使い,地元の野菜や果物を使ったアイスクリームを提供されています。私はアスパラほうれん草アイスを戴きましたが,これも美味い!杵つき餅や取れたて野菜の販売もあり,これは宝庫ですね。ちなみに,下の写真で白いものを持っていますが,これはダチョウの卵です。大きいですね。

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 12時,地域の宝ネットワーク交流会の行いました。15歳から67歳まで18人の方とお弁当を食べながら近況やご意見を伺いました。今日のお弁当は「わに弁当」。「わに」というのは,この地域では「鮫」のことで,三次や庄原では昔から食べられていたようです。限られた時間でしたが,地域の皆さんの相互のつながりも深めていただいたのではないか,と思います。

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 13時30分,チャレンジ・トークが始まり,4名の方に発表をしてもらいました。一番バッターは,高島希世美さん。「女性醸造家としてのチャレンジ」というテーマで,発表いただきました。株式会社広島三次ワイナリー初の女性醸造家で,将来は西日本一のワイナリーにしたい!との抱負などを述べられました。次の,NPO法人地域活性化プロジェクトチームGANBO(がんぼ)の小川治孝さんは,「私達にとって,地域とは先祖から受継ぎ,子孫から借りている宝」であるとし,甲奴町の若者を中心とした,地域の活性化について発表されました。3番目は,森末哲史さんです。生徒会長になるため,小中高合わせて6度の選挙を経験し,県立日彰館高校の生徒会長として,学校行事の改革に取組んでいる様子を発表されました。最後は,三次市立十日市中学校の津山伸哉さんから,「陸上魂」と題し,陸上部の部長として,捻挫をして一箇月走れなかったけれども,後輩に辞める姿を見せる訳にはいかない,と努力し続けたという発表でした。困難を乗り越え挑戦する,郷土を愛し町を活性化,ワインで広島の名産づくりなど素晴らしい話を聞かせていただきました。ありがとうございます。この会により,三次市において挑戦の輪が広がることを期待しています。

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