平成２４年２月１９日（日曜日） パパ首長サミットに出席しました
２月１７日，１８日，１９日の３日間，滋賀県大津市において「ファザーリング全国フォーラムｉｎしが」が行われました。ファザーリングとは聞き慣れない方もいらっしゃるでしょうが，Ｆａｔｈｅｒｉｎｇ，「父親であろう」といったところでしょうか。このフォーラムは，男性の育児参加について，広く社会に関心を持ってもらい社会全体で子育てを支えるとともに仕事と生活の調和（ワークライフバランス）を図り，男女共同参画社会の実現につなげていくことを目的として行われるものです。今日はその最終セッションとして行われる「パパ首長サミット」に出席しました。このサミット，名称のとおり，首長として育児のための休暇を取得した私のほか６人の区長・市長さんが出席し，自らの経験も踏まえた子育て支援に対する考え方や，ワークライフバランス，地域の活性化の観点からの意見交換等を行いました。当然ではありますが，ご出席の区長・市長は皆さん，育児のための休暇を取得して「良かった」と感じていらっしゃるとのこと。兄姉がおられる方はその子どもたちとの触れ合いの時間を持てたこと，奥様（赤ちゃんのお母さん）の負担を軽減できたことが成果であるとともに，平日の昼間の街中の様子を見ることができたこと，同じ子育て中のお母さん方の声を聞くことができたことが成果であるとのお話もありました。私からも，子育てに対する社会の価値観を変えて行きたいという思いがあったこと，そして，私の育児のための休暇取得後，県の施策の効果もあり，県内の男性育児休業取得率がそれまでの３倍増となる４．６パーセントになったことをご紹介しました。今回のサミットからは，男性がより子育てに関わることができるようにするためには，社会の意識の変革とともに，働き方や生活様式の見直しなど，単に育休を取る取らないという問題に限ることなく，より広範な視点での改革が必要であるということを感じました。
