平成２３年１２月１１日（日曜日） 鳥取県とともにあいサポートに取り組みます
印刷用ページを表示する掲載日2011年12月11日
今年２月滋賀県で開催されたアメニティーフォーラムの知事セッション参加を契機に，障害のある方の社会参画について色々と勉強したのですが，障害のある方はある点においては上手くできない部分がありますが，一方では大変優れた能力を持っていらっしゃる場合があり，そうした能力を上手に発揮することで，一般の方々とともに暮らし，仕事をするといった社会参画ができる環境を整えることが大変重要であると考えました。そうしたことから，本県施策として，障害や障害のある方を知っていただく取組や地域社会参画に向けた支援といったことを検討していたのですが，より多くの人や団体の理解を得ることが先決であり，そのためにはより広域的な取組の必要性を感じていたところです。そのような中，鳥取県平井知事から，鳥取県では「あいサポート運動」という名前で同様の取組を進められているとお聞きしましたので，それならば「是非，両県が連携してあいサポート運動を推進していきましょう」ということで，本日協定締結式を迎えることとなりました。平井知事にはご多忙中にも関わらず来広いただき，締結セレモニーと知事セッションに出席していただきました。今後の具体的な連携として，障害のある方のアート展を共同して開催することを提案し，平井知事からも賛同いただきました。広島県，鳥取県は連携して「あいサポート運動」を進め，県民の理解を深めてまいりますので，皆様のご協力をどうぞよろしくお願いします。
知事セッションの後，あいサポート企業・団体の認定式を行いました。１０月に募集開始して僅か２ヶ月程度の間に，なんと，４５企業・団体，１万２千人を超える方がサポータとして名乗りを上げてくださいました。短期間でこれだけ多くの皆様にご理解をいただけたことは大変有難く，障害のある方の地域社会への参画に向けた今後の取組の後押しとして，とても心強く感じました。
あいサポートフォーラムの後は，シャレオ中央広場で行われていた「ひろしまＳ－１フェスティバル２０１１」エンディングセレモニーに出席しました。広島の福祉施設や作業所で作られたスイーツ・スナックをお客様に食べ比べてナンバー１を決めようという催し。私もいくつか試食させていただきましたが，いずれのお菓子も本当に美味しく，そして，他の製品との差別化を図るためにちょっとした一工夫が加えられており感心しました。今回のこうした催しは初めての試みでしたが，施設や作業所で働く方々が目標を持ってお菓子等の製品つくりに取り組まれる，良いきっかけとなる素晴らしい取組だと思いました。
