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平成30年11月28日(水曜日)東日本大震災の被災地等を訪問しました

印刷用ページを表示する掲載日2018年11月28日

福島県の内堀知事からの「百聞は一見にしかず」との呼びかけを受けて,原子力発電所や復興状況の視察,本県から福島県への派遣職員を激励するために福島県を訪問しました。
まず,富岡町にある「東京電力廃炉資料館」を訪問しました。この施設は,事故の進展と事故対応への様々な取組に焦点を当て,外部電源復旧までの経過を紹介する『福島原子力事故の記憶をつなぐ』,廃炉に向けた安定化(リスク低減)対策を紹介し,膨大な廃炉作業の現場を見える化するとともに,最新・リアルタイム情報を発信する『福島第一原子力発電所とつなぐ』を展示内容としており,福島原子力事故の事実と廃炉の現状等を分かりやすく見せていただきました。
その後,福島第一原子力発電所を視察し,事故の状況やその後の廃炉に向けた取組について,発電所内をバスで回りながら,自分の目で現在の状況を確認させていただきました。関係者の皆さんの努力の結果,発電所内の除染も進み,通常の服装で作業できる場所も増え,一歩ずつ着実に廃炉に向けた取組が進んでいると感じました。

【東京電力廃炉資料館】
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【福島第一原子力発電所】
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次に,富岡町にある福島県ふたば医療センター附属病院を訪問しました。同病院は,元広島大学の谷川教授(現在,ふたば医療センターのセンター長)が設立に御尽力されたもので,福島県立医科大学からの協力要請を受けて,広島大学病院から出向され,福島県双葉地域の診療体制構築に協力されている,佐川医師,板井医師を激励するとともに,双葉地域の医療現場の現状等をお聞きしました。また,福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センターの神谷センター長(広島大学副学長と兼務)から,福島第一原子力発電所の事故を受けて実施している「県民健康調査」の実施状況について伺いました。

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次に,浪江町の大平山霊園を訪問して,浪江町東日本大震災慰霊碑へ礼拝するとともに,浪江町の本間副町長から,請戸地区の被災状況や復興事業の状況をお聞きしました。ここでも,復興に向けた取組が着実に進められていることを感じることができました。

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次に,南相馬市に建設中の福島ロボットテストフィールドを訪問しました。この施設は,ドローン,点検ロボット,災害対応ロボットなど,「陸・海・空のフィールドロボット」を対象に,4つのエリアからなる研究開発・訓練拠点で,今後,順次開所されるということで,国家戦略特区でドローン活用の実証事業を進める本県にとっても大変参考になるものでした。

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夕方,内堀福島県知事を表敬訪問しました。7月豪雨災害の際にいただいた,DMAT派遣や福島赤十字病院の看護師による支援などの医療支援等に対して感謝申し上げるとともに,今回の視察を通して肌で感じたことなどについて意見交換を行いました。今後ともオール広島県で協力していきたいと思います。
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その後,福島県庁内で,東日本大震災の復興支援として県から派遣している職員2名と面談して,復興事業の進捗状況や個々の業務の状況など確認するとともに,コラッセ福島の中にある福島県観光物産館を訪問して,福島県の物産や風評等についてお伺いしました。
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