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平成29年11月14日(火曜日)知事選挙後初登庁しました

印刷用ページを表示する掲載日2017年11月14日

本日が知事選挙後の初登庁となりました。2期目の任期は11月28日までですが,この度,県民の皆様から御負託をいただき,広島県知事として再任をいただくことができました。これからの4年間,大きな社会的な変化を生み出し,広島県を発展させる,そういう役割を担わせていただくことを大変光栄に思う一方で,その責任の重大さを痛感しているところです。
11時30分,これからの4年間をスタートするに当たって,主に次のような内容を職員に訓示し,改めて確認しました。

まずは,「プロセスの改革」。知事就任当初から,仮説思考,ワークの概念,短期・中期・長期のPDCA,シーリングの撤廃,施策の優先順位付けといった施策マネジメントシステム,目標管理の仕組みなど,多くの「プロセスの改革」を進めてきたところです。導入してきたプロセスは,意思決定が適切に行われるためであると同時に,決定されたことを効果的に実行し,具体的な成果を積み重ねていくというためのものです。現在も,エビデンスに基づく政策立案の仕組みづくりなどに取りかかっていますが,引き続き,このプロセス改革を着実に推し進めていく必要があります。
次に,「フィクションを排する」,「インパクトを目指す」,「神は細部に宿る」ことの徹底。フィクションとは本当にそうなっているのか分からないのになっていることにしましょうということ。また,目指すべき社会的な変化(インパクト)を常に考えて,施策を動かしていくこと。そして,こういったことは非常に地道で丁寧な作業,まさに細部の詰めが必要なものであり,こういったことを常に意識しながら仕事を進めていただきたいと思います。その中でも,職員の皆さんには,法令や規則がこうだとか,前例がこうだといった,できない理由を探すのではなく,どうやったらできるのか,できるようになるのか,という視点に改めて立ち返ってもらいたいと思っています。
さらには,こういったプロセス,あるいは仕事の進め方の根幹になるのは,三つの視座「真の県民起点の徹底」「現場主義」「予算志向から成果志向への転換」,そして三つの心掛け「卓越」「スピード」「リーダーシップ」,さらには,職員みんなで作った「広島県職員の行動理念」であるということです。このベースからぶれることなく,しっかりと持ち続けていれば,どういう時代の変化があったとしても,あるいはどういう政策を打っていくにしても,また,新しい課題に直面したとしても,ベストな解にたどり着くことができると思います。
これからの4年間は,チャレンジビジョンの最終年度が含まれており,ビジョンで掲げた目標が,あるいは目的がどこまで達成できたのかを県民の皆様にお示ししていかなければなりません。その中でも,特に,県民の皆様に実感をしていただくという意味では,「欲張りライフ」の実現です。また,経済,観光,あるいは人口の問題,教育など,本県が全国トップレベル,あるいは好調・元気な側面が色々あると思いますが,他方で,子供の貧困,虐待,あるいは超高齢社会での医療・介護,あるいは中山間地域の担い手の減少など,自分だけではどうしようもない困難に直面されている県民の皆様が数多くいらっしゃるということも事実です。好調・元気な部分はさらに伸ばし,次なる高みに押し上げていくととともに,誰も置いてきぼりにしない,そのための政策も改めて力を入れていかなければならないと思っています。
将来の県民の皆様が,「この4年間,これから先のこの4年間があったので,今の広島県の発展があるんだ」と振り返っていただけるように,これまで以上に力を尽くしていきたいと思います。
訓示の最後は,「広島県職員の行動理念」を職員と一緒に唱和して締めくくりました。

職員への訓示写真1職員への訓示写真2職員への訓示写真3

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