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平成29年6月19日(月曜日)ABCC-放影研設立70周年記念式典に出席しました

印刷用ページを表示する掲載日2017年6月19日

14時30分,ABCC放影研設立70周年記念式典に出席しました。
公益財団法人放射線影響研究所の皆様には,昭和22年に原爆傷害調査委員会(ABCC)として設置されて以来,今日に至るまで,70年もの長きにわたり,原子爆弾被害者の尊いご協力のもとで,放射線の人体に及ぼす医学的影響について調査研究を続けられ,被爆者に関する様々な健康への影響を明らかにしてこられました。こうした調査・研究の成果は,被爆者の健康保持と福祉の向上に大きく寄与するとともに,放射線の人体への影響を理解する上での判断基準となり,人類福祉の向上にもつながるものと理解しており,深く敬意を表する次第です。原子爆弾の投下から72年が経過しようとしていますが,今もなお,原爆の後遺障害に苦しむ多くの被爆者の方々が国の内外にいらっしゃいます。県としては,放射線影響研究所を始めとした被爆者医療と研究を行う関係機関と共に,高齢化が進む国内外の被爆者の援護に全力で取り組んでいるところです。さらに,放射線医療の国際協力においても,広島の被爆者医療・研究を行う関係機関で構成する放射線被爆者医療国際協力推進協議会(HICARE)において,チェルノブイリ原子力発電所事故を始めとした世界の被曝者や在外被爆者への支援,さらには,IAEAと協働した放射線被曝に関する研究や国際医療研修などの事業の実施にも,共に取り組んでいただいているところです。放射線の人体への影響に関する世界的な研究施設として発展されてきた放射線影響研究所が,新たな調査研究により,これからも,広島そして長崎から世界に向け,人類福祉に貢献するという責務を果たしていただくことが,これまで様々な思いの中で協力いただいた被爆者の皆様に報いることにもつながると思いますので,更なる発展を遂げられることを期待しています。
放影研70周年写真1放影研70周年写真2放影研70周年写真3

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