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平成29年5月29日(月曜日)平成29年度岡山・広島両県知事会議に出席しました

印刷用ページを表示する掲載日2017年5月29日

11時00分,平成29年度岡山・広島両県知事会議に出席しました。
今回は,岡山県の担当で,岡山県高梁市の広兼邸(「八つ墓村」のロケ地)を主会場として開催されました。
まず,吹屋ふるさと村の旧片山家住宅等を視察しましたが,この地域が銅やベンガラで栄えた往時を偲ばせる素晴らしい文化遺産であると感じました。特に感銘を受けたのは,あの美しい町並みは,当時の吹屋の豪商たちが美観を考え,赤銅(しゃくどう)色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一するというコンセプトの下,計画的につくられたという,その先進的な発想です。昭和40年代には過疎化が進み,家屋が荒れ放題になる状況もあったそうですが,地元の皆さんの粘り強い取組により,今,こうして町並みが保存され,岡山県の宝として県内外に知られていることは,地域資源を活用した地方創生が実現している好事例であり,大変参考となりました。
次に,岡山県の伊原木知事と一緒にサイクリングに挑みましたが,ドライブでは気付かない景色に出会えるのも,自転車に乗る楽しみの一つであると改めて実感しました。岡山・広島両県では,サイクリングを活用した観光振興に力を入れており,是非,多くの方に自転車に乗って地域の新たな魅力を発見していただきたいと思いました。
続いて,広兼邸での両県知事会議に臨みました。この会議では,「サイクリングを活用した観光振興」「空き家の利活用推進」「海外留学の促進」「少子化対策の推進」など,両県に共通する,また,より一層の連携が求められる課題について,率直な意見交換を行いました。
来年は,瀬戸大橋開通30周年の節目であるとともに,全国中学校体育大会の中国地方開催等により,多くの人が,岡山・広島両県を訪れます。訪れた方には,住んでみたいと思っていただき,今,住んでおられる方には,いつまでも住み続けたいと思っていただけるよう,両県が力を合わせ,時には競いつつ,かつての吹屋の豪商に負けない先進的な発想により,地域の魅力を向上させていきたいと思います。
最後に,岡山・広島両県知事会議の開催に当たり,伊原木知事をはじめ,岡山県の皆さんには大変お世話になり,厚くお礼を申し上げます。皆さん,本日は,誠にありがとうございました。
【吹屋ふるさと村における視察の様子】
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【サイクリングの様子】
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【両県知事会議の様子/写真左が会場の「広兼邸」】
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