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平成28年8月22日(月曜日)ひろしまジュニア国際フォーラム開会式を行いました

印刷用ページを表示する掲載日2016年8月22日

9時,ひろしまジュニア国際フォーラム開会式を行いました。16の国・地域からお集まりの中高校生の皆さん,ようこそ広島にお越しくださいました。心から歓迎いたします。また,このフォーラムには,関係の留学生の皆さんも来られています。よく来てくださいました。さて,広島は,2週間前,71回目の8月6日を迎えました。今は,本当に美しい街に復興しておりますが,71年前,我々が今いるこの場所だけでも,幾千もの人々が,街とともに焼き尽くされ,その尊い命を失っていきました。本年5月にはオバマ大統領が,広島を訪問され,核兵器廃絶に向けた決意を世界に示されました。平和公園で「広島演説」ともいうべき,スピーチを行われ,広島の子供たちが平和に日々を送っていることに触れ,「これを守り,全ての子どもたちに広げていくことが,価値あること,これこそが,人類が選択する未来である」と,高らかにおっしゃいました。私は,国際平和の実現に向けては,次世代を担う若者の活躍が重要であると考えております。「ひろしまジュニア国際フォーラム」は,海外の中高生,県内の中高校生及び留学生が,国際平和についての討議や交流等を通じて,平和のメッセージを世界に発信するとともに,国際的な相互理解を深め,次代の人材育成と国際平和の拠点性の向上を図ることを目的として開催いたしました。平和な地域では,戦争の悲惨な現実が感じられず,平和の尊さを理解しにくい実情があります。他方,紛争や戦乱の中にいると平和な世界の恩恵がどのようなものか実感することができないということがあります。戦争の究極,この行きつく先が,核兵器の使用であります。平和の礎があれば,今の広島のような復興・発展が可能となります。私が,ひろしまジュニア国際フォーラムを創設したのは,その2つを,現実のものとして提示している広島の姿をよく見て,直に感じて,平和の実現に向け,それぞれの立場で,何ができるか,しっかり議論してほしいという願いからです。今回の討議に当たって,世界の平和のためにどうすればよいのか心に刻みながら,よく考えていただき,広島宣言につなげていただきたいと思います。参加いただいている皆さんの奮起を期待しております。

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