7月26日,27日に三重県と広島県は,カキ養殖や自動車産業が盛んであることなど共通点が多く,両県での施策連携を図るため,第1回三重・広島県知事会議を開催いたしました。会議の内容は,「豊かな海のプロジェクト」,「産業連携振興」,「サイクリングによる観光振興」,「子育て支援施策の充実」の4つのテーマで意見交換をいたしました。
「豊かな海のプロジェクト」では,閉鎖性海域における干潟・藻場の環境再生や赤潮被害の防止に向けた技術交流,両県の水産研究機関の連携など議論するとともに,関係機関との協同研究プロジェクトを目指すため,現在の取組みの共有化することを確認いたしました。「産業連携振興」では,両県の自動車産業を中心とした製造業など産業活動において多くの共通点を有している現状を踏まえ,地域において中小企業に焦点を当てた次世代の経営者や技術者育成など連携のあり方について議論するとともに,課題や現状の取組を協議できる場の設置について確認をいたしました。「サイクリングによる観光振興」では,サイクリングロードに対する認定制度の創設や整備促進について国に対し要望するなど,三重県とも連携しながら取組みを進めることとなりました。「子育て支援施策の充実」では,両県の子育て施策の現状を説明しあい,課題や成果を共有することで,今後の施策展開として,企業やNPO,子育て支援団体等の情報・ニーズを収集する仕組みづくりや,相互連携について議論させていただきました。今回の会議では,三重県の特色ある施策や事業の内容を詳しく意見交換することができ,貴重な時間となりました。ここで得たものを本県の振興に繋げて参ります。
以下は前日の様子です。第1日目(7月26日)は視察等のため,15時瀬戸田,平山郁夫美術館で鈴木三重県知事を出迎えました。
16時,旅館つついにおいて,尾道サイクリング協会・尾道観光協会の方々としまなみ海道サイクリングの現状や課題について,意見交換を行いました。
17時10分,鈴木三重県知事,尾道サイクリング協会の皆さんとともに多々良しまなみ公園へ移動し,しまなみ海道をサイクリングしました。