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平成28年3月27日(日曜日)ユース非核特使OB・OG広島フォーラムに出席しました

印刷用ページを表示する掲載日2016年3月27日

10時,ユース非核特使OB・OG広島フォーラムに出席しました。このユース非核特使制度は,岸田外務大臣の提唱でスタートした制度で,3年間で早くも107名が特使として派遣されたとのことです。先日,広島市や経済界とも連携し,G7広島外相会合のプレイベントとして青少年外相会合を開催したところですが,私どもは,青少年外相会合を通して,広島の若者が,各国代表と堂々と議論する様子を見て,この特使制度が,核兵器のない平和な世界に向けて活躍する,青少年の裾野を確実に広げてくださっていることに感謝しております。また,今回,青少年外相会合に,G7各国から海を越えて参加してくれた高校生も,核兵器のない平和な世界の実現に向けて,行動を起こしていくことを約束してくださいました。本県におきましても,若者の人材育成をさらに進めるため,平成28年度から,高校生を対象に,語学力や国際社会で自らの考えを積極的に発信する力を養う「グローバル未来塾インひろしま」,海外20か国の中高生と県内の中高生が広島に一堂に会し,国際平和についての討議を行う「ひろしまジュニア国際フォーラム」を実施することとしております。本日お集まりの中高生の皆さんは,これまでも,国際平和の実現に向けて取り組んでこられたと思いますが,本県の取組に,積極的に参加いただき,さらに活躍の場を広げていただきたいと思います。さて,来月,開催される「G7広島外相会合」は,主要国の外相,特に核保有国の外相が被爆の実相に触れ,核兵器の非人道性について認識を深め,核兵器のない平和な世界への決意を固めていただく,絶好の機会であると考えております。私は,外相会合の機会を捉えて,核兵器は,人間の死や建造物の物理的な破壊を超えて,人々が暮らしていたコミュニティやそこに住んでいた家族の記憶などを丸ごと消し去ってしまう兵器であり,永遠に廃絶されなければならないことを強く訴えたいと考えております。G7広島外相会合の開催まで,あと残り14日となりました。外相会合の成功に向けて,引き続き,地元自治体として,広島市や経済界と連携してしっかり取り組んでまいります。最後になりましたが,岸田外務大臣を始め,今回の開催に御尽力いただいた関係者の皆様に感謝いたしますとともに,御参加いただいた皆様のますますの御活躍と御多幸を祈念いたします。

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