平成２３年２月２日（水曜日）　広島版「産業革新機構」について取材がありました

　今朝登庁後，来年度の設立に向け検討中の広島版「産業革新機構」について，広島テレビの取材（本日夕方のニュースで放映予定）がありました。

　人口減少，高齢化さらに経済のグローバル化が進む中，広島県の経済環境は，雇用失業情勢など厳しい状況です。また，国内市場の縮小や新興国の台頭で，地域間・国際間競争は激化するなど，地方行政もこれまでの取組の延長線上の施策を続けるだけでは，将来に向けた県勢発展への展望が見出せない状況になっています。

　こうした強い危機意識のもと，地域が生き残る鍵である地域経済の活性化を推し進めるため，広島版「産業革新機構」設立を検討しています。新しい事業を創出し積極的な展開を志向する企業の成長を支援することで，新たな雇用の創出や所得の拡大を実現する。そうした成功モデルを示すことで，これに続こうとする民間企業が新たな挑戦に続々と参入し，県内経済全体を押し上げる。こうした好循環を生み出していきたいと考えています。

　昼は，恒例のブラウンバッグランチミーティングも今日で１５回目，これまで１００名を超える若手職員と様々な話題で意見交換させていただきました。今日も，若手職員の視線から，いろいろな話を聞かせていただきました。

　午後，県庁にある「ワーク・サポート・ステーションひろしま」を訪問しました。このステーションは，広島県が障害を有する方を臨時職員として採用し，それぞれの方の適性に応じた業務を担っていただき，その業務習得を通じて，民間企業等における雇用・就労につなげていこうとするためのものです。文書の封入・封かんや書類整理，データ入力等を行っていますが，迅速かつ丁寧な仕上がりで庁内における満足度も非常に高いそうです。

　１５時３０分から，平成２３年自治功労者表彰式に出席しました。長年にわたり地方自治の発展にご尽力され多大な功績を残してこられた方々に，全国町村会表彰及び広島県町村会表彰が行われました。政府では，地域主権戦略会議を中心として様々な検討が進められており，基礎自治体の担い手として，地域の特性や資源を活かした豊かな地域づくりのために，一層のご尽力をお願いいたしますとご挨拶しました。