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平成23年1月15日(土曜日) 県政知事懇談で廿日市市を訪ねました

印刷用ページを表示する掲載日2011年1月15日

 2月5日(土曜日)滋賀県大津市で,障害者福祉に関する全国フォーラム「第15回アメニティーフォーラム」が開催されます。今回,このフォーラムの知事セッションに出席させていただくこととなりました。こうしたこともあって,障害者の方が地域で暮らすことを実現していくための必須条件である住まいの確保,就労の確保,ユニバーサルデザイン等について,現状等を把握するため,今日は廿日市市にあるケアホーム・グループホームと多機能型事業所を訪問しました。

 初めに,廿日市市の社会福祉法人が運営されているケアホーム・グループホームを訪問しました。こちらでは,集団生活に必要な力を育てるとともに,地域の中で暮らすことが学べるよう,地域交流にも積極的に参加しているとのことでした。

ハートインハウス1ハートインハウス3

 この後,廿日市市玖島にある多機能型事業所のパン工房「夢工房」を訪ねました。こちらでは,障害者の方々約10名が元酒店兼住宅を改装した工房で,パンやクッキー等の製造販売を行っておられます。仕事を通じて,障害者の方々が成長していくことができることを目標として,パン作りに取り組んでおられ,市役所や地域のイベント等へ出店されているそうです。この日も,小学校のお祭りで出店する予定があって皆さん大忙し。そのような中にも関わらず,温かく迎えてくださり,焼きたてのパンまで頂戴しましたが,柔らかくて優しい味のするとっても美味しいパンでした。

夢工房1夢工房2夢工房3

 この後,小雪の舞う中,廿日市市において県政知事懇談「湯崎英彦の宝さがし」を行いました。最初に,廿日市市津田の佐伯国際アーチェリーランドを訪問しました。こちらは,中四国唯一のフィールドアーチェリーのコースを有する廿日市を代表する交流活動・体験観光の拠点となっています。この日も地元佐伯高校のアーチェリー部や地域の小中学生が朝早くから練習に励んでおられました。私も初めてアーチェリーに挑戦しましたが,体力とともに相当高い集中力を要する競技であることを実感しました。厳しい寒さにも関わらず,的に集中する子どもたちの真剣な表情が印象的でした。

アーチェリー1アーチェリー2アーチェリー3アーチェリー4

 次に,大野市民センターで活動されているビッグフィールド大野隊の「まきまきクラブ」に参加しました。大野地域の小中学生が,子どもたちのための教室や催しを,自ら企画し運営する子どもクラブとして平成16年に立ち上げられたもので,大野地域に愛着を持つようにと大(ビッグ)野(フィールド)という趣旨で名づけられたそうです。今日参加させていただいた「まきまきクラブ」はその活動の一つで,巻寿司作りを通じて達成感やチームワークなどを育んでいるそうです。子どもたちは,リーダーの掛け声のもと,各人に割り当てられた役割をてきぱきとこなし,立派な巻寿司が完成しました。今日は,私の就任413日に因んで,4メートル13センチの巻寿司を作ってくれました。

まきまきクラブ1まきまきクラブ2まきまきクラブ3

 この後,廿日市市佐方の「縁側サロン」を訪問しました。縁側のある空き家を利用して毎週1回定期的に開催されている高齢者の方々の憩いの場です。毎回40人程度の方が来られ,お茶やおしゃべり,歌を楽しんでおられるとのこと。昨年11月には,500回を迎えられ地域の高齢者の方々の大切な交流の場となっています。今日は,サロン会場のびっしりの50人以上の方にお集まりいただき,宝さがし始まって以来最多の10曲近くの童謡等を皆さんと一緒に合唱しました。

縁側サロン1縁側サロン2縁側サロン3

 14時30分から,あいプラザで,県政知事懇談を行いました。南北に長い廿日市市の地理的な特徴もあって,宮島や大野といった沿岸地域でご商売を営んでおられる方から,吉和地域で農業や林業などに取り組んでおられる方と,いつも以上に多様な皆様に参加いただきました。広島市と隣接しているにも関わらず,ご近所同士の深いお付き合いや,地域全体がお互いに守り助け合うといった都市部とは全く異なる習慣があるといったお話がありました。また,一つの市であるのですが,島特有の,或いは山特有の課題や悩みがあるが人と人との繋がりでそれらをカバーしている面がある,また一方では,子育てに関する悩みを相談できる人が少ないといった都会的な課題があったりと,非常に幅広いお話を聞くことができました。

宝さがし廿日市1宝さがし廿日市2宝さがし廿日市3

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