平成２３年１月８日（土曜日）　県政知事懇談で府中町を訪ねました

　今日は，県政知事懇談「湯崎英彦の宝さがし」として，府中町を訪問しました。

　はじめに，府中町浜田のふれあい福祉センターで行われている「椿と民話グループ」を訪問しました。こちらでは，府中町の歴史や町花である椿を探訪することで健康づくりを推進するとともに，府中町に伝わる民話等を町民に伝えることで心豊かな暮らしを目指す取組を行っておられます。古くから伝わる「ささらが姫」の物語をもとにして，布絵本を作製されており，布絵本全国コンクールで大賞を受賞されたという実績もあるそうです。今日は，その布絵本を使ってお話を披露していただきました。

　次に，児童センターへ「ポパイの会」を訪ねました。児童センターは，０歳から１８歳までの児童等の居場所として平成２１年に開館されましたが，児童センターの運営主体と地域とのパイプ役になるとともに，地域の子どもたちを地域で育てようという理念でポパイの会が結成されたそうです。今日は丁度，老人クラブの方々と一緒に餅つき大会とのことで，たくさんの子どもたちが来られており，皆さんの笑顔が印象的でした。

　次に，水分峡（みくまりきょう）森林公園へ行き，「みくまりの森サポートクラブ」の皆さんの活動を拝見しました。雑草や雑木が茂りゴミの不法投棄が目立っていた水分峡森林公園をハイキング等ができ，町民みんなが楽しむことができる山として蘇らせようと結成されたのが当クラブです。ボランティアで木の伐採や下草刈り等を行われており，今日もちょうど下草刈りの作業が行われていました。年間で５万人強の方が登山に来られているそうで，最近では，町内の小学生を募って林業体験や自然観察の会を開催しておられるとのこと。こちらでも，子どもたちとの作業を一緒に楽しんでおられる様子でした。

　午後から，くすのきプラザで，県政知事懇談を行いました。今回も，防犯パトロールやあいさつ運動など，幅広いボランティア活動に取り組んでおられる方々が参加してくださいました。府中町も都会のベッドタウンといった印象が強かったのですが，水分峡のように自然が多く残る地域もあり，町のイメージが随分変わりました。さらに，人と人とのつながりやコミュニティの深さも感じられ，そういった点でも大きくイメージが変わりました。懇談会での発言も皆さん積極的で，そういった積極性がまちづくりにも活かされているのだと感じました。