このページの本文へ
ページの先頭です。

平成22年10月2日(土曜日) 県政知事懇談で大崎上島町を訪ねました

印刷用ページを表示する掲載日2010年10月2日

 今日は,県政知事懇談「湯崎英彦の宝さがし」として,美しい瀬戸内のしまなみとブルーベリーで知られる大崎上島町を訪れました。

 はじめに,大崎上島町の白水港で,アイドリング・ストップ運動を行っておられた大崎上島町けんこう文化の島づくり協議会の皆様にお会いしました。同会では,フェリーの船上や待機駐車場内でのエンジン停止を呼びかけるほか,マイバッグ運動など,広く普及啓発活動を行っておられました。そういえば今日は,第一土曜日「広島県 環境の日」です。

大崎上島町3大崎上島町4

 次に,木江にある松浦造船所を訪問しました。内航海運は国内物流の約4割(トンキロベース)を担っていますが,大崎上島町には内航海運の主体となる中型小型の貨物船を製造している造船業が多く,町の基幹産業の一つとなっています。小型船と言っても,組立てられている様子はビル建設現場のようで,造船技術には,鉄板加工から機械類の組立てまで様々な技術が盛り込まれています。

大崎上島町5大崎上島町6

 次に,大崎のふれあい工房をお訪ねしました。こちらでは,障がいのある方々がパンやジャム作りに取り組んでおられます。私も大崎上島町特産のブルーベリーを使ったジャム作りに挑戦させてもらいました。ジャムを焦がさずにゆっくりと鍋を回したり,こぼさないようにビンに詰めたりと集中してやらなければ失敗してしまうような作業です。大崎上島のブルーベリーは日本で最もアントシアニンの含有量が多いそうで,美味しさとともに眼にも嬉しいジャムです。

大崎上島町1大崎上島町2大崎上島町7

 午前中の最後は,よってみんさい屋をお訪ねしました。こちらは,空き家を利用して地域住民が集まり,交流を深めようという取組をされています。毎週2回,「話がごちそう」をモットーに,学びや交流の場を提供するなど,活発に活動されています。訪問した際も,よってみんさい屋の建物がはち切れんばかりに,たくさん方々に出迎えていただきました。

大崎上島町9大崎上島町10大崎上島町11

 午後から,東野保健福祉センターで,県政知事懇談を行いました。櫂伝馬の伝統を受け継ごうという取組や,よってみんさい屋のように始めは少数の方での取組が多くの人達の共感を生んで広い取組に発展したものなど,皆さん,強い気持ちをもって地域の伝統や文化,よいところを守ろうとされていることが伝わってきました。懇談からは,島という地理的な特性もあって,本来,人と人との繋がりが強いのですが,徐々にそれが弱まってきていることに危機感を覚えていらっしゃる,そのような印象を受けました。

大崎上島町12大崎上島町13

 懇談会の後,テレビ番組収録のため,国立広島商船高等専門学校練習船「広島丸」の船上で,コラムニストの神足裕司さんと対談を行いました。10月23日夕方に放送だそうです。

大崎上島町12大崎上島町13

 懇談会,番組撮影,無事に終えて,フェリー乗り場へ向かったら,なんと,ふれあい工房の皆さんがお見送りに来てくださっていました。岸壁から,私達の乗ったフェリーが見えなくなるまで手を振ってくださり,大感激でした。

大崎上島町15大崎上島町16

おすすめコンテンツ

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか?