平成２２年５月２１日（金曜日）　「瀬戸内　海の道構想」策定委員会の初会合がありました

　１３時，在大阪ベトナム社会主義共和国のレ・ドゥク・リュウ総領事の訪問がありました。広島ベトナム協会2010年度会員懇親会の出席のため，同協会の招きで来広されました。今日の午後，平和記念公園も視察されるそうですが，総領事には，ぜひ核兵器が人間の社会を，そして人間性そのものを，いかに徹底して破壊するのかという現実を見ていただき，核兵器廃絶に向けた広島県民の思いを感じ取っていただきたいと思います。

　１３時半から，広島県防災会議及び広島県水防協議会合同会議に出席しました。この会議には，国の機関，市町，警察，消防や自衛隊，さらには輸送・通信・放送といった民間団体など，広島県の防災行政に関係する機関の長らに一同にお集まりいただいており，私が議事進行役を務めさせていただきました。

　先般，チリや中国などでも大規模地震が発生し，国内でも地震が多発しています。また，広島県内でも昨年６月，７月の豪雨による住家の浸水被害など，毎年，大雨，台風による水害が発生してます。さらに，今年も「新型インフルエンザ」の再流行が危惧されるのに加え，宮崎県での口てい疫の感染拡大など，新たな危機事案も発生しています。

　これから，梅雨時期を迎えるに当たり，関係機関相互に緊密な連携を行い，防災対策に取り組むとともに，県民の皆さんの安全・安心確保に努めていきたいと思います。 

　１５時半から，第１回「瀬戸内　海の道構想」策定委員会を市内ホテルで開催しました。瀬戸内の地域資源は，２つの世界遺産，歴史・文化，伝統行事，さらにはカキや塩，お酒，海産物，かんきつ類をはじめとした農産物など，決して他の地域に引けをとらない宝ばかりだと思います。

　海の道構想はこうした地域資源を活かして瀬戸内海全体の魅力アップ等を図り，世界中の方々に何度も訪れていただくことをねらいとしています。そのためには，どのようなアプローチが必要か，具体的なプロジェクトのベースをいかに構築するかなど，策定委員会の委員の皆さんの幅広いご経験や専門的な見地から，意見やアドバイスをいただきたいと思います。