ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

ビッグ・フィールド大野隊【事業・学習プログラム事例】

分野:青少年育成
事業形式:プロジェクト
学習展開方法:参加型

事業の様子
事業の様子の写真1
つけもの研究クラブ
事業の様子の写真2
まきまきクラブ 
事業の様子の写真3
美化ぴかクラブ
特徴

●地域の方とのふれあいを大切にしたユニークなクラブ活動
 
どのクラブも,人と人とのふれあいを大切に活動している。また,まきまきクラブ,つけものクラブ,美化ぴかクラブなど,どのクラブもオリジナリティーあふれる活動を展開している。

●「子どもをお客様にしない」ことを大切に!
 ビッグ・フィールド大野隊では,子どもたちを見守っている大人たちは,体験活動全体を通じて,次の4つのことを大切にしている。
(1)大人たちは子どもたちを信じて見守ることの大切さ
(2)子どもたち自らが考え仲間と共に行動することの必要性
(3)異年齢の子どもたちが出会う大切さ
(4)様々な失敗体験の必要性

特徴

《誕生の背景 旧大野町社会教育委員の挑戦!》
平成9年
 大野町社会教育委員が,「生涯学習推進」と「子どもたちの健全育成」の2つをテーマとして自主勉強会を実施。
平成14年
 文部科学省「地域と学校が連携協力した奉仕活動・体験活動推進事業」受託
 大野町子ども体験活動・ボランティア活動支援センター開所
 (具体的な活動のメニューがあり,子どもたちを,家庭・学校・地域連携の中で育んでいくための拠点)
平成16年
 子どもたちの発案で,大野子どもクラブ「ビッグ・フィールド大野隊」誕生
 ※以後,様々な活動のクラブが発足。(平成20年度現在:クラブ数8)

《ビッグフィールド大野隊が目指す子ども》
 ○自ら考え,仲間と共に行動する
 
・失敗することも学びのうち,活動の過程(プロセス)を大切に,できることをできるところから行動する子どもを育成する。
 ・自分を大切に,そして,21世紀を共に生きる仲間も大切にできる子ども
 ・人と人とのかかわりの中で,支えられ,見守られている自分に気づく子ども

《主なクラブの紹介》

美化ぴかクラブ

 地域の道や公共の場所等に落ちているゴミを,自ら積極的に進んで片付けている。他にも町でゴミを拾っている人を見かけたら,その情報を元に“ニコニコマップ”を作成。祭りやマラソン等のイベント会場の清掃もしている。大野地域がきれいな地域になるようにがんばっている。

つけもの研究クラブ

 土にふれ,ものを育てる大切さ,完成したときの喜び,仲間と一緒に食べられるうれしさを,つけもの作りを通して,感じ合っていきたいと思っている。そして,様々な食材を使って,オリジナルなつけものを作っていきたい。また,作ったつけものは,イベントで販売している。

おもちゃのチャチャチャクラブ
―キャラバン隊―

 手作りおもちゃ,手作り紙芝居,手作りペープサートを準備して,保育園やなかよし会等を訪問し,楽しんでもらっている。

まきまきクラブ

 お米がとげて,ご飯が炊ける子,包丁を使って食事の支度が手伝える子どもを目指し,平成14年に誕生した。最初は,作品を作るときは,大人の見守り隊に支えていたが,平成15年からは,中学生が「見守り隊ジュニア」として誕生し,前日準備から,当日の小学生の頑張りを見守っている。学年をこえた子どもたち同士のつながりが深まった。また,大野地域の郷土料理やいろいろな料理にもチャレンジしてみたいと思っている。

子ども記者クラブみらい
2009編集局

毎年,約3か月をかけて行事カレンダー「みらい2009」(年ごとに加算。5月~翌4月の内容)を発行。各学校及び地域の行事(小中4校,11地域)を取材・編集し,印刷製本代は,子どもたちが寄付を募り発行している。地域に役立つ情報カレンダーとして好評。

※この他に,平成20年度にSports倶楽部,茶道部が発足した。また,平成19年度から,放課後子ども教室に出向き「遊ばせ隊」として,ゲームや様々な遊びを通して共に『耐力』づくりに挑戦中。

《クラブの運営》
・活動資金は,子どもたちが知恵と汗を出し合い,すべて捻出している。
・賛助会員を募集・・・ビッグ・フィールド大野隊に支援してくださる方に,1口100円(最高10口まで。10口の方には,手作りゴールドカードを進呈!)で,子どもたちが呼びかけ,賛助金を募集する。賛助会員になっていただいた方には,地域情報満載の行事カレンダー「みらい2009」を差し上げている。
・企画調整会議(ビッグ・フィールド大野隊の役員で構成)において,年間の行事計画や予算計画を立てている。
・イベント(「秋だ!はじゃけろ大野day!!」等)やボランティア活動には,クラブ員全員で参加している。

《クラブ登録人数》(平成20年度現在)
 小・中学生約50名。卒業生(高校生)は,見守り隊ジュニアとして活動を支援している。

成果等【成果及び今後に向けて】
・子どもたちが地域のすばらしい大人の姿に出会い,感動,感謝する中で大きく成長してきた。
・関わってきた大人も,子どもの活動する姿に感動し,多くのことを学ぶことができた。
・クラブ活動の拠点が,大野子ども体験活動・ボランティア活動支援センターとしているが,そのセンターが,クラブの子どもたちの安心して通える居場所になっている。
・ビッグフィールド大野隊の活動が,大野の地に根付き,さらに充実が図られていくことを願っている。
問い合わせ大野子ども体験活動・ボランティア活動支援センター,廿日市市教育委員会生涯学習課地域連携係 
廿日市市大野1328番地 大野市民センター内 Tel:0829-20-0001 Fax:0829-32-5163
Eメール:shogaigakushu@city.hatsukaichi.hiroshima.jp

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか?