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神石公民館「いきいきふれあい教室」 【事業・学習プログラム事例】

分野:地域の教育力向上
事業形式:学級・講座
学習展開方法:参加型

事業の様子
事業の様子の写真1
家庭の味!手もみのお茶作り

事業の様子の写真2

郷土の味!秋祭りの膳

事業の様子の写真3
手作りの味!豆腐作り
特徴○地域に残る行事食や伝統食の再現を通して,家庭教育や地域活動の充実を図っている。
○教室で作った料理を家庭の食卓にものせ,日々の生活の中で「親から子,子から孫へ」と伝えている。
○伝統食・郷土食を伝える本づくりを進めたり,地域で継承者・指導者となって講習会を開いたりするなど,教室での活動を地域に広めている。
概要

《経緯》 
 神石高原町では,食育の推進に取り組んでおり,神石公民館では,平成18年度から行事食・伝統食の継承を目的とした「いきいきふれあい教室」事業に取り組んでいる。

《目的》 
 行事食や伝統食など郷土料理を教室生の皆さんが食材や作り方を思い出しながら実際に作ることで,地域で取れる野菜や旬の野菜,山菜を使った行事食や食材の保存方法など,神石伝統の食の文化を「親から子,子から孫へ」と次の世代へ伝え残し,家庭や地域の食のあり方を見直す。

《内容》
「いきいきふれあい教室」 
 平成20年度 (全13回 教室生20名)
 ○昔から食べ継がれている季節の膳などの再現 春・・・「花見」 初夏・・・「茶つみ」 秋・・・「月見」「祭」
 食材や食器は,山菜や家庭にあるものを持ち寄り,昔ながらの作り方で,手作りの味を大切にします。

第1回「花見の料理」「春の山菜」
第2回「山菜の保存・チシャもみとはえの料理」
第3回「家庭で作る手もみのお茶」
第4回「梅漬け・梅と蜂蜜のエキス作り」
第5回「流しそうめん・梅漬けのしそのもみ方」
第6回「ズイキのだんご汁・ズイキのからし酢味噌」
第7回「押し寿司・巻き寿司・わにの刺身(まつりのごちそう)」
第8回「白菜の漬け物・千枚漬・福神漬・芋けんぴ・芋ようかん」
第9回「そばがらの灰汁の作り方・こんにゃくの料理」
第10回「餅つき・ぜんざい・豆腐作り」
第11回「味噌作り」
第12回伝統食・郷土食を伝える本の原案作り
第13回「ノカンゾウのぬた」1年間のまとめと次年度の計画

神石の味!こんにゃく作り
こんにゃく作りの写真

 ○「食」をテーマとした公民館講座の開催
 「こんにゃく作り講習会」 「味噌作り講習会」 「豆腐作り講習会」

 平成21年度 (全23回 教室生20名)
 ○伝統食・郷土食作り
 ○伝統食・郷土食を伝える本の原稿作成

成果等

【成果】 
 季節や行事などに合わせて「いきいきふれあい教室」で様々な郷土食や伝統食を作り,郷土のよさや伝統,手作りの大切さをあらためて見直すことができ,講習会を通してそのよさを地域に伝えることができている。
 家庭の食卓にのせることで,子どもや孫たちは食を通して四季の移り変わりや自然の大切さを感じることができた。また,その料理に関する由来や意味などを語り継ぐことで,家庭の中でも文化を継承する機会となっている。
 伝統食・郷土食を伝える本は,料理の作り方に加えて,受け継がれている風習や文化なども織り交ぜた構成に工夫し,教室生は,郷土のよさを次の世代に残したいという思いで編集に取り組み,意欲的な活動となっている。

【今後に向けて】
 伝統食・郷土食を伝える本の完成を目指し,編集作業を進め,広く継承していくための活動に活用する。
 講習会などを開き,多くの人が料理作りを体験できる機会を作っていく。

問合わせ神石高原町 神石公民館
〒729-3511 広島県神石郡神石高原町高光2117-10
電話: 0847-87-0181

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