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学校図書館の「読書の森づくり」講座 【事業・学習プログラム事例】

~地域コーディネーター及び学校支援ボランティア養成講座~

分野:地域の教育力向上
事業形式:学級・講座
学習展開方法:講義・演習型

事業の様子
事業の様子の写真1
第3回 理想の図書館を考える
事業の様子の写真2
第4回 学校図書館改造の実践
事業の様子の写真3
第5回 図書館整理のための技術を学ぶ
特徴

○学校図書館の充実と学校支援地域本部の活動を計画段階から関連付け,一体的に行うことで,学びを生かすことにつなげる講座となっている。
 学校支援地域本部事業の一環として,地域コーディネーター及び学校支援ボランティアの養成を大きな目的としている。受講者は竹原市内小中学校図書館の現状から理想の図書館を考え,モデル小学校で学校図書館の改造を実践し,図書整理の技術を学ぶ。講座終了後は学校支援地域本部で読書環境整備の支援活動を行う。

○講座の中に,学校・地域・行政が一緒になって理想の学校図書館を考えるワークショップを取り入れるなど,地域全体の教育力向上につながる取組を行っている。
 市内小中学校の学校図書館の現状と課題を理解し,理想の学校図書館像を共に考え,思いを共有することで,地域全体で子どもたちをはぐくむ意識を高める。

概要

  学校図書館を「読書の森」と位置づけ,行政・学校・地域がいっしょになって,小・中学校の児童・生徒に愛され利用される理想的な学校図書館づくりをする講座である。「読書の森」とは,種を蒔き,木を育て林になり,豊かな里山の森となるように,児童・生徒に読書の大切さを理解する種を蒔き,木から林そして最終的に森となる「学びの宝庫である学校図書館」を目指したものである。

《目的》
・学校の図書室を,児童・生徒にとって魅力的で豊かな読書環境と,学習センター機能をもった学校図書館にする。
・学校図書館を支援する地域コーディネーター及び学校支援ボランティアの養成をする。

《対象》
・図書や読書に興味のある方,読書ボランティア,学校の教職員,保護者

《内容》

期日

内容

第1回7月10日(金曜日)開校式及び講演会講師:宮西達也(絵本作家)
・「おまえうまそうだな」「にゃーご」など,子どもに大人気の絵本を描いた宮西さんによる読み語りや体験談。
第2回7月31日(金曜日)竹原市内小・中学校の学校図書館の現状と課題学校図書館とは
・学校図書館の紹介及び課題の分析と,学校図書館の働きについての講義。
第3回8月 7日(金曜日)理想の図書館を考える
・図書館改造の留意点についての講義と,モデル小学校図書室の改造を考えるワークショップ。
第4回8月21日(金曜日)学校図書館改造の実践
・モデル小学校図書室の掃除,書棚の配置替え,本の並び替え等,図書館改造の実践。
第5回8月28日(金曜日)図書館整理のための技術を学ぶ
・本の書棚への配置の仕方,図書の装備(ラベルはり付ける,蔵書印,コーティング等)についての実践。
・講座以外でも,教職員には図書館を利用した調べ学習についての研修を,モデル小学校の5年生児童には図書室での資料の探し方などの模擬授業を行い,より有効に図書館を使えるようにする。

成果等

【成果】 
・モデル小学校では,学校支援ボランティアの人数が多くなった。
・モデル小学校での児童の図書貸出が,以前と比べて飛躍的に増加した。
・モデル小学校以外の学校においても,「図書館をよくしていこう」という意識が高まってきた。

【今後に向けて】
・受講者が自分の地域に戻り,講座で修得したノウハウや技術を生かし,竹原市内全ての小・中学校図書館を「読書の森」へと整備していく。
・継続した取組みとなるよう,さらに学校支援ボランティアを増やし,ボランティアの輪を広げていく。
・整備で終わらせず,児童・生徒が授業などで利用できる図書館にするための支援を行っていく。

問合わせ 竹原市教育委員会生涯学習課
 〒725-8666広島県竹原市中央五丁目1番35号
 電話:(0846)22-7757
 Eメール:manabee@city.takehara.hiroshima.jp

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