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平成21年度 子育てワークショップ 【事業・学習プログラム事例】

チラシ(PDF 253KB)

分野:子育て支援
事業形式:学級・講座
学習展開方法:参画型

事業の様子
事業の様子の写真1
第2回「考えてみよう(計画を立てる)」の様子
事業の様子の写真2
第4回「仲良くなろう」の様子
事業の様子の写真3
第5回「交流会・輪づくりしよう」の様子
特徴●現在子育て中の親と妊娠期の方との交流を通して,妊娠期の方の今後の不安を軽減したり,両者にその後のつながりをもたせたりするなど,内容を工夫している。
●ワークショップ参加の子育て中の親が,「妊婦さんとの交流会」を中心となって計画,立案,実行したり,ワークショップの中で自分の経験を語ったり,アドバイスをしたりする等の活動を通して,自分に自信を持ってもらえるよう,内容を工夫している。
●「親の力」をまなびあう学習プログラムを,全5回のワークショップの中で,効果的に活用している。
概要

《テーマ》
私たちにできる事「輪づくりしてみませんか?」

《テーマにした理由》 
・支援センター利用者から「妊娠期に不安があった・・・」という声を聞き,妊婦の方と子育て中のお母さんにつながりを持つことができないかと考え,このテーマにした。

《対象》 
乳幼児の親,妊婦
<ワークショップの内容を計画する際に心がけた点>
○参加者が,何回か顔をあわさないと,なかなか知り合いになれないのではという事を考えて,回数については多すぎず少なすぎずの5回にした。
○「お母さんに力をつけてもらいたい」という思いで,交流会の開催をお母さん方が主導で行うように準備や会の開催までをしっかり考えてもらった。
○子育て中のお母さんには,妊娠期からの子育てを振り返り,話し合ってもらう時間を設け,これから自分達がサポートしていける事などを考えてもらった。
○参加者には,自分の思いをたくさん話してもらうことですっきりしてもらったり,人の経験も聞く事で自分と同じ思いをしていたんだと共感したり,新たに気づけたりという経験をしてもらいたいと考え,同じテーマでの話し合いを1回目,4回目に設けた。
○「輪づくり」という事を考えて,楽しい会になるように,たくさん話してもらう事,3つの約束(参加者全員が発言できるように,人の発言は否定しない,話し合いの場で聞いたことは置いて帰る)を大切にしてもらう事を,どの会でも参加者に伝えたり,3つの約束を書いた紙を毎回掲示しておいたりした。

《ワークショップの内容》

テーマ

内容

ワークショップの様子等

第1回
9月17日
(木曜日)

仲良くなろう,妊婦時代を思い出してみよう~オリエンテーション~
○ワークショップの意味や今年度のテーマの理由と目的を伝える。
○全5回の流れの説明
○ワークショップで守ってほしい3つの約束の説明
○みんなで仲良くなろう!(アイスブレイク)
○振り返ってみよう(妊婦時代を振り返る)
・ワークショップ参加の子育て中のお母さんには,妊娠期を振り返って紙に書き出すことで,自分の思いや頭や心の中を整理してもらった。共通した意見がたくさん出てきて,他の人と自分が同じ思いをしていたということを知ったり,また,他の人の思いを聞いたりすることで,そういう考えもあるんだと知ることになったのではないかと思う。
など

第2回
10月19日
(月曜日)

考えてみよう
(計画を立てる)
~交流会の計画を立て,準備をする~
○希望したグループ(チラシ作成班,交流会内容検討班)に分かれ,作業する。
(1)チラシ作成班
(話し合った内容)
・ポスター・チラシに書き込む内容
・設置したい場所 等
(2)交流会内容検討班
(話し合った内容)
・交流会全般の内容
・妊婦さんに「お土産」として渡したい資料 等
・全体で今日の作業についての交流
・交流会の内容について,実際にどんな事をしたらいいかということで活発に意見を交わしていた。いろいろな意見の中から,実際に行う構想が出てきた。 など

第3回
10月22日
(木曜日)

やってみよう
(最終打ち合わせ)
~交流会の計画を立て,準備をする~
○2グループに分かれて第2回の続きの作業
※妊婦さんへの募集のチラシ(Png)
・交流会に向けて自主的に準備を進めていた。
など

第4回
11月19日
(木曜日)

仲良くなろう
(妊婦さん参加)
~妊婦さんと子育て中のお母さんとが交流し,学習する~
・名札作り
・ワークの趣旨や意味,3つの約束,一日の流れの説明
・参加者の緊張を解きほぐそう!(アイスブレイク)
・「親の力」をまなびあう学習プログラムを活用しての学習
 教材6「オギャーからタッチまで~思い描こう,赤ちゃんのいる生活~」※P4一部変更(PDF 215KB)
・妊婦の方は子育て中のお母さんの話を聞くことによって,これから迎える子どもとの生活時間が,よりリアルにわかったようだった。
・現役のお母さんは,妊婦さんの今現在の気持ちに触れて,懐かしさを感じたり,暖かい気持ちにもなったようだ。
・どの妊婦さんも実際の赤ちゃんをじっくり見たり,抱っこしたりする機会が今までなかったようだったので,託児の赤ちゃんを見に行った際には,どの方もとても嬉しそうないい表情をされていた。
など

第5回
11月26日
(木曜日)

交流会・輪づくりしよう(妊婦さん参加)~ワークショップ参加の子育て中のお母さんが主体での交流会~
・初めの言葉
・レクリエーション(タイ・タコ,I am 異邦人)
・グループトーク&ティータイム
(10分たったら,グループのメンバーがシャッフル)
・終わりの会
・子ども達との触れ合いタイム
・ワークショップ参加の子育て中のお母さんは,会場設営,お菓子,お茶の準備など,気を配ってしっかり準備をしていた。
・妊婦さんからの感想
「こんな気さくな会だったら楽しい。」
「こういう会を続けてほしい。」
など

《ワークショップ参加の子育て中のお母さんからの感想》
・妊婦時代の事を思い出せる時間が持ててよかった。
・1つの事を皆で作り上げていくのがとても楽しかったです。
・顔見知りが増えて支援センターや町内であいさつをする相手がたくさんできました。
・とても感じがよくて良かった。とてもいい場だったと思いました。今回だけじゃなく,日ごろ,妊婦さんに対して一声二声かけられたらいいなと思いました。
など

《妊婦さんからの感想》
・どうしようかと悩んでいた事が,少しずつ解決できてとてもよかった。やはり同じ時期に妊娠している人たち,小さいお子さんがいるママたちは同じように悩んだり経験してきたりしているので,話がつきなかった。
・赤ちゃんが成長するにつれて悩みもいろいろ変わるので,時々また話が聞ける場所があると嬉しいです。
・現役ママになるまでの予習ができるので,このような交流会はとてもいいと思う。 など 

成果等

【成果】
・ 昨年度の参加者が,自主的に活動される事により,他の方も動きやすくなっていた。
・初めての参加者も回数を重ねるうちに,少しずつ打ち解けられるようになってきて,他の参加者とのコミュニケーションが少しずつ取れるようになってきた。
・参加者の中に,自分の思いや意見を伝える事,形にする事に,やりがいや楽しさを感じて頑張っている姿があった。
・参加者の中には,ふだんあまり意識しなかった妊婦さんに目を向け,これから意識してみようという思いにつながるきっかけになったのではないかと思う。
・参加者は,「意見を言うこと」「話をする事」について積極的に楽しんでいた。

【今後に向けて】
・ 当初5回でも長いと感じられるのではないかと思っていたが,参加者が,もう少し余裕をもって準備ができたり,交流を通してしっかり仲良くなって頂いたりするためにも,もう少し回数を増やしてもよかったかと思う。
・計画の段階で,参加者へのサポート体制を練っておくと良い。

問い合わせ海田町ひまわりプラザ
 〒736-0052 安芸郡海田町南つくも町11番16号 
 電話:082-824-1225 Fax:082-824-1246
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