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尾道市ブックスタート(ブックスタート・プラス)事業 【事業・学習プログラム事例】
分野:家庭教育(子育て支援)
事業形式:プロジェクト
学習展開方法:参加型
事業の様子 | ボランティアさんに,だっこされて, 絵本の読み語り。 | 子どもさんの表情が, お母さんによく見えます。 | 1才6か月児健診での ブックスタート・プラスの様子。 |
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特徴 | ○市社会福祉協議会を中心として,図書館,民生児童委員,保育・読み語りボランティアなど多くの関係者がブックスタート事業に連携し,「地域で子育てを応援する」体制がとられている。 ○従来の0歳児を対象とした「ブックスタート」事業を拡大し,広島県内で初めて1歳半健診時に絵本を贈る「ブックスタート・プラス」事業を行っている。 |
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概要 | 《経緯》 尾道市でのブックスタートの取組みは,市社会福祉協議会や読み語りボランティア団体である「おのみち学校で本を読む会ルピナス」の会の働きかけによる勉強会から広まり,平成14年2月「ブックスタート関係機関団体連絡会議」を結成,同年4月より事業を開始した。 以降,市町合併による市の広域化後も,各地域の会場を中心として事業を継続,平成20年度からは,従来の「ブックスタート」事業を拡大し,尾道市の委託により「ブックスタート・プラス」事業も実施している。 《担当部署》 尾道市社会福祉協議会 《内容》 <ブックスタート> 4か月児健診時(乳児健診)に,赤ちゃんに絵本をプレゼントする活動。 絵本を通じて親子の絆をつくるというメッセージを伝え,赤ちゃんの健やかな成長を応援している。 ボランティアが健診会場で絵本を読み語り,ブックスタートパック(赤ちゃんのための絵本と布製トートバックのセット)を手渡す。 市内の尾道,御調,因島,瀬戸田の4会場で実施,財源は,市民から寄せられた赤い羽根共同募金や寄付金等があてられている。 <ブックスタート・プラス> 1歳6か月児健診時に,子どもに絵本をプレゼントする活動。 親子のふれあいを深め,絵本に親しんでもらうことを目的として実施している。 ボランティアが健診会場で,「こんにちは」「でんしゃ」「しろくまちゃんのほっとけーき」「おおきなかぶ」の4冊の絵本を読み語り,その中から気にいった1冊を選んでもらいプレゼントする。 市内の尾道,御調,因島,瀬戸田の4会場で,尾道市の委託により実施している。 《連携体制》 多くの関係機関やボランティア等が連携して事業に取り組んでいる。それぞれの専門性を活かした役割分担は,おおむね次のとおりとなっている。 ○社会福祉協議会 ・ブックスタートパックの準備。 ・健診の案内の際に同封するブックスタートの案内資料作成。 ・参加者名簿の作成,アンケート集計。 ○市健康推進課,保健福祉センター ・健診案内時にブックスタートの資料を送付。 ○民生児童委員 ・子育て支援に関する情報提供や相談の受付。 ○図書館 ・絵本ガイドの作成。 ・図書館の情報資料と利用カード申し込み票作成。 ・ブックスタート時に図書館の利用説明。 ・図書館での赤ちゃんを対象としたおはなし会の実施。 ○読み語りボランティア ・ブックスタートの説明と絵本の読み語り。 ○保育ボランティア ・ブックスタート時の赤ちゃんのケア。 《運営上の工夫》 ○保育ボランティアに赤ちゃんを抱いてもらい,お母さんに赤ちゃんの表情をしっかり見てもらえるよう工夫をしている。 《参加者の声》 ○「4か月の子どもに本を読んであげて,子どもが喜んでいる姿を見てびっくりしました。」 ○「子どもとゆっくりする時間が増えそう。」 ○「親子のふれあいの大切さを感じました。」 ○「さっそく,家でも本を読んであげたいと思います。」 《その他》 市社会福祉協議会では,当該事業のほかに,「子育てサロン」「三世代交流」事業等を実施して,地域で子育てを応援する取組みを行っている。 また,読み語りボランティアの協力を得て,「読み語りボランティア養成講座」を開催,人材の育成等も行っている。 《参考HP》 ・尾道市社会福祉協議会ホームページ |
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成果等 | 【成果】 ○親子のふれあいの大切さを感じてもらえる。 ○ブックスタート・プラスでブックスタートの成果が確認できる。 ○図書館の利用が増えてきている。 【今後に向けて】 ○絵本の読み語りを通して親子のふれあいをより深めていく。 |
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問い合わせ | 尾道市社会福祉協議会 〒722-0017 広島県尾道市門田町22-5 電話 0848-22-8385Fax 0848-20-0120 |
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