【解説】
茶室の東南方に東向きに建ち,南北に塀を延ばす。間口1.5m,切妻造,桟瓦葺の1間腕木門で,前後に控柱を建てる。現在では茶室に入るための中門になっているが,江戸時代には福山藩主を迎える「御成門」であったと伝えられる。妻飾りや菱欄間の意匠,板扉の金具等に「御成門」としての格式を感じさせる。
『操出記録(とりだしきろく)』によれば,文化元年(1804)に福山藩主が信岡家に立ち寄っており,その「御成」のための座敷が現在の茶室の場所にあった。同記録には,この座敷が天保4年(1833)に建て替えられたことがうかがえる記述があり,中門もこの時に再建されたものとみられる。
名称 | 信岡家住宅中門及び塀 | |
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よみがな | のぶおかけじゅうたくなかもんおよびへい | |
指定 | 国登録 | |
種別 | ||
種類 | 建造物 | |
所在地 | 福山市新市町 | |
員数 | 1棟 | |
指定年月日 | 【登録年月日】平成20年4月18日 | |
構造形式 | 中門:木造,桟瓦葺 塀:木造,桟瓦葺 |
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法量 | 中門:間口1.5m 塀:延長10m |
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公開状況 | 外観公開(ただし敷地内立入禁止) | |
交通案内 | ○JR福塩線「戸手駅」から北西に約450m | |
関連施設 | 名称 | |
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