【解説】
祭礼行事の中心となるのがみこしで,輿守(こしもり,二十歳になった青年が選ばれる)にひかれて町内を練り歩く際,新町,浜町,内堀,栄町など特定の場所で,みこしの「祇園まわし」が行われる。「祇園まわし」は,輿守たちが宰領の采配によって舁(か)く位置を目まぐるしく変え,みこしを上下左右に動かすもので,みこしは横になったり縦に立ち上がったりする。これは御祭神に退治された八岐大蛇を模したものという。「祇園まわし」は,広い道路はそれほどでもないが,狭い小路では屋根すれすれにまわされるが,そのまわし方は珍しくまた巧妙で,勇壮な夏祭にふさわしい。
神社の祭礼にみこしが出る所は県内に多数あるが,忠海町の祇園社のみこしのように勇壮な動きをするものは珍しい。何よりも町内全体が祭礼に参加し,その祭礼行事の主なものが古い記録のとおりに行われている点は,評価されてよい。
名称 | 忠海の祇園祭みこし行事 | |
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よみがな | ただのうみのぎおんまつりみこしぎょうじ | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 無形民俗文化財 | |
種類 | ||
所在地 | 竹原市忠海町開発八幡神社 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和59年11月19日 | |
構造形式 | ||
法量 | ||
公開状況 | 7月中旬の日曜日(見頃は午後3時頃) | |
交通案内 | ○JR「忠海駅」から北へ約400m | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |