【解説】
芦田川中流域の古墳のなかでは,谷奥の傾斜地に立地する。江木神社の南西端に,直径14m,高さ3mの円墳であるが,墳丘の形態・規模とも原形をとどめていない。内部主体は横口式石槨の前に羨道をとりつけた終末期のもので,石槨(せっかく)の長さ約2.8m,幅約1.1m,高さ0.95mで5枚の花岡岩の切石で組合せ,羨道(せんどう)部は長さ約3.8m,幅1.7m,高さ1.25mで,両側壁1枚,天井石2枚からなる。石と石の間隙には漆喰をつめた痕跡がある。7世紀代の古墳と考えられる。横口式石槨を内部主体とする古墳は,飛鳥地方を中心に分布しており,これからみると畿内地方との密接な関連を想定させる。
名称 | 猪ノ子古墳 | |
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よみがな | いのここふん | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 福山市加茂町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和25年9月16日 | |
構造形式 | 円墳 | |
法量 | 直径14m,高さ3m 羨道/長さ約3.8m,幅1.7m,高さ1.25m 石郭/約2.8m,幅約1.1m,高さ0.95m |
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公開状況 | 常時公開(墳丘・石室とも整備されている) | |
交通案内 | ○JR「福山駅」から「加茂行」又は「東城方面行」バスで「中野」下車,西へ約200m | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
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入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
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