【解説】
松永湾西部の標高約3mの微高地に位置し,かっては直接海浜に接していた縄文時代(約12,000~2,300年前)の貝塚である。古くから多数の人骨を出土して著名であるが,その所属時期はたしかでない。縄文時代の遺物としては,前期,中期,後期の土器があり,前期土器は貝層下の有機砂層に包含される。土器のほか多量の石鏃(せきぞく),石匙(せきひ),石錐(せきすい)やハイガイ・アガキ・アサリなどの貝類,獣骨などが出土し,狩猟・漁撈の生活を物語っている。なお昭和39年(1964)の調査では,遺跡の東半部に幅2.6m,深さ0.85mの溝状遺構が南北にわたって検出され,多量の古式土師器や製塩土器が出土した。現在,貝塚の一部は史跡公園として活用されている。
名称 | 太田貝塚 | |
---|---|---|
よみがな | おおたかいづか | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 尾道市高須町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和24年8月12日 昭和48年12月18日(一部解除) |
|
構造形式 | 縄文時代前期~後期(約6000~3000年前) | |
法量 | ||
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「大田橋」下車,西へ約300m | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |