【解説】
現在の府中市街地の北辺,芦田川が備後平野に出る左岸西端の山麓に位置する。従来は奈良時代前期(8世紀前半)の藤原宮式の軒丸瓦,忍冬唐草文軒平瓦(にんとうからくさもんのきひらがわら)ならびにヘラ描き人面瓦などを出土する寺跡として知られていた。昭和42年(1967)の調査によって,北に講堂跡の一部とその南東に一辺14.5mの塔跡基壇が検出され,金堂はその西に存在することが推測される。出土の瓦類には,あらたに川原寺(かわはらでら)創建時に共通する複弁蓮華文軒丸瓦などが出土し,大和地方との密接な関連が推測される。なお,藤原宮式の軒丸瓦は,このほか栗柄廃寺,小山池廃寺,宮の前廃寺など備南に広く分布する。心礎と考えられる石が,金龍寺境内に置かれている。
名称 | 伝吉田寺跡 | |
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よみがな | でんよしだでらあと | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 府中市元町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和18年3月26日 | |
構造形式 | 奈良時代前期に創建された寺跡 | |
法量 | ||
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○JR「府中駅」から北西へ約700m ○「福山府中線」バスで「永井町」下車,北へ約600m |
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関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |