【解説】
肥前有田や加賀古九谷とともに,色絵磁器を生産した近世前期(17世紀)の窯で,姫谷(標高約430m)の西面した丘陵端に位置し,背後の斜面を削平して窯場を造成している。
昭和52・53年(1977・1978)の発掘調査で,指定地のほぼ中央に,2基の階段式連房登窯が上下に重なって検出された。上層の窯(第2号窯)は,全長16m,房の幅3.1m,焚口(たきぐち)から胴木間(どうこま)をへて6室(一時は7室)があり,房の奥行2.5m,前面に幅60cmの火床を設けている。
下層(第1号窯)は,焚口がやや北にずれるが,上端はほぼ重なり,規模・構造とも第2号窯に共通する。出土陶磁類には,伝世品の種類と合致する白磁色絵のほか,染付,青磁,黒褐釉(こっかつゆう)などを含む。
名称 | 姫谷焼窯跡 | |
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よみがな | ひめたにやきかまあと | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 福山市加茂町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和12年5月28日 昭和53年10月4日(追加指定) |
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構造形式 | ||
法量 | ||
公開状況 | 常時公開(整備されている) | |
交通案内 | ○JR「福山駅」から「東城方面行」バスで「姫谷」下車,北西約100m(国道182号線の東側谷中に所在) | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |