【解説】
沼田川(ぬたがわ)下流右岸の標高67mの山頂に位置し,かっては湾奥の海に面した環境にあったと推定される。直径約45m,高さ7mの円墳で,北側に低い造出が存在すると言われるが明瞭でない。墳頂部と墳丘部に円筒埴輪がめぐらされ,斜面に葺石(ふきいし)が存在する。内部主体は未発掘のため不明であるが,墳丘裾付近で鉄手鎌,須恵器片などが採集されている。沼田川下流域の最大規模の円墳であり,5世紀中頃の古墳と推定される。
なお,古墳の南側約170mの同一丘陵には,家形埴輪などが出土した鳩岡古墳(径36.5m,高さ5.5mの円墳)や,古墳の北にのびる丘陵下手には横穴式石室があり,製塩土器などが採集されている。
名称 | 兜山古墳 | |
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よみがな | かぶとやまこふん | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 三原市沼田東町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和12年5月28日 | |
構造形式 | 円墳 | |
法量 | 直径45m,高さ7m | |
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○JR「本郷駅」から南へ約2km | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
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