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広島県の文化財 - 迫山第一号古墳出土品

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【解説】
迫山第1号古墳は,神辺平野を望む丘陵南斜面に位置し,11基で構成される迫山古墳群中,最大規模の盟主的な古墳である。古墳は,径21.5mの円墳で,横穴式石室である。この石室から武器類,馬具類,装身具類,土器類の計274点の多量の遺物が出土した。これらの中で,県内では3例目の単鳳環頭大刀(たんほうかんとうたち)は,柄と鞘に金銅製の金具,柄頭に金銅製の環頭が装着され,環頭の中央には鳳凰,環体には龍を表現している。その他,銀象眼鍔付大刀(ぎんぞうがんつばつきたち)など,美術工芸品として,また,同一石室からの一括出土品として当時の生活,技術などを知る上で価値が高い。また,環頭大刀は,大和政権から地方豪族を掌握する過程で,政治的・軍事的シンボルとして分与されたものと考えられており,大和政権と備後南部における古墳時代後半期(6世紀~7世紀)の政治的動向を示す貴重な資料である。

名称 迫山第一号古墳出土品
よみがな さこやまだいいちごうこふんしゅつどひん
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 考古資料
所在地 福山市神辺町
員数 274点
指定年月日 昭和62年3月30日
構造形式  
法量  
公開状況 公開時期:出土遺物は福山市神辺歴史民俗資料館で常設展示
公開時間:9時30分~16時30分
休館日:月曜日,年末・年始
入館料:無料
交通案内 ○JR「神辺駅」から東へ約1.8km
○井笠バス「福山・井原線」で「神辺高校前」下車,南へ約900m
関連施設 名称  
開館時間  
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入館料  
所在地  
電話番号  
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