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広島県の文化財 - 伝潮崎山古墳出土三角縁五神四獣鏡及び短冊型鉄斧

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【解説】
潮崎山古墳は芦田川の右岸,新市の平地が見渡される丘陵上にあり,現在は個人の墓所となっている。古墳は,前方後円墳の可能性もあるが,全体的に削平が著しく,墳形は不明瞭である。この古墳から出土したと伝えられる鏡は三角縁五神四獣鏡で,背面中央に円座紐(えんざちゅう)をめぐって,内区に神獣の像を陽刻する。銘帯には六個の方格内に「天・王・日・月・天・王」の文字を右まわり外向に配し,獣文帯によりつないでいる。内区と銘帯との間は段がつき鋸歯文(きょしもん)をめぐらせている。
外区との境にも段がつき,鋸歯文がめぐらされている。更に内側から鋸歯文,波文(はもん),鋸歯文の順に文様帯がめぐり,外縁が三角縁となっている。
鋳出はきわめて良好で銹(さび)や損傷もほとんど見られない,きわめて完好な状態である。また,鉄斧は短冊形である。これら出土品の時期は古墳時代前期(4世紀)であり,大和政権から配布された鏡と考えられている。

名称 伝潮崎山古墳出土三角縁五神四獣鏡及び短冊型鉄斧
よみがな でんしおざきやまこふんしゅつどさんかくぶちごしんしじゅうきょうおよびたんざくがたてっぷ
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 考古資料
所在地 福山市新市町
員数 1面,1箇
指定年月日 昭和56年11月6日
昭和57年2月23日(追加指定,名称変更)
構造形式 三角縁五神四獣鏡/白銅製
短冊形鉄斧
法量 三角縁五神四獣鏡/直径22.0cm,厚さ0.2~0.3cm
短冊型鉄斧/長さ24.8cm,幅頭部5.5cm,幅中央部6.0cm,幅刃部7.0~7.5cm,厚さ1~4cm
公開状況 レプリカを広島県立歴史民俗資料館・広島県立歴史博物館に展示中
交通案内 広島県立歴史民俗資料館
○JR「三次駅」から「廻神経由有原行」バスで「風土記の丘入口」下車
○JR「三次駅」から車で15分
○JR「塩町駅」から車で10分
○中国自動車道「三次I.C」から車で10分
広島県立歴史博物館
○JR「福山駅」から西へ約400m
関連施設 名称 広島県立歴史民俗資料館広島県立歴史博物館
開館時間 広島県立歴史民俗資料館
 9時~17時(入館は16時30分まで)
広島県立歴史博物館
 9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日 広島県立歴史民俗資料館
 月曜日(休日の場合は開館),12月28日~1月4日
広島県立歴史博物館
 月曜日(休日の場合は開館),12月28日~1月4日
入館料 広島県立歴史民俗資料館
 一般200円(160円),大学生150円(120円)
 ※( )は20人以上の団体,企画展は別料金
広島県立歴史博物館
 一般290円(220円),大学生210円(160円)
 ※( )は20人以上の団体,企画展・特別展は別料金
所在地 広島県立歴史民俗資料館
 三次市小田幸町 みよし風土記の丘内
広島県立歴史博物館
 福山市西町二丁目
電話番号 広島県立歴史民俗資料館(0824‐66‐2881)
広島県立歴史博物館(084‐931-2513)
交通案内 広島県立歴史民俗資料館
○JR「三次駅」から「廻神経由有原行」バスで「風土記の丘入口」下車
○JR「三次駅」から車で15分
○JR「塩町駅」から車で10分
○中国自動車道「三次I.C」から車で10分
広島県立歴史博物館
○JR「福山駅」から西へ約400m

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